「Crusader Kings III」開発日記#21が公開されていましたので、その内容をご紹介。今回はカスタム教派と異教の改革について。本体発売前の開発日記です。
開発日記
開発日記#21は、カスタム教派と異教の改革について。
- まず新しい教派(Faith)の創設や異教(pagan)の改革がどのように機能するのかを説明する。その後、新たに設立した教派で選べるTenetsやDoctrinesについていくつか紹介する。
教派の設立
変更したTenetsとDoctrinesを表示する教派作成画面。
- 自分の教団のTenetsやDoctrinesを見ると、下の方に「新しい教派を作成(Create New Faith)」と書かれたボタンがある。このボタンをクリックすると教派作成ウィンドウが開き、この画面はいつでも(新たな教派を設立できるようになる前でも)見ることができる。
- この画面では新たな教派のすべてのTenetsやDoctrinesを変更できるが、どのTenetsを選択できるかは宗教によって異なる。例えば、ダルマ(Dharma)の概念に基づくTenetsは東洋宗教(Oriental Religions)限定だが、Monasticismは広く行われていたものであり、誰でも利用できる。
- 新しい教派を設立する際には、まず自分が教派の基本とする宗教の信者である必要がある。
- 単純に利用できるかどうか以外に、宗教によっては特定のDoctrinesを他より受け入れやすいということがある。例えば、イスラム教は複婚に慣れており、それを支持する新しい教派を喜んで受け入れるだろう。対照的に、神は私たちが複数の配偶者を持つことを意図していると主張する新たなキリスト教の教派は、もう少し懐疑的な見方をされるだろう。
- CK3では、TenetsやDoctrinesにはそれぞれ関連するPietyコストがある。元の教派から逸脱すればするほど、聖職者たちを納得させるためにはより多くのPietyが必要となる。
- やりたい変更をすべて行うと、教派設立に必要なPietyの合計が表示されるが、このコストは非常に高くなり得るもので、新たな教派を作ったり、異教を改革することは、ほとんどのキャラクターにとって生涯をかけた目標となる。これをやろうとするなら、Learningの教育や複数の美徳とされる特性を持ち、頻繁に巡礼に行ったり、聖なる目的のために金や兵力を寄付したりする能力があるキャラクターで行うことを強く推奨する。
- 教派が低いFervorに悩まされているときに同時に神の啓示が起こるように時期を合わせることができれば、誰もがプレイヤーの新たな教派を受け入れやすくなる(Fervorについては今後予定している異端の拡大についての開発日記で述べる)。
- 自分の教派のTenetsとDoctrinesに満足し、必要なPietyを蓄積すると、プレイヤーは正式に新しい教派に改宗できる。プレイヤーと自身の首都がある伯爵領はただちにこれを受け入れるが、新たな教派を封臣や領民に受け入れさせるのは簡単ではない。彼らは反乱を起こして狂った王を退位させたいと思うかもしれない。新しい教派が世界に足がかりを得る前にプレイヤーが死ぬと、教派もプレイヤーとともに死ぬ可能性が高い。
異教の改革
- CK3の異教の教派は特別な「未改革(Unreformed)」のDoctrineから始まる。このDoctrineは部族の領主に早い段階で大きなボーナスをもたらすが、部族政体に固定し、獲得した非部族の封臣に大きな評価ペナルティがつく。
- 部族勢力は非常に不安定で、成功した酋長は最終的には封建領主になれるように改革された宗教に改宗するか、自身の異教を改革して真に組織だった宗教にするかのどちらかを望むことになる。
- 教派設立と同じく、領主は自身の教派を組織化するために相当量のPietyを稼がなければならない。加えて、少なくとも3つの教派の聖地を自勢力内に収めなければならない。
- これを達成すると、後の過程は既存の改革された宗教の新たな教派を作るのと似ている。封臣は改革した教派への改宗を嫌がるかもしれないが、改革した教派には未改革の教派からの改宗ボーナスがつくため、既存の教派の中で異端を作るよりも宗教改革に賛同するよう説得するのはずっと簡単だ。
TenetとDoctrineの紹介
- 最後に、CK3で新たな教派を作るときに選択できるTenetとDoctrineをいくつかご紹介する。この内の多くは既存の教派の中で使用されているが、プレイヤーが作成したカスタム教派でしか使用できないものもある。ご覧のように多くの種類があり、最終的にはどのようなプレイスタイルでもそれをサポートするTenetsやDoctrinesがあるはずだ。
コメント
ヘリオガバルスプレイが捗るなあ