「Hearts of Iron IV」開発日記2019年12月11日分が公開されていましたので、その内容をご紹介。今回は機密情報について。
開発日記
開発日記2019年12月11日は、機密情報について。今回はゲームディレクターのpodcat氏によるものです。
- これまで機密情報は二国間の暗号技術の差に基づいており、すべてをひとつの値がカバーしていた。これをさらに面白くするために、私たちはそれを4つの値に分割した。すなわち、民間/産業機密情報(Civilian/Industry Intel)、陸軍機密情報(Army Intel)、海軍機密情報(Navy Intel)、空軍機密情報(Air Intel)だ。
- これは新たな機密情報台帳(intel ledger)で見ることができるものに影響し、La Resistanceを持っているプレイヤーではこれまで外交インターフェースで表示されていた情報を置き換える。
- それぞれのタブはそれぞれの種別の機密情報をカバーし(上の画像では民間/産業を選択している)、マップの情報もある。上記の例では、ズームアウトすると建造物の数値がまとめられている(ズームインするとステートごとに同じものが見える)。これにより、どこを爆撃するか、どこでどんな妨害工作を行うのが効果的かを判別しやすくなる。
- 機密情報が多いほどより多くの情報が表示され、カテゴリーごとにツールチップでレベルが細かく表示される。
- 現在どのくらいの数の陸軍技術が研究されているかは見ることができるが、具体的にはわからない。機密情報が70%必要だが、相手国の研究ツリーを見ることもできるようになる。5%以上あれば(注:画像からおそらく「50%以上」の間違い)、他国の師団テンプレートごとのおおよその師団数が見れるようになる。この時点では存在のみ確認でき、詳しい情報はわからない。
- 陸軍機密情報タブでは相手の装備備蓄の詳細もわかる。
- 海軍と空軍も同様だ。
- 海軍機密情報マップモードは非常に強力で、機密情報レベルが高ければ敵が特定の任務を実施している海域も表示される。
- 機密情報は多くの源泉から獲得する。以下は例。他にもあるかもしれない。
- 諜報網
- 潜入した諜報員
- 拘束した敵の諜報員
- レーダー
- 暗号解読
- 偵察機
- 陸戦/海戦/空戦
- それぞれの情報源には獲得できる最大値があり、さまざまな手段でさまざまな機密情報値に影響する。例えば敵の沿岸部に諜報網を持っていたり、交通のある海域を偵察する場合、より多くの海軍機密情報を得る。情報源はそれぞれ時間経過で(注:獲得量が?)減衰するため、機密情報の水準を保つために積極的に情報収集し、多くの情報源を組み合わせることが重要だ。
- ここで私は複数の情報源を持っている。これは素早くスクリーンショットを撮るために機密情報を獲得するイベントを作って撮ったものであることに注意してほしい。
- 単純に民主主義で自由貿易だと、自国の民間機密情報を隠すのは難しくなる。
- 敵の建設戦略、テンプレート、技術、備蓄は最良のやり方で対抗するのに非常に役に立つが、これまでの相対的な暗号レベルの差を置き換えるように、相対的な機密情報から直接のアドバンテージも獲得する。
質疑応答
Q1:AIは機密情報に基づいて戦略を変える?
A1:AIはバックグラウンドで数値などを評価するのに機密情報を使用する。それ以外には、今のところはAIの戦略をどうにかするようなことはやっていないが、将来的には間違いなくあり得る。この種のことにはとても時間がかかる。
Q2:同盟国の装備・燃料・研究についてどうなっているかも見れる?
A2:見れる。
Q3:過去のレポートを保存できる?
A3:できないが、経時的な変化をグラフで見ることができる。
Q4:マイクロマネジメントがすごく増えそう。
A4:実際にはほとんど受動的なもので、敵と積極的に戦うことで多くの機密情報を獲得するため、私はそこまで心配していない。偵察機は軍に割り当てることができるし、諜報網は自動で管理されるし、暗号解読は何か月もかかるからそこまで手間はかからない。
Q5:貿易ルートや敵の貿易相手国はわからないの?
A5:機密情報レベルが上がると貿易ルートは表示される。
コメント
装備の新旧も判別できるのは助かるわ
>民主主義で自由貿易だと、自国の民間機密情報を隠すのは難しくなる
これで無資源国家でも自由貿易以外の選択肢が…って思ったけど、民間機密を他国に知られても さして問題ないから結局無資源国家は自由貿易一択??
見れば見るほどレジスタンスといい面倒なだけのアップデートにみえる
楽しみだなぁ
どうなんだろうなぁ?
早く講和のアップデート欲しい気がする
海軍機密には軍港に籠もってる敵艦隊の情報とかあるのかな
空母で軍港空襲が捗りそう