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「Hearts of Iron IV」開発日記2022年7月20日――エチオピア#2

HoI4 開発日記

「Hearts of Iron IV」開発日記2022年7月20日分が公開されていましたので、その内容をご紹介。今回はエチオピアの非史実ルートについて。「By Blood Alone」+1.12リリース前の開発日記です。

前回:開発日記2022年7月13日――スイス#2


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開発日記

開発日記2022年7月20日分は、エチオピアの非史実ルートについて。

ファシストルート

  • このルート最初の「Reach out to the Italians」ではハイレ・セラシエに対するクーデターをイタリアに打診し、その指導者を決める。指導者候補はHaile Selassie Gugsa・Hailu Tekle Haymanot of Gojjam・Abba Jofir of Jimmaの3人で、それぞれが異なる長所と短所を持ち、クーデターに成功した際には国家権力の中心を地域に移すことになる。

  • イタリアがクーデターの打診を拒絶した場合、史実/皇帝ルートの最初の部分がアンロックされ、「Rally around the Emperor」をとらなければならなくなる。このようにしたのは、エチオピアがイタリアと戦争している中でスタートし、時間が重要になるためだ。イタリアが打診を受け入れるかどうかは、エチオピアの敗北にどれくらい近いかと、前回のエチオピアに関する開発日記で述べた戦争エスカレーションレベルによって重み付けされる。例えばイタリアにとって戦争が長引いている場合、打診を受け入れる可能性が高まる。一方でエチオピアが降伏に近づけば、イタリアが打診を受け入れる可能性は低下する。

  • イタリアがこれを受け入れた場合、次の「Sway the Warlords」「Expand the Bodyguard」につながる。前者はエチオピアにおけるファシズムの人気を高め、戦争に勝利した後は将軍を獲得できる。後者は帝国が分裂したときにイタリアの支援を受けた指導者に忠実な精鋭師団が多く登場する。

  • 「Declare for Italy」ではファシストの支持者がエチオピアから分離し、イタリアの傀儡国となる。イタリアの支援があればハイレ・セラシエを打倒してこの地域に「平和」をもたらすのに長くはかからない。

  • 内戦が終わるとエチオピアは国民精神「Victor Emanuel I」を獲得し、一部の領土を失う。内戦後の最初の目標はインフラの再建と国家の強化であり、もちろんこの時点でも前回ご紹介した一般的な経済・軍事ルートがあるが、ファシストルート固有の再建ボーナスがある。

  • 「Rebuilding the Country」を完了した後は絶対的な権限を持つ指導者の下にエチオピアを統合する国家方針をとることができる。「Replace the Abuna」ではQerellos IVをエチオピアコプト教会の指導者から解任し、新体制に忠実な人物に交代させることができる。

  • 「The Victory Parade」では首都の人々に国家の破壊を防いでくれた救世主に感謝する機会を与え、指導者の能力を高める。

  • 「Invite Italian Settlers」では国民精神「Italian Settlers」を獲得し、建設と人口増加に大きなボーナスをもたらす。また2つのPastoral RegionステートをRural Regionステートとするが、イタリアとの戦いに関する有効性が低下する。

  • ここではエチオピアの将来をどうするかについても選択することになる。イタリアの忠実な従属国に留まるか、最終的に独立を回復するために陰で策を弄するのかだ。まずイタリアとの協力ルートでは、東アフリカ地域総督Prince Amedeoの支持を得る必要がある。

  • 「Feast of Maskal」では「Sway the Warlords」で獲得した将校が再び使えるようになり、さらに国民精神「Victor Emanuel I」をエチオピアにとってさほどデメリットがなくなるように強化することもできる。

  • 上の画像のように、イタリアの軍事的経験と産業をエチオピアのために利用する国家方針を多く用意している。経済面では「Inviting Italian Investors」「Adopting the Lira」で民間産業を拡大できる。軍事面では「Italian General Staff」で顧問を雇用でき、「Request Italian Equipment」で歩兵・砲兵装備を獲得できる。「Outsourced Production」ではイタリアの設計社を利用できるようになる。

  • 「The Italian Language」では国民精神「Victor Emanuel I」が政治力・指揮力の獲得にボーナスを持つようになる。「Compensation」ではイタリア領東アフリカの支配要求できる。

  • 最後には東アフリカにイタリア=エチオピア帝国が成立し、2つの王室が1つに統一される。この改革された帝国の目標として、アイディア「Arranged Expansion」を獲得し、この地域の征服された土地の支配権をエチオピアに移譲する。

  • 次に、イタリアを裏切るルートを見ていこう。「Feast of Maskal」と相互排他の「Negus of Shewa」をとると、エチオピアはイタリアと対立し、国民精神「Victor Emanuel I」はエチオピアの安定にとって有害なものとなる。「Reinforce Ethiopian Identity」では戦争への支持をさらに高める。「Underground Wargames」ではイタリア軍との交戦を大幅に有利にできる。「Set up a Customs Barrier」ではイタリアとの貿易を可能な限り困難にし、エチオピアに経済的利益をもたらすと同時にイタリアが得る植民地からの利益を減少させる。「Contact the Exiles」ではエチオピア軍のために外国の兵器を持ち帰ってもらうこともできる。

  • このルートでは経済的支援がないため、イタリアを追い出すためには外国援助に大きく依存することになる。「Our Enemies Enemy」では他の列強がエチオピアに装備を送れるようになる。

  • 「Raid Italian Depots」ではその後数か月間エチオピアの兵器備蓄が増え、イタリアの補給消費量が増える。国家方針「Together for Victory」では、エチオピアはイタリアの支配に反対する東アフリカのさまざまな抵抗勢力と手を組むことができ、イタリアとの戦いではこうした勢力がエチオピア側として参戦する。「Negusa Nagast」では独立を宣言できる。

  • 「Reclaim the Empire」では以前イタリアに割譲された領土のコアをエチオピアの支配下に入れた後に取り戻せる。最後の「Consolidate East-Africa」も東アフリカの領土を要求し、征服後に中核化できるようにするものだ。
  • イタリアとの協力と独立のルートは多くのリプレイ性を提供できるはずだ。ここでは現時点でのファシストルートの状態を紹介したが、これは作業中のものであり変更される可能性がある。
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共産主義ルート

  • このルートは前線の部隊をまとめ直し、別の政府システムについて考えさせる「Military Communism」から始まる。
  • 「Defending our Homes」ではコアのある領土での防衛ボーナスを得る。「Anti-Imperialist Agitation」では共産主義の支持を得られる。

  • エチオピアがここから先に進むには共産主義の支持率が20%以上必要だ。充分支持が集まると「In the Name of the People」以下の国家方針が利用可能になる。この国家方針はハイレ・セラシエの政府に対するクーデターを起こし、反ファシスト運動The Black Lionsと軍人たちが皇帝を逮捕し、臨時政府を樹立する。この臨時政府の長はThe Black Lionsの議長Alemework Beyeneだ。クーデターの間はBlack Lion師団とRed Guards師団が利用できるようになる。

  • エチオピアの支配を確立して最初に行う決断は、イタリアとの戦いをどのように継続するかだ。The Black Lionsは「A Callout to the World」で世界中の反ファシストから支持を集める道筋をつける。

  • 一方、軍部の共産主義者たちはソ連の支援を得ることが唯一の希望と考えている。ここではソ連ルートを見ていこう。「Soviet Aid」はソ連にエチオピアを義勇軍で支援し、将来の協力への扉を開くかどうかの選択肢が与えられる。これに続いて小銃・航空機・装甲車両という形でソ連の物的支援をさらに要請する選択肢がある。経験豊富なソ連の将軍を自国陸軍に迎える選択肢もある。エチオピアでソ連の影響力が高まると、Alemework Beyeneは追放され、軍事政権に置き換わる。

  • 「Soviet Mediation」ではソ連がイタリアに東アフリカにおいて戦前の国境線まで撤退するか、赤軍の怒りを買うかを選ばせる。エチオピアは平和を手に入れるか、進攻中の戦争において強力な同盟国を手に入れるかのどちらかだ。

  • ソ連からの支援はもちろんタダではなく、エチオピアはソ連の傀儡国となる。

  • ここでは優先順位に応じていくつか相互排他の選択肢を用意した。「Mytishchy-Abba Machine Plant」「Soviet-Ethiopian Trade Agreement」では自治権を犠牲にソ連の設計社を利用できるようになる。一方で、ソ連の顧問や将校を解任し、ソ連勢力圏外の国家と貿易協定を結ぶことでソ連の影響に対抗する選択肢もある。AfarやDjiboutiを「解放」することでこの地域におけるエチオピアの影響力を拡大する国家方針もある。

  • 「Request Soviet Ships」では紅海をさらに赤くすることができる。「Our Own Path」では再び独立を宣言できるが、ソ連は投資を投げ返されることを快く思わないだろう。

  • 「Freedom at Gunpoint」では近隣の植民地を解放する戦争を行うディシジョンをアンロックする。エチオピアは解放しようとする国家の領土を充分獲得すると、植民地を持っていた国家に対して講和交渉を申し込むことができるようになる。

  • 「A Callout to the World」のルートに移ろう。この国家方針はSylvia PankhurstやEmma Goldmanのような社会主義者や無政府主義者など、世界の多くの顧問をアンロックする。「Japanese Anarcho-Communism」では岩佐作太郎や石川三四郎を登用してこれをさらに推進する。ただし、この二人を同時に雇用することはできない。この後、エチオピアに安定的な労働力と戦争協力度をもたらす「International Brigades」か、保守的な最高司令部を排除して軍を改革する「The Peoples Army」かを選択する。

  • 世界の無政府共産主義者の支援を受けてエチオピアはイタリアを食い止めたが、講和交渉はイタリア側との実質的な停戦に留まるだろう。しかしエチオピアが残っていれば完全に復活する希望はある。

  • イタリアとの困難な和平が成立すると、エチオピアは経済的に豊かで平等な社会へと生まれ変わることができる。

  • このルートではエチオピアが近隣地域を強制的に解放することはないが、「African Wildfire」では近隣ステートに物資を供給して植民地支配をする国家に対するレジスタンス値を高め、やがて自分たちを解放できるようにする。

アフリカ連合(The African Union)

  • 無政府共産主義ルートとソ連ルートはどちらも「The Organization of African Unity」につながっている。

  • エチオピアがOrganization of African Unityの創設者となることで、アフリカの独立国に参加を呼び掛けるディシジョンがアンロックされる。各加盟国は加盟国であることを示す国民精神を獲得する。

  • 「African Central bank」では参加に同意した加盟国に経済的なボーナスをもたらし、加盟国が参加できる相互防衛協定もある。

  • 最後に、さまざまな国家が団結し始めると、最後の国家方針「The African Union」が利用可能になる。アフリカ連合建国までの道筋によって、この組織はまったく異なるものになるかもしれない。例えばソ連ルートからここに到達した場合、アフリカ連合は「アフリカのソ連」のように感じられるだろう。
  • 上記の内容はすべて開発中のものであり、変更される可能性があることをご承知おきいただきたい。

質疑応答

Q:エチオピアが共産主義ルートに進まず、日本が共産主義ルートに入った場合、日本は岩佐作太郎や石川三四郎を使える?

A:彼らを日本で使えるようにすることは考えていないが、面白いかもしれない。日本とエチオピアが共産主義になった場合、岩佐作太郎と石川三四郎がエチオピアに行くと発動する固有の連鎖イベントがある。

Q:イタリアが共産主義になったら白紙講和になるの?

A:イタリアを担当するスタッフと調整中だが、世界で起こっていることによってエチオピアのプレイヤーが報われなかったり突然のことに感じられるようにはしたくないと思っている。


次回:開発日記2022年8月3日――航空機デザイナー

コメント

  1. エチオピアは解放しようとする国家の領土を充分獲得すると、植民地を持っていた国家に対して講和交渉を申し込むことができるようになる。

    こういう、インドネシアやマレーシアとかの植民地から宗主国を追い出したら講和できるようになるイベントを全ての国に追加してほしいな
    わざわざ本土まで行かなきゃいけないの相当面倒だし

    • 講和会議の領土獲得システムにメスが入るのは既に情報出てるけど、講和そのものについても見直して欲しいよね。日本で東南アジアとオセアニアを解放したら、連合国とは講和出来るようにするとか。

      • さすがにその条件じゃファシ国家に都合が良すぎるし歴史的にもおかしいから無いだろうけど、もっと厳しかったとしても講和自体は確かに実装してほしい

      • 史実では列強同士で引けなくなったから二度の世界大戦が起こった以上主要国同士の戦争がAll or Nothingになることは受け入れないとダメだと思うよ

      • 一応中国が日本を放逐したら講和するやつなかったっけ

        ドイツが強くなったらイギリスが対日講和しようとするとかはありえなくはないと思う
        史実をぐしゃぐしゃにするゲームなんだからそれくらいは

        • 中国も今回のエチオピアも列強では無くやってる戦争もただの局地戦に過ぎないからな
          列強同士の講和はよほどキツい条件つけない限りは正直興ざめ
          英の対日講和だとアメリカが参戦する気配すら無い時限定ならありだと思うけど、アメリカいる状態で講和なんかできた日にはただのファンタジーゲームになる

  2. 日本のnfつまらないから民主日本ルートでネルーとかアウンサン、スカルノと真のアジア解放とか追加されないかなぁ

    • 日本明らかに作り込みが見劣りしているから早く改良してほしいよな
      実装される頃合いはパラドの制作方針上シャム・チベット・東南アジアの植民地国家のdlcの時だろうしかなり遠そうだけど

  3. 経験豊かなソ連の将軍がブジョンヌイで草。

  4. 汪兆銘政権建ててアメさんの利権も補償とかだったらヨーロッパ勢も見逃してくれた可能性はあったのかしら?アメは許してもルーズベルトが許さんか?

  5. このゲームのアメリカが弱すぎるせいでアメリカが来たから負け確って感じが全然しないんだよな、アメリカより欧州占領してるドイツの方が強い可能性まであるし、レンドリースのありがたみが全然ないからソ連は孤軍奮闘状態だし

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