「Crusader Kings III」開発日記#124が公開されていましたので、その内容をご紹介。今回は結婚式その他の活動について。1.8リリース後の開発日記です。
開発日記
開発日記#124は、結婚式その他の活動について。
結婚式
Grand Wedding
- これまでCK3では結婚式は簡単なやりとりだったが、中世の貴族の結婚式でより深い没入感を婚約時に体験できるように、プレイヤーに選択権を与えることにした。Grand Weddingは「Tours and Tournaments」でアンロックされる活動のひとつで、婚約時にGrand Weddingを行うことを約束したカップルについてのみ開催できる。婚約は大人も行えるようになった。
- 結婚を申し込む際にGrand Weddingを行うチェックボックスが表示される。自分と親戚の結婚で、夫婦の支配的な側(子供が属する家系)になる場合に可能になる(上の画像の画像の費用は無視してほしい。そんなに安くない)。
- Grand Weddingを申し出ると婚姻の受容度が直ちに上昇し、より高い地位の相手と結婚できるかもしれないが、Grand Weddingは一族全体の名誉がかかった合意であり、これが遵守されるかどうかで婚約(とそれに付随する同盟)の正当性が決まる。相手方はGrand Weddingが決まってから3年間待ってくれるが、婚約を破棄したりGrand Weddingを行えないと婚約は無効になり、プレイヤーの評判は低下し、相手方を大いにいらだたせることになる。
- Grand Weddingを約束すると活動画面から利用可能になり、さらに画面上部の通知からも簡単にアクセスできる。
- 活動の設定は他の活動と同じで、インターフェースからGrand Weddingを行う場所を選び、必要なら旅の準備をし、意図を選び、招待客を招待し(配偶者の家族などはあらかじめ選択されている)、オプションを変更する。他の活動でもある意図とは別に、専用の意図「外交」「見合い」もある。「見合い」は未婚の親族にふさわしい配偶者を探し、「外交」は招待客を選んで自分に対する評価を高めたり、フックを得たり、通常の要件なしに同盟を結んだり、征服の口実を得るような機会を得ることもある。
- オプションはGrand Weddingの費用を大きく上下させ、Grand Weddingから得られるものに影響する。例えば娯楽は威信をもたらし、食事は招待客にいい印象を与え、会場はRenownを高める。金をかけるほど多くのボーナスが得られるが、すべての封臣が同じものに感銘を受けるわけではない。
- 活動が始まるとプレイヤーと招待客は活動場所に向かって移動する。活動画面ではプレイヤーキャラクターとその配偶者がどこにいるか確認できる。
- 会場に到着すると前祝いの様子を見ることができる。
- Grand Weddingには3つのフェーズがあり、最初のCeremonyフェーズでは夫婦が儀式で忙しくしている一方、招待客は歓談し、息抜きをし、時には暴力沙汰があったりする。
- 2つ目のBanquetフェーズは結婚披露宴で、何日も続くこともある。BanquetはFeastsと近いもので、大量の飲食物が出され、また政治・誘惑・殺人の目的を達成する理想的な場でもある。活動計画時に決めた娯楽が行われる場でもある。
- 最後のフェーズはWedding Nightで、ご想像のとおり夫婦と招待客で行うことはまったく異なる。招待客にとっては宴会の延長のようなものだ。
- 夫婦は結婚を完成させなければならず、舞台は寝室に移る。
- すべてが完了するとGrand Weddingは終わり、主催者は招待客に別れを告げ、新婚夫婦は新居に戻る。主催者が選択したオプションに基づいて、全員がなにか(威信・評価・renown・補正など)を得る。
Bloody Wedding
- 主催者はBloody Weddingを計画できる。私たちは敵の家系をひとつの重要なイベントで終わらせるというパワーファンタジーをプレイヤーに提供したいと考えた。Bloody Weddingはパーク「Accomplished Forger」でアンロックされる。これをここに配置したのは2つの理由がある。第一に、Murder Feasts(後述)に陰謀パークを既に使っているため、第二に、外交ツリーが多くのプレイヤーから低く評価されていたので、特別なものを与えたいと考えたためだ。
- Bloody Weddingで主君とその家族を標的とする場合はプレイヤーの威信レベルが3低下し、Head of Faithを標的とする場合はPietyレベルが低下する。Just・Compassionate・Calmのキャラクターで行おうとすると、非常に大きなストレスを受ける。
- 活動オプションや意図は通常の結婚と同じで、配偶者だけを殺害することにした場合でも大幅に低下した報酬を得られるが、一族全員を殺害した場合は招待客に自分の威信を納得させることができない。Bloody Weddingの費用は通常の結婚式よりかなり高く、他の活動と同じく自分のTierや時代によって増加していく(スクリーンショットの数値は最終的なものではない)。
- 式の最初に全体のトーンを決めるスタートイベントがあり、全員を殺害するか、配偶者だけを殺害するか、(結婚するのが自分の場合は)初夜に配偶者だけを殺害するかなどを選ぶ。
- その後、結婚式は通常どおり進行し、Banquetが終わりに近づくと(初夜での殺害を選んでいない限り)殺人が実行される。一族全員殺害の場合は傭兵が乱入して全員を殺害するという構図に、配偶者だけ殺害する場合は敵対的な間者によるものという構図になる。
- 殺人が終わった後、主催者と招待客双方にその後の影響に関するイベントが発生する。これは主催者の性格や被害者との関係、招待客の性格などを考慮する。その後、主催者は「報酬」を得るが、これは罰のようなものだ。
- 自分の保護下にある結婚式で一族を皆殺しにすると、基本的に誰ともうまくいかなくなる。Head of Faithとは特にそうで、その結果として破門され、補正「Recent Excommunication」は5年に延長され、期限切れまで破門の撤回を求めることができなくなる。破門できない教派ではPietyレベルが低下する。また補正「Distrustful Host」で外交スキルが低下するが、恐ろしいオーラを保つ助けにはなる。さらに、破門による評価の低下に加えて、嗜虐的でない人々からのプレイヤーに対する評価が低下する。
- 被害者に生存している親族がいた場合、彼らはこれを喜ばない。1週間後に近親者(生きていれば後継者)から配偶者を守らなかったことを非難する手紙が来る。これはHouse Feudの始まりで、さらにプレイヤーは手紙の送り主と宿敵関係になり、近親者全員からのプレイヤーに対する評価が低下し、威信も下がる。
- AIはBloody Weddingsについて行わないよう大きな重みづけがされているが、Sadisticで多くの資金を持ち、誰かに強い恨みを抱いている場合はこれを実行することがある。
その他の活動
Feasts
- Feastsは狩りと並んで主要なストレス低減の手段であり、私たちはそれを念頭に見直した。Feastsはイベントのみならず、選んだオプションに応じて明確な報酬を持つようになった。
- Feastには威信上昇量に影響するDish Complexityと、参加者の評価上昇量に影響するNumber of Coursesの2つのオプションがある。
- 拡張では賓客(Honorary Guests)が追加されるが、これはFeastに追加の威信とプレイヤーに対する評価をもたらす特別な招待客だ。賓客によって出席しようとしない招待客の受容値を大きくブーストすることもできる。
- 意図は通常どおり「Recreation」「Murder」「Seduce」「Befriend」の4つだが、招待客として参加する場合は「Mischief」という特別な意図がある。これはストレスを低減することに重視するが、より不遜で悪意があるがおかしな状況を作るものだ。
- 特定の建造物があるプロヴィンスを開催場所を選ぶと、さまざまな値引きを得られる。また、選ばれたプロヴィンスには報酬として特別な補正がつく。
- Feastには追加された意図に応じて新たなイベントが追加された。
- 活動中にランダムに発生する小さなイベントであるActivity Pulse Actionsも多数追加した。
- 乾杯(Toast)はFeastのメインイベントで、主催者は誰に対して乾杯するか選択できる。
- Feastが終わるとまた5年間ストレスを溜める生活に戻る。客として出席すると、主催者と同じようにストレスが低下し、参加者の評価やRevelerの経験値を得る。
Murder Feasts
- Murder Feastを行うにはTorturerのライフスタイルツリーのパーク「Forever Infamous」が必要になる。
- 主君やHead of Faithを標的にすると、Bloody Weddingsと同様にそれぞれ威信やPietyのレベルが低下する。またJustやCompassionateなどの特性を持つキャラクターはストレスを得る。
- 通常のFeastと同様にオプションを設定でき、側近衆全員を殺害しない場合にのみ通常より少ない報酬を受け取ることができる。殺害の標的となるのは賓客で、賓客とその側近衆を殺害するか、賓客のみを殺害するかを選ぶ(詳細は後述)。プレイヤーの意図は「Recreation」に固定されるため、招待客が意図を見て疑うことはない。
- Feast開始時に標的と側近衆を殺害するか、標的だけを殺害するか、標的を殺害して誰にも知られないようにするか(成功率は低いが捕まる確率が下がる)を選ぶイベントがある。
- Feastは乾杯まで通常どおり開催され、乾杯のときに殺人が起こる。側近衆含めて殺害する場合は不運な火事や毒殺に、標的のみを殺害する場合はナイフによる不運な事故や毒殺という構図になる。
- 仕事が終わったら片づけをし、生存者に別れを告げ、報酬を得る。
Grand Blót
- 「Northern Lords」所有者向けに、新たな活動システムで機能するようにGrand Blótを更新した。新たなコンテンツはないが、Blótを計画するときの選択肢が増えた。
- 自勢力の領内で犠牲を捧げることができる場所を選べるようになった。
- 招待客リストの管理が容易になり、招待するグループを自由に選択できるようになった。
- Blótsのイベントに関する選択肢は活動計画画面に統合された。
- Blótで起こることに変化はなく、少数のPulse Actionsと完了画面が表示されるようになっただけだ。イベントコンテンツの不足は認識しており、将来的にもう一度検討したいと思っている。しかし製作は長く、人生は短い。
Grand Rite
- Grand Riteを始めるにはWitch Covenが必要だ。Witch Covenの条件は変わっておらず、プレイヤーが家長で家の成人4名がWitch特性か秘密を持っている必要がある。
- Grand Riteはストレスが低下し、仲間のwitchesからの評価が高まるほか、ライフスタイル経験値を獲得する。
- Grand Riteの意図は「worship」ひとつだけだ。
- 招待できるのはWitchesのみだ。他の活動と同様にPulse Actionsがあり、メインイベントを待つ間に小さな味わい深い報酬を得られる。
- CKチームの多くはこれも将来的に見直したいと思っているが、約束はできない。その前にやることがたくさんある。
Meet Peers
- Meet Peersも新たな活動システムを使うようになった。
- 子供たちを招待する際に選べるカテゴリーはたくさんある。彼らは勢力の首都に旅してくる。
- 現在は新たなコンテンツはないが、今後リリースされるイベントパック「Wards & Wardens」でなにかあると思うので、楽しみにしてほしい。今はPulse Actions、新たなシステムインターフェース、完了画面を用意している。
来週は騎士とAccoladeについて。
コメント
正直言えば葬式のシステム拡張の方が欲しいなぁ
今だとどんなに素晴らしい業績残しても亡くなったらあまりにも味気なく子にプレイヤーが交代されてなんかなぁと思うな
宴会に参加する/拒否するみたいに参列者が亡くなった指導者の関係によって変化したり、逆に暗殺を仕掛けた人物が号泣して葬式に参加して欲しい