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「Stellaris」開発日記#272――協定は調印され、語られる

Stellaris 開発日記

「Stellaris」の開発日記#272が公開されていましたので、その内容をご紹介。今回はCovenantsとText-to-Speech​について。3.6「Orion」リリース前の開発日記です。

前回:開発日記#271――Ready…? Fight!


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開発日記

開発日記#272は、CovenantsとText-to-Speech​について。

未知の受容

  • まず、Covenantsを知らない方向けに少し説明しよう。現在ゲーム中では、超能力アセンションを完了するとシュラウドにアクセスできるようになる。これはすべての超能力者が力を引き出せる神秘的な次元だ。シュラウドを探索するとランダムなイベントに遭遇し、そのひとつとして気味の悪い存在と交渉できるものがある。これにより、帝国補正を得ることができ、25年ごとに代償を支払う。
  • アセンションの見直し(現在オープンベータでテストできる)では、シュラウドをそれほど探索しなくても伝統ツリーの最後にCovenantsを形成できるようになった。これについては気に入っているものの、もう少しできることがあると感じている。

  • 見直しでは最初にシュラウドを突破しようとしたときに半ランダムに選ばれた現在の存在との1つとCovenantsを形成する機会がある(この機会は自国の志向・国是・伝統・アセンションパークなどに応じて変わる)。彼らを拒絶して自身でシュラウドを探検することもできるが、受け入れると現在のCovenantsの弱いバージョンの補正を得る。

  • しばらくするとCovenantを承認するよう促され、拒否するとパトロンとその補正が取り除かれるが、承認するとCovenantに関する状況ログが出現し、自帝国がパトロンとテレパシーで同調するにつれてCovenantランクがゆっくり上昇していく。
  • パトロンによってボーナスは異なるが、同じ構造に従っている。
    • Covenants形成時:弱い帝国補正。
    • 承認後:職「テレパス」はPop成長・艦隊上限・快適度・研究点をもたらす。
    • 5年程度経過後:職「テレパス」のボーナスが強化され、より多くのテレパスと固有のボーナスをもたらす固有の建造物を利用できるようになる。

    • 15年程度経過後:弱い帝国補正がより強力なものに変わる。

    • 30年程度経過後:選ばれたリーダーがChosenとなって不死となり、固有のリーダー特性を持ち、パトロンとリーダークラスに応じてさまざまな効果を持つようになる。これはシュラウドの探索によって特性「Chosen One」を得ることを妨げず、運がよければ重ねて得ることもできる。

    • 50年程度経過後:Covenantsの最終段階に到達し、パトロン固有の艦船コンポーネントを利用できるようになる。

  • ボーナスの詳細は上の表のとおり。

  • 上はChosenの表。
  • 自国の進歩の速度は志向・伝統・国是・アセンションパーク・パトロンに合った行動に基づく。パトロンと完全に同調してCovenantsのすべての恩恵をアンロックするには、平均して約50年かかるはずだ。
  • もちろん支払うべき代償はあり、現在のイベントの多くは変更されてさらなる多様さともたらし、バランスのとれたものになっているはずだ。

  • こうした変更に合わせて、超能力の伝統ツリーではいくつか移動しているものがある。

  • 最後に、特定のパトロンを選びたい方向けに、シュラウドに選択肢を追加した。これはシュラウドを探索する代わりに大量のZroを支払って特定の存在と接触することができるというものだ。この存在は喜んで交渉に応じてくれる場合もあればそうでない場合もあるが、失敗した場合は希望のパトロンを得るまで何度でも再実行できる。
  • the End of the Cycleは今回の見直しでは変更されていないが、ある存在に接触しようとすると現れる可能性がある。

Text-to-Speech​

  • 今回のアップデートで追加されたText-to-Speech(TTS)機能について。設定メニューのアクセシビリティタブに「Text to Speech」という項目が表示される。

  • これを有効にすると、ゲーム内の特定のインターフェースに小さなボタンが追加され、クリックするとOSのデフォルトのTTSボイスでテキストが読み上げられる。この目的は、主に長文を読むのが苦手なプレイヤーにStellarisの相当量ある文章コンテンツを楽しんでもらうことだ。
  • 私たちが知りたいのは以下のことだ。
    • 文章が面白そうでも飛ばしてしまう方である場合、この機能は有用で便利なものだったか?
    • ゲーム中で文章の読み上げがほしいと思った場所があるか?
    • 文章が表示されているウィンドウを閉じても読み上げが続くことについてどう思うか?
    • TTSは実際に期待どおりの文章を読んだか? そしてTTSに関連するバグに気づいたか?
  • 以下はStellarisのTTSに関する追加情報だ。
    • TTSボタンをもう一度押すと読み上げを停止する。
    • 読み上げ中に一時停止メニュー([Esc])を開くと読み上げを停止する。これはウィンドウを既に閉じているときに読み上げを続けさせたくない場合に役立つ。
    • 使用される音声はOSのデフォルト言語によるため、ゲーム内の言語を変更してもTTSの音声言語は変わらない。
    • 音声の生成自体はOSが処理するため、最適なものに聞こえない場合があるが、私たちがシステムを調整して対処することはできない。
    • TTSはLinuxでは使用できない。
  • 私たちはこの追加機能が役に立つことを願っているし、みなさんがどう思ったかを読むのを楽しみにしている。

オープンベータ

  • 「Orion」オープンベータで遊んでくれているみなさんに感謝し、スレッドでフィードバックを送ってくれた方にはさらなる喝采を送りたい。
  • 私たちはText-to-Speechのフィードバックスレッドを追加し、また最初の1週間を振り返っていくつかのアップデートを行った。

ベータ版のパッチノートは省略します。

  • オープンベータではこうした変更が既に行われているはずだ。
  • 3.6「Orion」オープンベータはオプションのベータパッチであることに留意してほしい。
なお、ベータ版で遊びたい場合はSteamのライブラリからタイトルを右クリック→プロパティ→ベータからプルダウンメニューでバージョンを切り替えることができます。
  • Modをオフにするのを忘れないでほしい。壊れてしまう。

次回:開発日記#273――未来をのぞき込む

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