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「Victoria 3」開発日記#81――1.3の新たな法律

Vic3 開発日記

「Victoria 3」開発日記#81が公開されていましたので、その内容をご紹介。今回は1.3の新たな法律について。1.3リリース前の開発日記です。

前回:開発日記#80――1.3の法律と革命


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開発日記

開発日記#81は、1.3の新たな法律について。

  • 1.3の新たな法律はこの時代のもっとも論争的で重要な問題を表現し、より「近代的」な国家形態を可能にするものだ。

土地改革(Land Reform)

  • 農村経済に関する製法は経済システム法からこの土地改革法カテゴリーに移った。新たな土地改革法は労働者の権利とは切り離され、例えば近代的な商業化された農業法がある自由放任の共和国だが労働者の権利はまったくないとか、農奴制を持つ父権的君主制だが労働者の保護を重視するというようなことが可能になる。

農奴制のロシアの小麦農場と自作農法があるアメリカの小麦農場。アメリカの開始時の自作農法は北部の農民に力を与える一方、南部の農園は地主に支配されたままだ。

  • 新たな土地改革法はさまざまな土地所有形態を表現し、国内の集団の政治力に影響を与える。農奴制と小作農制(Tenant Farmers)は土地を所有する伝統的な上流階級に大きな利益をもたらすが、自作農法(Homesteading law)は農民の政治力に基礎的な恩恵を与え、製法「自作農」をアンロックする。この製法は農場において貴族を減らし、農民職を増やす。

  • 商業化農業(Commercialised Agriculture)は土地を私有財産として扱い、農業を他の事業と同様に扱うことで製法「公開取引(Publicly Traded)」をアンロックする。集団化農業(Collectivised Agriculture)は土地を農業共同体が作業する区画に組織化し、この共同体は労働者自身か国家が所有でき、製法「労働者協同組合」「国営」の2つをアンロックする。

  • 土地改革は民衆の間で大きな議論を呼び起こし、激しい抵抗もあるが、土地改革で新たな機会を得る階級はそれを実現するプレイヤーの努力に恩恵をもたらす。

国家無神論(State Atheism)

  • 1.3ではメキシコ、スペイン共和国、20世紀初頭の社会主義国家の反宗教政策を表現する新たな国家無神論法があり、無神論が新たな「宗教」となる。

メキシコの政策は国家無神論だが、国民の大多数は依然としてカトリックだ。公の場から宗教を根絶するにはまだ長くかかる。

  • 国家無神論は敬虔な信徒(Devout)の力を削ぐ究極の手段であり、すべての宗教を差別的に扱う。国家無神論を導入した国家は無神論(Atheist)が国教となり、制定時に国内の一部のPopが無神論者となる。国家無神論は差別されるPopを大量に生み出し、国家全体で社会不安になりやすくなるため、生活水準を高く保つと同時に国家の価値観を強調して宗教の残党を鎮めることが重要になる。

  • 国家無神論は一般にニヒリスト・共産主義者その他類似のイデオロギーに支持される。制定する過程では世俗社会と宗教社会の対立が起こるが、新たな社会実験の機会もある。

技術官僚制(Technocracy)と一党独裁(Single-Party States)

  • こうした権力の配分に関する法律は「Victoria 3」の時代の末期に実施されたり理論化されたもので、いずれも大きな権力をもたらし、一党独裁は権力に関してゲーム中最高の固定ボーナスをもたらす。

大政翼賛会が統治する大日本帝国。

  • 一党独裁制はゲーム終盤に独裁制と寡頭制を置き換えることを意図しており、大衆政治と政党国家の時代に適合するよう設計している。一党独裁制になると統治者の利益集団の政党が唯一の政党になるか、統治者の利益集団を含む新たな政党が結成される。選挙は通常どおり4年ごとに行われ、単一の合法的な政党が常に100%の票を獲得する。

一党独裁の考え方が既に人気を集めているときの制定イベントと、国民が乗り気でないときの制定イベント。

  • 君主制の一党独裁国家では国家元首は通常どおり世襲されるが、そうでない場合は国家元首が死亡したり退任するたびに党内の利益集団から選ばれる。一党独裁では党外の利益集団を政府に入れることができるが、正当性が大きく低下する。一党独裁制を制定すると党に入れなかった利益集団は激怒する。

  • 技術官僚制は知識人や実業家に支持される傾向があり、学者や将校のような教育を受けた階級の政治力に恩恵がある。技術官僚制では政党がなくなり、選挙も行われず、独裁制・無政府主義・寡頭制と同様の形式で統治する。

  • 技術官僚制はゲーム内のあらゆる統治原理と組み合わせることができるが、組み合わせによっては不安定になることがある。

  • 技術官僚制は選挙を気にすることなく実業家や知識人の支配を神聖化したいプレイヤーに非常に役立つものになるだろう。

工業の禁止(Industry Banned)

  • 工業の禁止は国内の製鉄所・自動車産業・化学プラントなどの重工業をすべて破壊し、残りの産業でもあらゆる自動化を禁止し、小規模で労働集約的な経済が義務付けられる。技術の普及や研究速度も大幅に低下し、文明に汚されていない牧歌的な国家を維持できる。

  • この法律の制定は当然ながら激しい論争になる。経済システムに関して意見を持つどの利益集団も、通常なら生産手段を完全に廃止することに低い評価しかしない。しかしこの法律の推進派生まれることもあり、十分に残酷で疎外的なシステムの下では合理的な人々も工業そのものに終止符を打つことが現状より望ましいと考えるかもしれない。
  • 工業の禁止は農民に大きな力を与え、重工業の機能を停止させることで実業家の影響力を低下させ、地主を強化する。自作農法と組み合わせると農民は影響力に75%のボーナスを獲得でき、小さな農地の所有者が権力を握る牧歌的な国土を作ることができる。
  • このように、私たちは1.3で国内政治やイデオロギーのバリエーションをより面白いものにし、味わい深いものにする努力をしてきたし、同時にゲーム終盤の状況をより変わったものにし、時代を象徴する重要な政治問題に関係する追加の法律も作成した。

君主制に対する革命政府の例。ほとんどが君主制と共和制について相反する人々で構成されている。

  • また、革命は常にもっとも強力な利益集団のもっとも望む統治原則を採用するようになった。君主を戴く急進的・共産主義的革命はもう起こらない。

次回:開発日記#82――Voice of the People

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コメント

  1. 工業の禁止が出来るのか…
    なんかすごいな

  2. 今までで一番に興奮する開発日記だ
    ロールプレイが一気に捗りそうで楽しみ

  3. 文化大革命っぽいものに、無神論とはね、国家神道は国家宗教だけどどうなんだろ
    つーかこれ 農奴制(貴族+50%)に貴族+宗教とかきちいぞ、全く身動きができないやん

  4. ポルポトプレイ…

  5. 一党独裁は求めてたので嬉しい。
    このゲーム、「進歩」の方向が実質1つ(あるいはせいぜい自由主義と共産主義で2つ)しかなかったのが残念だった。
    もっと国ごとの多様性がほしい。

    • 原作では主要な近代化のコースは資本主義か共産主義の二つだったからなあ。アルゼンチンは農業主義で実装されてるし。

  6. 何気に農奴制のインフラデバフ消えてる?

  7. EU4みたいなミッションは作らない、と以前の開発日記で読んだけど、今は国ごとの個性の埋没が起きてて、どうするんだろうね。
    ディシジョンの追加は実質ミッションみたいなもんだし、固有政体や固有法律の追加なのかね

  8. ラッダイト運動の成功とかもできるのかもしれん・・・
    あるいは農業超大国とか、なかなか攻めた国家運営が楽しめそう

  9. 技術官僚制ってあれか加速主義出来るって事?

    • 加速せよ加速せよ加速せよ…

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