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パラド社が2019年第3四半期レポートを発表

Paradox Interactive社

2019年11月12日、パラド社が2019年第3四半期レポートを公表していました。前年同期比で売上高は+26%、営業利益は+36%で、前期に続き大幅増収増益となったようです。

前四半期:2019年第2四半期


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概要

2019年11月12日、パラド社はウェブサイトで2019年第3四半期レポートを公表しました。

以下では1スウェーデンクローナ=11.27円で換算し、千の位を四捨五入しています。

業績と財政状態

  • 売上高:282.6百万クローナ(3,185百万円)←225.0百万クローナ(前年同期比+26%)
  • 営業利益:93.1百万クローナ(1,049百万円)←68.3百万クローナ(前年同期比+36%)
  • 当期純利益:92.9百万クローナ(1,047百万円)←68.3百万クローナ(前年同期比+36%)

第2四半期に引き続いて前年同期比大幅増収増益が続きます。グラフにはありませんが、損益計算書では2018年第3四半期と比べて販売費がほぼ倍になった一方、管理費は20%以上の大幅減少となっています。管理費減少はわかりませんが、販売費は当四半期にSurviving the Aftermathの発売があったことが原因と思われます。ただ、それにしても多い気はします。他に当四半期はコンソール版のCities: Skylines CampusとStellaris: Utopiaをリリース。

貸借対照表では負債が微減する一方で、グラフにはありませんが前払費用及び未収収益と現金及び現金同等物が大幅増。未公開の外部開発ゲームプロジェクトを80百万クローナで売却したとのことなので、これが原因と思われます。今四半期は投資は控えて力を溜めているようです。

CEOコメント

「ベースゲームと拡張を販売するビジネスモデルでは、ゲームの長いライフスパンの間に収益を得ることができ、また徐々に開発能力を高めて3つの主要なセグメントであるストラテジー、マネジメント、ロールプレイングでゲームを販売し、同時にプレイヤーコミュニティと継続的に関係を強化していくという戦略では、成長性を高め、リスクを低減し、高い利益率を実現できている」と述べています。

また、業績については、複数のタイトルに収益源を分散できており、ひとつのタイトルに依存しない状態になっているとのこと。

最後に、CEOコメントでもCrusader Kings IIIについて触れており、これまでの「2020年リリース予定」からもう一歩踏み込んで「2020年後半リリース予定(scheduled to be released late 2020)」であると述べています。しれっと書いてありますが、4Gamer.netGAME Watchのような日本語ゲームメディアだけでなく、PCGamerでも「2020年発売」と書くに留まっている中、「2020年下期」と明示したのは新情報と言えるでしょう。

株価と指標

パラド社の株価は決算発表前の11月6日から急落して発表前日の11日には115.70クローナまで下げたものの、好決算を好感して反転上昇。11月15日終値で128.60クローナとなっています。

11月15日時点での時価総額は13,612百万クローナ(153,407百万円)。日本の上場企業で近いところでは、ホームセンターチェーンのDCMホールディングス(153,312百万円)、清掃用具やミスタードーナツのダスキン(152,762百万円)など。

また、総資産は1,473百万クローナ(16,556百万円)で、近いところでは博多一風堂の力の源ホールディングス(16,392百万円)、居酒屋チェーンの鳥貴族(17,127百万円)など。

参考までに、コーエーテクモホールディングスは時価総額327,436百万円、総資産129,192百万円。パラド社から見ると時価総額は2倍以上、総資産では8倍弱の規模感となっています。


業績は依然として堅調なようでなにより。PDXCONで発表されたのはCK3でしたが、前StellarisゲームディレクターのWiz氏が関わっている開発中のタイトルがあるようですし、Vic3についてはまだ期待しています。

本記事は紹介している企業その他への投資の勧誘や売買の推奨を目的とするものではありません。また、情報の正確性について気をつけてはいますが、これを保証するものではありません。

次四半期:2019年第4四半期

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コメント

  1. 来年でVIC2発売から10年目ですし私もVIC3は期待してます。

    • ワイも期待してるやで…

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