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「Cities: Skylines II」開発日記(舞台裏)#5――市民キャラクター

Cities: Skylines II

2023年10月21日、「Cities: Skylines II」開発日記(舞台裏)#5が公開されました。本記事ではその内容を紹介します。今回は市民キャラクターについて。本体リリース前の開発日記です。

前回:開発日記(舞台裏)#4――企業と看板


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開発日記(舞台裏)

開発日記(舞台裏)#5は、市民キャラクターについて。

  • 当初からの私たちの明確な目標は、あらゆる面で「Cities: Skylines」をから明確かつ確実にアップグレードすることだった。新たなフォトモードのカメラはかなり近くまで寄れるため、市民もそれに見合ったディテールのレベルにする必要があった。さらに、より包摂的でリアルなゲームの世界を作るため、市民のバリエーションをもっとたくさん増やしたかった。今作のキャラクターがさまざまな民族・人種や体型など、幅広い範囲の人間を表現するのは、私たちにとって不可欠だった。
  • この多様性を実現するため、あらゆる年齢層にわたってキャラクターモデルを作成するための柔軟で効率的なシステムが必要だった。そうした要素を組み合わせるツールが必要で、さらに髪型・服装・アクセサリーの種類も増やす必要があった。体型に関係なくどんなキャラクターモデルでもアニメーションが動作することも大きな要件だった。

Popul8

  • 私たちはDidimo(注:人間の3Dモデルを作る企業のようです)と提携し、私たちのニーズに応えるキャラクターデザインソフトウェアPopul8を開発し、さまざまなキャラクターを素早く容易に作成できる。私たちにはキャラクターに関して独自のアートスタイルがあり、Didimoはそのスタイルを表現するベースメッシュを作成した。この外部ツールを使って季節・年齢層・職業ごとに市民のグループを簡単に作成でき、それをゲームにインポートできた。最終版のキャラクターをゲームに取り込むのは非常に楽しいことで、街を歩いたり、公園でヨガをしたり、特徴的な建物の前で自撮りする無数の人々で、ゲームが突如として活気づいた。

キャラクターグループ

Popul8での冬の大人。髪型や服装のカラーバリエーションはゲーム内で設定するため、表示されない。

  • このゲームには子供・若者・大人・高齢者が登場するが、すべてを別に制作し、すべての年齢層で同じような外見を保てるようにする必要がある。髪型が変わったり、太ったりやせたりするキャラクターもいるが、基本的には生涯を通じて見分けがつく。新たなキャラクターを作る場合、似た設定のキャラクターを100人ずつグループで制作する。

どのように作っているか

  • 年齢・背の高さ・体の太さの変数を制御するスライダーがあり、キャラクターが適切に見えるようにする民族/人種のスライダーもいくつかある。次に履物・上着・ズボン・帽子・アクセサリーのセットを作り、そこからランダムに選択してPopul8でキャラクターを作る。髪型や刺青も数種類用意し、バラエティを増やしている。
  • キャラクターを生成したら、組み合わせがおかしくならないようにチェックする。多少は変でも構わないが、リアリティからかけ離れているものも時にはある。そのグループに満足したら、Popul8からエクスポートしてゲームにインポートする。

ゲーム内設定

  • 元のテクスチャーアセットは通常ニュートラルグレーであり、ゲーム内でアーティストがそのキャラクターにカラーパレットを選択する。派手さと地味さの間の適切なバランスを取り、現実で見かけるバリエーションを表現するために一般的な色と珍しい色の選択の両方がある。派手な色が好きな人もいれば、落ち着いた色合いが好きな人もいるが、私たちのキャラクターモデルはそれを表現しているはずだ。

難題

  • キャラクターモデルの難題には、アートスタイル、ブレンドシェイプ、服を重ね着したときの動作、アニメーションの圧縮方法などのように技術的で予想できたものもあったが、オートバイにさまざまなサイズのキャラクターをどのように組み合わせるか、子供用のアニメーションをリターゲットしてすべて正しく見えるようにするにはどうするかというような、より扱いにくい問題もあった。リアルに見えるが面白くて奇抜すぎない服の組み合わせを選ぶのもそうだ。
  • 将来的には、キャラクターのブレンドシェイプや服装など、キャラクターモデルのすべての要素でバリエーションを増やし、街により広い範囲の市民がいるようにしたいと思っている。これには身体障害者向けのアニメーションやアクセサリーなども含まれる。

次回はチュートリアルとアドバイザーについて。予告されている開発日記(舞台裏)は、次回#6で最後です。

次回:開発日記(舞台裏)#6――チュートリアルとアドバイザー

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コメント

  1. だいたいの市民は前作より良い感じになっているけれど、先行プレイで上下が両方金ピカな人はなんか浮いてる気がする。
    一人や二人はそういう人もいるかもしれないけれど、何人も同時に画面に映るとなんか目立つのがなぁ。

    バリエーション増やしたいからエディタが早く来てほしい。

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