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アメリカ大統領選挙当日! アメリカの政治家になるゲーム「The Political Process」

その他

2020年アメリカ大統領選挙当日ということで、アメリカの政治家になれるゲーム「The Political Process」のご紹介。もちろん大統領にもなれます。


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どんなゲーム?

The Political Process Game Trailer

下は教育委員から上は大統領まで、アメリカのさまざまな階層の政治家になれる政治シミュレーターです。同じように選挙と政治を扱ったゲームは2015年にご紹介した「Democracy 3」がありますが、本作は選挙や各種のポストの職務内容によりフォーカスしたゲームとなっています。

早期アクセスとはいえ発売から1年近く経過していますが、日本語の情報は私が探した限りでは、Twitterでゲーム開始から上院議員当選までを解説してくださっているこちらの方ゲーム内容を解説してくださっているこちらの方のツイートしか見つけられませんでした。

選挙運動で戸別訪問を行う画面。効果は小さいですが無料で行えるので、お金のない地方政治家としては必須の行動です。

本作では派手な戦争も事件も起こりませんが、政治家を目指してコツコツと有権者の家を回り、数ドルの寄付を募り、業界団体や政治団体で演説をし、選挙集会を開き、地方紙やローカルテレビのインタビューを受けるといったところから、やがては多くの選挙資金を得てインターネット広告で知名度を高め、テレビCMで政策を訴え、ダイレクトメールでライバル候補を批判したり、あるいは地方選挙の応援演説のためにアメリカ全土を飛び回るというような、アメリカの政治家が選挙でやることの多くが行えます。

市議会議員として市の最低賃金を変更しようとしているところ。現在は州の最低賃金を下回っているのでもう少し引き上げてもいいかもしれませんが、経済にどういった影響が出るか……。

もちろん選挙で無事に当選すれば、公職者としての仕事が始まります。法案の作成と予算審議は、当然自治体や国家にとって必要な施策であるのはもちろんですが、無事に議会を通過させることができるかどうか、議会を通過した後も拒否権を持つ市長・州知事・大統領が法案にサインするかどうかを考える必要がありますし、ときには妥協も必要です。大きな予算の手当てが必要な政策なら、同時に増税や支出減も必要になるでしょう。大鉈を振るう税制改革をやる必要もあるかもしれません。

本作では政党の選挙対策委員長になることもできます。選対委員長の職務はとにかく選挙に勝つこと。限られた予算を効率的にタイミングよく使い、担当する選挙で勝利をつかむために努力することになります。

ゲームの流れ

本作はプレイヤーが一人のアメリカの政治家となるゲームなので、まずプレイヤーキャラクターを作成します。名前や外見、所属政党、政策、特性などを決められますが、所属政党と政策はミスマッチにならないよう気を付ける必要があります。なお、本作では立候補の条件となっている年齢制限は無効化されています(例えば現実では上院議員は30歳以上である必要がありますが、ゲーム中では18歳でも立候補できます)。

続いてスタートする州と郡を設定します。ゲーム開始後でも立候補する地域は変更できるので、適当に選んでも問題ありませんが、基本的には自分の所属する党が強い地域がいいでしょう。

しかしながら、自党が強い地域では予備選挙(本選挙の前に政党内で正式な候補者を決める選挙)でライバル候補に勝たなければ本選挙に出られず、この予備選挙は政策が近い候補との競り合いになるためにかなり勝つのが難しい選挙です(おそらく自分の政策の変更も含めた対応をする必要がある)。そのため、政党支持率ではちょっと負け気味の地域のほうが選挙に当選しやすい場合もあります。

次に、都市名(何に使われているか不明)、開始年(2015年か2019年)、選挙の難易度、キャラクターのカスタマイズ(他のキャラクターをゲーム中にカスタマイズできるようにするというもののようです)の可否を設定します。Advanced Optionsではアメリカ全土の政党支持率などを変更できます。

最後に秘書(Chief of Staff)を選びますが、これは適当に好きな顔と名前の秘書を選びます。

秘書のアドバイスを経て表示されるこの画面がメイン画面。画面左上のアイコンと数値は左から知名度、政治点、支持率で、右ふたつはメッセージとやらなければならないことの数です。

ゲームの進行はターン制で、1ターンは1週間。1年は52週あります。1週間ごとに活動時間(左側の秘書の顔の下にあるHours Remaining)が与えられ、選挙期間中であれば演説や戸別訪問など、公職にある間は法案作成や資金調達などにこの活動時間を消費します。

最初はなんの公職にも就いていないので、タブ2段目の「Jobs」を見て就任したい役職を見てみましょう。

ここでは教育委員(School Board Member)、市議会議員(City Council Member)、市長(Mayor)、市議会選挙対策委員長(Party Chair for the City Campaign Committee)になることができますが、選対委員長以外は選挙に勝つ必要があります。

せっかくなので、以下では大統領選挙に立候補した場合を見てみましょう。

選挙の進め方

すべての選挙は上で書いたように、党内の正式候補者を決める予備選挙、その後に民主党・共和党の正式候補者の一方に決める本選挙の2段階に分かれています。予備選挙と本選挙では予備選挙のほうが難易度が高く、かなりしっかりした選挙戦略を考える必要があります。

選挙では知名度(Name Recognition)、投票者の熱気(Voter Enthusiasm)、支持率が重要です。知名度は当然100%(選挙区内の有権者全員に知られている)、熱気もできるだけ高い数値を目指すことになります。支持率についてはあまりよくわかっていませんが、おそらく自分の政策の変更や選挙運動を通じた有権者の意見の変化(Effect on Public Opinion)で高まるもののように見えます。

まず有権者がなにを考えているかを知る必要があります。タブ2段目の「Poll Data」ではアメリカ全土、あるいは州ごとにお金をかけて調査を行うことができ、各候補の知名度や支持率、政策分野の優先度、各政策分野ごとの有権者の意向などを知ることができます。

これを元に有権者が特に関心を持つ分野の主張を行えば、選挙を有利に戦えるはずです。

タブ2段目の「Events」は活動時間を消費して行う行動です。知名度も投票者の熱気も選挙資金もない状態では、まずインタビュー・戸別訪問・演説を行うことになるでしょう。名前が売れると選挙資金が集まりだすので、選挙集会(Rallies)を開いて熱気を高めたり、同じくタブ2段目の「Marketing」でテレビCMやインターネット広告などを打って、効率的な知名度向上やライバル候補の批判などを展開していきます。「Marketing」は活動時間を消費しません。

選挙運動ではボランティアを使うこともできます。ボランティアを集めるためには州ごとに事務所を作る必要があり、その家賃が毎週かかるようになります。ボランティアは戸別訪問、電話による宣伝、資金調達、看板立ての4種類の活動があり、スライダーでそれぞれの比率を設定するだけです。

選挙集会やローカルテレビへの出演はその州に出向かないと行えません。例えば予備選挙では州ごとに投票期日はバラバラなので、投票の前週に現地入りして最後の選挙運動をやるというようなことも可能です。

本選挙は実際のアメリカ大統領選挙のように、州ごとに決まった数の選挙人が設定され、その州で勝利した候補がその州の選挙人を総取りし、その選挙人の過半数をとった候補が当選します。

そのため、このように勝利した州の数で負けている民主党候補(青)が選挙人を過半数獲得して当選するということが起こります。この例では、特に選挙人が多いカリフォルニア州とフロリダ州で民主党が勝利しています。

公職に就いたらできること

拳銃の非合法化法案。

法案審議に入ると各党員集会(Caucus)からさまざまな反応が返ってきます。

最後に大統領が承認するかどうかを決めます。

公職に就いて行える最大のものは、やはり法案作成でしょう。アメリカ大統領として法案を作成すると、まずアメリカ下院議会、続いて上院の委員会、最後に上院本会議を経て大統領が署名をすれば法案が成立します。上の画像では拳銃の非合法化法案を提出し、上下両院を通過して大統領として署名して成立に漕ぎ着けました。

公職に就くと、選挙時の公約や有権者からの要請が「Challenges」に表示されます。法案成立や統計が表示されている条件を満たすと政治点(Political Points)を獲得できます。多くの政治点を持っていると議員に影響を及ぼすことができるようになり、可決されるか微妙な法案も議会を通過させられるようになります。

一番上のタブの「Metrics」では国内の各段階の統計や公的組織の予算・法律の状況を確認できます。公職者としては、予算と折り合いをつけながらこうした社会指標をどうにか改善していくことになるでしょう。

現実と同じく予算は1年ごとに作成して途中で変更はできないので、今年可決した法案や来年の情勢をよく考えつつ、どのように来年の予算を編成するかを思案する必要もあります。必要な予算を削ってでも予算を均衡させれば財政は安定しますが、社会統計は当然悪化しますし、その逆もまたしかりです。

その他

最後に、ある程度政治力のある政治家になると子飼いの政治家(Protege)を持つことができるようになります。子飼いの政治家は自分と同じ政策を持ち、プレイヤーが指定した選挙に指定した選挙区から出馬します。当選すれば子飼いの政治家を通じて自分の意向を反映させることができるというわけです。


実を言いますとこうして紹介する私自身まだ何十時間もやりこんだわけではないのですが、2020年アメリカ大統領選挙当日、かつSteamでセール中ということで、このタイミングでご紹介しました。やっていてかなりよくできているように感じるゲームですが、発売から1年経過してバージョン番号が0.1585というのは開発が遅いと見るべきか、伸びしろが大きいと見るべきか……。

いずれにせよ現状でも充分遊べるゲームになっているので、現段階で買っても損はしないと感じました。おすすめです。

コメント

  1. 実は好きなんです、こういうの。
    学生時代にこれの日本版みたいな感じで「市議会議員からスタートして最終的に首相にまで上り詰めて国政を行う」ゲームの企画ごっこして遊んでました。
    大昔のバランス・オブ・パワーも好きだったけど、あれはアメリカ大統領になってソ連と渡り合い、何とか戦争を防ぐというゲームだったから、これとは少し違うな。
    ご紹介のソフトも楽しそうだけど、ちょっと今時のゲームとしてはグラとUIが弱そうであんまり食指が動かない……。
    ひとりで作ったソフトなんだろうなあ。
    もっと高くてもいいからマンパワーと資金かけて作り込んで欲しいな。

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