「Stellaris」の新DLC「The Machine Age」発売は5月7日!

「Stellaris」開発日記#285――観測とAwareness

Stellaris 開発日記

「Stellaris」の開発日記#285が公開されていましたので、その内容をご紹介。今回は観測とAwarenessについて。3.7「Canis Minor」リリース前の開発日記です。

前回:開発日記#284――Broken Shackles


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開発日記

開発日記#285は、観測とAwarenessについて。

今回の開発日記の動画版はこちら。

FTL以前の文明の観測イベント

  • 今回は「First Contact」の観測イベントについて。「First Contact」ではFTL以前の惑星に軌道観測所を設置した帝国向けに多くのイベントを用意した。こうしたイベントでは宇宙進出前のさまざまな技術時代の文明を調査し、その社会の発展に介入できる。自国の志向によって彼らと接触したときの選択肢は変化する。FTL以前の文明を研究することで得られる報酬はさまざまだが、まったく新しいTech Insightsも含まれる。
  • さまざまな技術時代のFTL以前の文明を発見した場合、その星系を領有して軌道上に観測所を設けることを勧める。これでアウトライナーの観測セクションにその観測所が追加され、受動的観測と積極的観測を切り替えられる。

  • 技術時代に関係なく発生するイベントもあるが、国境内にあるFTL以前の文明をより深く理解する(あるいは操作する)機会を与えてくれる、時代に関連したイベントもある。
  • 私(注:パラド社スタッフのPDS_Bojj氏)が「Stellaris」の開発者になった時に最初に気づいたのは、惑星間列車強盗の選択肢がないことだったが、それを修正した。蒸気・工業・機械時代の文明を観測している場合、惑星上に陸上貨物輸送網が建設されていることがある。ここでは、プレイヤー次第で公式に惑星間列車強盗ができるようになった。こうしたイベントを楽しんでもらえることを祈る。

Awareness

直近の惑星破砕機の試射は気づかれたかもしれない。

  • 「First Contact」の内容として、私たちはFTL以前の文明との交流に関して、彼らがこれまで関連しなかったさまざまなシステムに関連するようにしたいと考えた。これまでの観測所の機能はほとんどが外交と諜報に移っている。FTL以前の文明との交流の中核となるのがAwarenessだ。システム的にはAwarenessは国家レベルの値であり、0-100の値を取り、5段階に分かれる。
    • 0: Completely Unaware
    • 1–30: Low Awareness
    • 31-60: Partially Aware
    • 61-99: High Awareness
    • 100: Fully Aware
  • 物語的に言えば、Awarenessは「何かがいる」という文明の観測の尺度というだけでなく、それを恒星間異星生命体と正しく認識することの尺度でもある。つまりルネッサンス時代の天文学者は軌道上にあるプレイヤー帝国の遮蔽されていない観測所を見つけるかもしれないが、それが異星人の文明と考えることはないだろう。一方、惑星規模の電波望遠鏡を建設した初期宇宙時代の文明はほぼ間違いなく異星人の証拠と見なすだろう。
  • FTL以前の文明のAwarenessの変化によって直接発生するイベントはないが、彼らがFully Awareになった際にプレイヤーに接触するものを除いて、Awarenessそれ自体はプレイヤーが観測している間にイベントが発生するかを決定し、イベントそのものに影響を与えることもある。既存の観測イベントもすべて「First Contact」の新システムと関連するようになった。例えばFTL以前の惑星に衝突しようとしている小惑星を破壊すると、彼らのAwarenessは高まるかもしれない。

初期宇宙時代文明の軌道上に観測所があり、現在は受動的観測を行っている。積極的観測に変更するとより多くの知見を得られるが、長期的な影響を引き起こす可能性がある。

  • FTL以前の文明に外交や諜報で関与するためには、彼らの母星の軌道上に観測所を設置する必要があり、自国が利用できる関与の種類はInterferenceとEnlightenmentの双方に関連する政策で決まる。

観測所を置いているSathoriansに対してさまざまな諜報作戦を実施できる。

  • Sathoriansに自分たちの存在を明かす前に、複数の諜報作戦を行う機会を設けた。彼らが異星人の存在に完全に気づいた後は、こうした作戦の一部は実施できなくなる。

観測所が大使館に変わった。

  • FTL以前の文明が異星人の存在を完全に認識した後、彼らの母星軌道上の観測は大使館として再利用される。

Sathoriansは私たちが存在を明らかにしたことで少しカルチャーショックを受けている。使節を派遣して関係改善を行えば、Commercial Agreementに同意するだろう。

  • FTL以前の文明との関与では、新たに彼らとCommercial Agreementを締結できるようになった。これは少量の鉱物維持費で観測所が貿易価値を生み出すようになるものだ。この協定の利点は相手の文明がどれほど進んでいるかで変わるため、石器時代の社会と取引する前に経済学を教えるのは有用だ。文明が原子力時代や初期宇宙時代にある場合、この協定によって巨大企業はFTL以前の惑星に支社を置けるようになる。

銀河コミュニティは「Equal Standing Act」に賛成していないことが判明したが、私たちはこれに違反することになるのでいいことだ。

  • 銀河コミュニティ抜きで国境内のFTL以前の文明とどのように交流するかを決めることができるのは公平ではない。そこで銀河コミュニティは相互排他の3つの決議案を利用できるようになった。こうした決議はそれぞれ異なる種別の関与を銀河法違反とみなし、従わない場合は通常の制裁や罰金に影響する。

来週はCustodianアップデートと起源「Fear of the Dark」について。

次回:開発日記#286――「First Contact」のFearと古代技術

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コメント

  1. 皆さんご存知みたいな勢いで出てくる惑星間列車強盗とかいうパワーワード

  2. PreFTLスタートで石器から宇宙時代まで遊びたいと思ったけど、よく考えたらそれはCivでいいわw

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