「Hearts of Iron IV」開発日記2021年9月1日分が公開されていましたので、その内容をご紹介。今回は列車について。1.11「バルバロッサ」リリース前の開発日記です。
開発日記
開発日記2021年9月1日は、列車について。
- 今回はバルバロッサアップデートの補給システムの最後の紹介だ。前回の紹介から変更点がいくつかあったため、新たな変化がある部分もあるが、これまでの開発日記で取り上げたいくつかの点は繰り返しになる。
列車(Trains)
- 前回の開発日記でご紹介したように、部隊へ補給を行う兵站網はトラックや列車を使った大規模な補給物資の配送に依存している。トラックは軍需物資の「最後の1マイル」を運ぶ手段だが、列車は部隊の現在地のステートから得られる補給量の超過分を補給するすべての兵站網の背骨だ。
- 列車の国内生産は技術ツリーでアンロックできるものだ。多くの国家では初期の(民生用)列車技術がアンロックされた状態でスタートするが、時間経過でさらなる選択肢が利用可能になる(詳細は後述)。
- 兵站網で必要とする列車数全体は、自軍に補給を行う結節点の補給使用量の総量と、自軍に到達するために補給物資を輸送しなければならない距離の係数から求められる。要は補給を必要とする部隊が多いほど、補給を維持するために必要な列車の数も増える。言うまでもなく、必要数よりも少ない列車数しかない場合、需要地での補給量は不足分に比例してペナルティを受ける。
- 以前の開発日記では補給結節点で行える複数の操作について述べたが、そのうちの1つが列車の優先設定だった。これは行われているシミュレーションにうまく適合しないことが後になって明らかになり、結節点の設定から削除した。
兵站線攻撃(Logistics Strike)
- 当然ながら補給物資を積んだ貨物列車は敵にとって格好の標的だ。NSBでは近接航空支援機と爆撃機が新たに兵站線攻撃任務を実行できるようになる。これは敵の列車やトラックを積極的に破壊し、目標地域の鉄道に損害を与えることで、敵の兵站能力に大きな負担をかけることができる。
- 戦略爆撃でも鉄道や補給インフラを攻撃目標とするが、任意の期間だけある地域を占領しようとしている場合、重要な産業インフラを維持したまま敵の戦闘能力を無力化するには兵站線攻撃任務ははるかに効果的だ。
列車の派生型
- 上で述べたように列車は研究可能な技術であり、いくつか派生型がある。通常のユニットとは異なり、列車は管理できない。列車の移動や振る舞いは兵站フローの要求に従って完全にシミュレートされる。とはいえ、列車にはいくつかの重要な統計的要素がある。
- まず兵站網のほとんどは民生用列車が使われる。プレイヤーは軍需工場でもさらに列車を製造できる。ゲーム後半では製造コストが大きく低減した民生用列車の派生型を利用できる。
- 上で述べた戦略的任務(注:兵站線攻撃や戦略爆撃)に対抗するため、NSBを所有しているプレイヤーにはさらなるアイテムが用意されている。装甲列車(Armored trains)は高価だが、航空作戦による破壊に強く、兵站の途絶に対する効果的な抑止力となる。
- 鉄道ファンは上の画像がソ連のものであると気づくだろうが、他の主要国についても固有のアートや3Dモデルがある。
表示される列車は備蓄している列車装備に基づく。これはドイツの装甲機関車だ!
結節点からプロヴィンスへの補給の配送
- 鉄道や列車がどのように補給結節点に補給を送るかについて述べてきたが、結節点が戦場の師団をどのように補給を行うかはあまり説明してこなかった。結節点が首都から鉄道網によって補給を送られるように、師団も結節点から陸路で補給を受ける。
- すべての結節点には陸路の範囲があり、これはその範囲が及ぶプロヴィンスの集合だ。この範囲は一定だが、プロヴィンスごとの移動コストは天候・地形・河川・インフラなどの影響を受ける。自動車化(Motorization)はプロヴィンス間の移動ペナルティを低減させるため、結節点の範囲内に入るプロヴィンスの数を増やし、結節点の密度を上げ、その地域の全体的な補給量を増やせる可能性がある。
- 「結節点の密度(hub density)」という言葉で示すように、ひとつのプロヴィンスは複数の結節点の範囲内に入ることがある。複数の結節点が同じプロヴィンスを範囲内に入れている場合、それぞれの結節点が要求を受ける補給量の比率が決められ、あるプロヴィンスを範囲内に入れている結節点はそのプロヴィンスを範囲内に入れている他の結節点の負担を軽減する。
- 最後に、師団は現在いるプロヴィンスとそのプロヴィンスを範囲内に入れているとの関係に従って、結節点から補給を得る。ある結節点が要求量を満たすのに充分な補給量を持っていない場合、不足分はその結節点から補給を受けているすべての師団に均等に分配される。
- 以前の開発日記では天候・地形・距離によってあるプロヴィンスに配送できる補給量にペナルティがあると述べたが、夏の間にこのペナルティが複合して予測困難な補給不足を発生させたり、あるプロヴィンスを範囲内に入れているより多くの結節点が好ましくない方法でペナルティを受ける場合もあったため、このペナルティは削除した。
質疑応答
Q:装甲列車は破壊されにくいだけで戦闘で機能することはないの?
A:破壊されにくいだけだ。
Q:ヨーロッパ、ソ連、中東、アジアなどの鉄道網が見たい。
A:
Q:補給用のトラックは軍用トラックと同じ?
A:そうだ。
コメント
列車砲はないのかな?
装甲列車の下にラインが伸びているので、「ある」かも。
https://simulationian.com/2021/05/hoi4-dd20210526/
コレに列車砲実装するって書いてるよ
(以前あった)列車砲(の話が今回の話題で)はないのかな? かと
んでアプデはいつなんだい?
面白そうなのは充分わかったからリリース予定の方を教えて欲しいなあ
やっぱ記念日発売になるんだろうから、227号の7/28でなかったとすると、今度はウラヌスあたりですかね
これだと11/19か…
クリスマスまでには出るよね
貴方がそれを言ったせいで出なくなったんだがどう責任を取ってくれるのか?シベリアで木を数える仕事でもするか?
ガチギレで草
川を通じての補給はないのかな?
あ、なるほど凍結した河川を道として使うアレか
トラックじゃダメで装軌車輌か半装軌車輌じゃなきゃ動けない
…ってやると複雑になってダメですか
次か次あたりにはリリース日教えてほしい