「Crusader Kings III」新DLC「West Slavic Attire」発売は11月27日!

パラド社が2022年第1四半期レポートを発表

Paradox Interactive社

2022年5月3日、パラド社が2022年第1四半期レポートを公表しました。2022年第1四半期は前年同期比で大幅増収増益となり、業績面では久しぶりに明るいニュースとなりました。

前四半期:2021年第4四半期・通期


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2022年第1四半期レポート

2022年5月3日、パラド社はウェブサイトで2022年第1四半期レポートを公表しました。

以下では1スウェーデンクローナ=13.13円で換算し、千の位を四捨五入しています。

業績と財政状態

このグラフは単位が千クローナなので、記事中の数値(百万クローナ)から桁が3つ大きくなっています。

  • 2022年第1四半期業績:前年同期→当四半期(単位は百万クローナ)
    • 売上高:364.5→476.1(+31%・6,251百万円)
    • 営業利益:92.5→208.5(+125%・2,738百万円)
    • 当期純利益:91.6→207.7(+127%・2,727百万円)
  •  当四半期の注目点
    • 「Crusader Kings III」がXbox Series X|SとPlayStation 5でリリース
    • 「Crusader Kings III」が販売本数200万本を突破
    • 当四半期新規リリース
      • Crusader Kings IIIのDLC「Royal Court」
      • Cities: SkylinesのDLC「Airports」
      • Prison ArchitectのDLC「Perfect Storm」
    • Cities: Skylines、CK3、EU4、HoI4、Stellarisが主に収益貢献

CEOコメント

  • ゲーム・ポートフォリオの重要な強化が進み、2022年はよい勢いがついている。具体的には、大小さまざまなリリースによって当社の重要なストラテジー・マネジメントゲームを深化させる特徴づけが行われ、同時にCK3コンソール版によってストラテジーのポートフォリオを拡大でき、グランドストラテジーに新たな顧客を獲得できた。
  • 当四半期のリリースと良好なコスト管理によって、四半期としては過去最高の利益を達成した。
  • 2022年は開発が続くゲーム(live games)に関する新コンテンツの開発速度を高めることに注力する。主にはさらなる大型リリースを可能にするということだが、多くのプレイヤーに喜ばれ、ゲームに新たな要素をもたらす小型コンテンツパッケージのリリース頻度も高めていく予定だ。
  • パンデミックの間に新規プレイヤーが大量に流入したが、2021年のリリースが少なく、新型コロナウイルスによって自宅にこもる人が減っても、こうした新規プレイヤーはおおよそ当社のゲームをプレイし続けてくれている。パンデミック後もプレイヤー数を維持するだけでなく、月間アクティブプレイヤー数が増え続けていることは、非常に喜ばしい。
  • 今後はプレイヤーへのサポート、コミュニティの改善と強化にさらに力を入れていく予定だ。

明言されているわけではありませんが、CK3とそのDLC「Royal Court」のヒット(3月16日に本体200万本、「Royal Court」100万本突破という発表がありました)、そしてCK3のコンソール版発売が大きく収益に貢献していそうな印象です。2021年下半期は業績的に一旦足踏みとなりましたが、当四半期は打って変わって以前の好調さを取り戻しました。

個人的には新型コロナパンデミック後のプレイヤー離れを心配していたのですが、新型コロナ中の新規プレイヤーが残ってくれているというのは、パラド社の今後の業績の下支えになりそうです。さらに、現在進行中の第2四半期にはStellarisとCK3のDLCリリースが既に発表されていますし、5月23日予定の価格改定もパラド社の業績にはプラスとなると考えられます。

次四半期:2022年第2四半期

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