「Crusader Kings III」開発日記#14が公開されていましたので、その内容をご紹介。今回は外交ライフスタイルについて。本体発売前の開発日記です。
開発日記
開発日記#14は、外交ライフスタイルについて。
- 私たちはみな、隣人と仲よくし、封臣に贈り物をして嫌われないようにする。一方で、パラド社のゲームエンジンの名前を考えれば、「戦争は他の手段による外交ライフスタイルの継続である」という格言に、私たちはあまりにも親しみがある。
- 外交(Diplomacy)ライフスタイルには以下のフォーカスが含まれる。
- 外務(Foreign Affairs):隣人、封臣、主君、そして自分の息子たちがプレイヤーに対して宣戦布告しないよう外交スキルを強化したいときに。
- 尊厳(Majesty):もう少し多くの威信(Prestige)が必要なときに。
- 家族(Family):家で平和を保つ外交スキルと、家を発展させるための生殖能力の向上。
家族の要人(Family Hierarch)ツリー
- すべてのツリーの中で、これが非常に強力なスタートを切るので、まずはこのツリーから始めたい。
- パークによって策略(Scheme)がアンロックされるが、これは非常に便利だ。標的のプレイヤーに対する評価を改善するのみならず、友人になることもできる。
- これは関与者(Agents)を使用しない個人的策略(Personal Scheme)であり、(誘惑と同様に)標的の性格に相当程度依存する。もちろん外交スキルも重要だ。友人になるには多くの手段があるが、交友の策略(Befriend Scheme)は中でももっとも信頼できるものかもしれない。
- CK3での友人はこれまで以上に存在感がある。イベントに加えてよりよい評議員になるというようなシステム上のボーナスもある。
- もちろん、ツリーはそれだけでなく、さらなるボーナスももたらす。
- 交友の策略の成功をより確実にするものもある。
- プレイヤーが卑しい穀潰しである場合、家族に毒を盛られる可能性を下げるのによりよいものはなにか?
- さらに、子供に卑しさが引き継がれにくくするものはどうだろうか?
- まったく役立たずの子供もいるが、彼らはプレイヤーのためになにをしてくれるだろうか?
- 最後には「家族の要人」特性を獲得する。男性はPatriarch、女性はMatriarchだ。これは外交能力にボーナスをもたらし、さらに生殖能力を高め、ストレス増加量(Stress Gain)を低減し、近親者の評価(Close Family Opinion)にボーナスをつける。家族が家族の要人を裏切ることはほとんどない。
外交官(Diplomat)ツリー
- 外交官ツリーでは誰でも贈り物の質を高めることができる。
- 外向的な人向けのパークもある。同盟したい場合は正直に頼むことができ、家族の結婚なしでその約束が果たされることを期待できる。追加で同盟関係になれる相手には多くの制約があるが、息子と娘の比率が完璧でない場合でもうまくやることができるようになる。
- 同盟自体にもボーナスがつき、さらにうまみのあるものになる。
- 外国との友好関係が必要な場合は、宰相の任務を支援するパークがある。
- 改善できるのは評議員だけではない。このパークは高く評価される可能性が高い。
- まったく新しい開戦事由をアンロックするものもある。「Ducal Conquest」はまだ創設されていない公爵位を創設するのに必要な伯爵領を得る戦争に向かわせるものだ。
- 「Forced Vassalage」は下位の独立領主を強制的に封臣にする。注意してほしいが、彼らは封臣になった後、もっとも満足した封臣とはなり得ないだろう。しかしプレイヤーの地下牢はそのためにあるのでは?
- こうした開戦事由は利用頻度に制約があり、幅広く利用できるものではないが、適切な状況下で領地を大きく変えることができる。
- 戦争に行って望むものを手に入れることの中で最悪のものとはなにか? 戦後に「停戦期限切れを待つこと」だ。ただし他者がプレイヤーの言葉をどれほど信じるかというような他のペナルティもあることに注意してほしい。このパークは停戦破りを「無料」にするものではない。
- 最後に外交官の特性を得る。外交能力を大きくブーストするほか、独立領主の評価にもボーナスがつく。
尊厳者(August)ツリー
- 最後は自分の統治に対して尊敬と名誉を得たい人向けのものだ。実際にこのツリーの鍵となるパークは名声を高める。
- 生涯を通じた威信の蓄積に関するものもある。
- 強力で名誉ある人生には利点もある。例えば人々はプレイヤーが立派な意図を持っていると思おうとする傾向がある。そして立派に見られることも恐れられることもないと言う人はいない。
- このツリーではプレイヤーに仕える人がよりよく仕えるようになる。
- そしてプレイヤーには大きな利点がある。
- より多くの人がプレイヤーに仕えるようになる手段ももたらす。
- 最後に私のお気に入りを紹介する。プレイヤーとその先祖の年代記をまとめるのに、プレイヤー以上の適任者がいるだろうか?
- 「叙事詩の編纂(Commission Epic)」は長い連鎖イベントが始まり、(多額の資金と引き換えに)一族の年代記を書くよう執筆者に依頼できる。この試みは非常に多くの経過があり得るが、誰を執筆者にするかについては多くの選択肢がある。
- 構成の品質にもよるが、充分多くの人が読めば、あるいは少なくとも自分の図書室に保管してあれば、プレイヤーは長期的に多くの威信を得る。
- 最後に、このパークツリーでは尊厳者の特性を得る。これは外交能力ボーナスだけでなく軍事能力も少し上昇させる。しかしとりわけ大きな利点は毎月の威信獲得量が増加することで、プレイヤーはより名誉ある人生を送ることができるようになる。
イベント
- 外交ライフスタイルのイベントについて少し触れたい。というのは、少し変わった方法で人々を知る機会をもたらす、非常に珍しいイベントがあるからだ。
- この例では、結果は偶然ではなく、公爵の特性によって決まる。彼は大食(Gluttonous)なので彼が努力に感謝すると考えるのは公平だ。
質疑応答
Q1:子供に対するスキルボーナスはどのように機能するの? 生まれたとき?
A1:生まれたときに適用され、パークを取得する前にいた子供にも遡及適用される。
Q2:一族の叙事詩を持っていることの利点は?
A2:時間経過で個人の威信と名声(Renown)を獲得する。
来週は軍事ライフスタイルについて。
コメント