「Crusader Kings III」新DLC「West Slavic Attire」発売は11月27日!

「Crusader Kings III」開発日記#70――宝物に関する事実

CK3 開発日記

「Crusader Kings III」開発日記#70が公開されていましたので、その内容をご紹介。今回は宝物の特徴と補正について。「Royal Court」リリース前の開発日記です。

前回:開発日記#69――素晴らしい謁見室の宝物


スポンサーリンク

開発日記

開発日記#70は、宝物の特徴と補正について。

  • CK3の宝物の目標のひとつは、領主が入手する宝物が他とはまったく異なるものに感じられるようにすることだった。

宝物の特徴

6つの宝物の例。

  • ゲーム内のすべての宝物にはどのように作られたか、何から作られたかを決める特徴(Features)がある。例えば「オーク(Oak)」「トネリコ(Ash)」「マツ(Pine)」はすべて「木(Wood)」の種別の特徴であり、木製の家具、槍の柄、ブックカバーなどに使われる。「彫刻(Engraved)」「線状細工(Filigreed)」「彩色(Painted)」は「装飾(Decoration)」の種別の特徴で、熟練した職人が君主の地位にふさわしい装飾を施したものだ。
  • 特徴の主な用途は宝物に没入感のある説明をつけることだ。新たな宝物が生まれるたびに文化、地理、職人の質、首都の富、制作過程でのイベントでの決断など、さまざまな要因に基づいて適切な特徴がつけられる。こうした特徴は宝物の説明文に使用される。なお、こうした特徴は2D・3Dアートでは表現されない。制作できるアートよりもずっと多くの特徴があるためだ。

6つの宝物の例。

  • このシステムでは領主が鍛冶屋に頼んだ2つの斧の違いを生成して表示するというだけでなく、その違いが世界のさまざまな地域で作られた宝物の間でより顕著になる。つまり、十字軍遠征時や海外での略奪で奪った宝物は宝物庫にある他の宝物と比べて、プレイヤーの一族のこれまでの軌跡としてずっと目立つものになるだろう。
  • もちろん武器以外にもさまざまな宝物があり、素材や職人の技量の違いが顕著に現れる。例えば、アフガニスタンで作られた王冠にはラピスラズリが使われるかもしれないし、バルト海沿岸で作られた王冠には琥珀の大きな塊が使われているかもしれない。宝石、布、材木、貝殻、角など、組み合わせの幅は膨大な数に上る。

宝物の補正

  • 上のスクリーンショットでお気づきのように、すべての宝物にはそれを装備している間に適用されるキャラクター補正がある。CK2とは異なり、宝物に「スロットを使わないもの」はない。宝物を所有することでなんらかの利益を得るためには、個人スロット(武器(Weapon)・鎧(Armor)・王笏(Regalia)・王冠(Crown)・装身具(Trinket))、または宮廷スロット(書見台(Lectern)・玉座(Throne)・壁掛け(Wall Hanging)など)のいずれかに装備する必要がある。
  • 同時に利益を得られる宝物の数を制約することで宝物のバランス取りが容易になり、CK2でそうだったように大量の宝物から膨大なボーナスを得るようなことを回避できるようになっている。
  • 宝物の補正のデザインにおける原則は「あからさまに超自然的な効果にしない」というベースゲーム開発時のルールを参考にしている。例えば、見事に鍛え上げられた武器が武勇(Prowess)を上げるのはわかりやすく理に適っている。同じ武器でアドバンテージや軍の維持費にブーストがあるのは、兵士たちの希望や鼓舞の象徴となり、士気を高めるものだと説明できる。しかし武器について渡河ペナルティを受けないというような補正は理に適っていない。
  • もちろん、Modでは宝物に好きな補正をつけることができる。

史実の宝物と装身具

  • すべての宝物が職人の手による傑作というわけではない。重要なのは所有者になんらかの意味をもたらすことであり、その意味とは経済的・機能的なものに限らない。
  • 「シャルルマーニュの玉座(Charlemage’s Throne)」のように見た目は地味でも大きな歴史的価値があるものもある。感情面での価値しかないものもあり、例えば恋人からもらったお守りやロケットはストレスを軽減してくれる。
  • 最後に、宝物の中には来歴の怪しい聖が、その力を信じる者(あるいは少なくとも主張する者)にとっては有用なものもある。

産みの苦しみ

  • 「Royal Court」に関する作業は進んでおり、日々よくなってきているが、率直に言って拡張のリリースは私たちの大半が考えていたよりも時間がかかりそうだ。これには多くの理由がある。この拡張は技術的に非常に困難であり、これまで積み上げたもののないことをやっている。私たちは「Royal Court」を、それを支える仕組みと同じくらい壮大なものにしたいと思っている。
  • 最近の組織変更も私たちの働き方に影響を与えている。ご存知のように、私たち(注:ここではパラド社開発スタジオのことと思われる)は3つのスタジオに分かれている。変化の後には適応の時期が来る。チームは最近になって大きく拡大した。新メンバーの受け入れに多くの時間を費やし、今まで以上に多くの人がチームに加わった。短期的にはマイナスの影響があるかもしれないが、CK3の将来、つまり「Royal Court」だけでなくその後のことに向けた堅実な投資であるのは間違いない。
  • 在宅勤務期間が延びていることも物事に時間がかかるようになっている原因だ。これは以前に触れたようにここ最近の労働環境に起因する。
  • 安心してもらいたいのは、私たちは依然として全力を尽くしていて開発もうまく進んでおり、年内のリリースを目指しているという点だ。次の開発日記ではもっと面白いものの詳細についてご紹介する。

  • ここでは、ちょっとした予告をお届けする。

質疑応答

Q:宝物は「Royal Court」の機能? 無料の機能?

A:無料の機能。有料機能になるのは「ひらめき(Inspirations)」で、これは「Royal Court」での宝物(特に宮廷の宝物)を得る重要な手段となる。しかし、DLCがなくても同時リリースのパッチに宝物を得る手段が複数含まれる。


次回:開発日記#71――あなたの紋章

スポンサーリンク

コメント

  1. ドラクエやSkyrimやってるんじゃないから
    、装備であまり不自然なステータス増加は賛成出来ないな

    武勇や外交などが1~2上がるとか控えめがいいな

  2. 楽しみだがまだまだリリースされなさそうだなぁ
    11月ぐらいになりそう

  3. リチャード「うなれ、おれのエクスカリバー!」

  4. ファンタジーmodでとんでもない宝物を作ることも可能なのね
    良いじゃん

  5. ここに書くのもあれだけど今パラドでバック・トゥ・スクール・セールなるものが開催中
    宣伝画像が地味に面白いのでぜひ見て欲しい

タイトルとURLをコピーしました