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「Hearts of Iron IV」開発日記2019年9月11日――自由フランスとヴィシー政権

「Hearts of Iron IV」開発日記2019年9月11日分が公開されていましたので、その内容をご紹介。今回は自由フランスとヴィシー政権について。

前回:開発日記2019年9月4日――レジスタンスと迎合性


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概要

開発日記2019年9月11日は、自由フランスとヴィシー政権について。今回はリーディングコンテンツデザイナーのArchangel85氏によるものです。

  • ヴィシー政権は「システムの穴に史実の杭を打ち込もうとしている」いい例だろう。あらゆる部分でドイツの傀儡国でありながら、正式に戦争に参加することはない。ヴィシー政権は連合国と戦争はしていなかったが、シリア、マダガスカル、そしてトーチ作戦でダカールにおいて、連合国軍とヴィシー政権軍は戦った。しかしそうした戦闘を経てもなおヴィシー政権は参戦せず、そうした作戦の後、ヴィシー・フランス軍は連合国によって本国に送還された。
  • 今のところ、ヴィシー・フランスと自由フランスの師団はフランスにおける内戦勃発によるもので、またドイツがファシスト側を傀儡としているものとして扱われる。これで多くの問題が自動的に解決される。例えばあらかじめスクリプトされた戦闘序列によるのではなく、プレイヤーが作成した軍を分割することで、どちらも同じ技術を持った状態でスタートできるなどだ。しかしそれはヴィシー政権がただちに自由フランス、ひいては連合国と戦争になるということでもある。
  • これは連合国とヴィシー・フランスとの間で戦闘があり、ヴィシー・フランスがその戦闘で領土を失ったという意味ではいくらか正しいが、両者の間に正式な国家間戦争はないし、またヴィシー・フランス軍のソ連との戦争への貢献は1個連隊を義勇軍として送ったのがすべてだった。実際、多くの点で連合国はド・ゴールの人を惹きつける人柄と人心掌握術にもかかわらず、彼よりもヴィシー政権に好意的だった。
  • こうした状況を正当に取り扱うため、私たちは特別な国家方針を作成することにした。私のデザインの目標は以下のとおりだ。
    • あらゆる特殊な状況を取り扱うために巨大で不安定なスクリプトシステムを必要としないで、亡命政府のフランスとフランス・メトロポリテーヌのドイツに協力的な政府を分割する手段がある。
    • 少なくとも一定期間はヴィシー・フランスが中立を維持する。
    • ヴィシー・フランスが「正統な」フランスとなり、潜在的には連合国入りもできる手段がある。
    • ことが始まったときにヴィシー・フランスに割り当てられた領土を、両者が戦争にならずに自由フランスが獲得できる手段がある。
  • 幸いなことに、実際に内戦を起こさずに内戦の効果を発揮させる技術を私たちは持っている。これで国家を分割し、軍を再割り当てし、備蓄を分け、両者に適切な技術を持たせるなどさまざまなことを行う。またプロセス全体を手間が少ないものにし、特殊なケースの数も減らせる。というのは、ゲームが取り扱う限り、自由フランスとヴィシー・フランスはどちらも適切な状況のもとではフランスとして扱われるからだ。

  • もうひとつの小さな変更は戦争協力度を70%以上にした場合、休戦や英仏連合(Franco-British Union)建国を求められるイベントで、戦争継続が第三の選択肢として出現する。降伏を選んだ場合、これまで同様に国家はヴィシー・フランスと自由フランスに分かれる。ほとんどの海外領土は史実どおり最初はヴィシー・フランスに、いくつかの島は自由フランスにつく。また、どちらの国家も分割された国家方針ツリーを得る。

自由フランスの国家方針ツリー

  • 自由フランスは2つの主なストーリーラインをたどる。一方はヴィシー・フランスが領有する領土を回復するものだ。より管理しやすくするため、フランス植民地は現在の国家や当時の行政区画ではなく大まかにシリア、北アフリカ、西アフリカ、中央アフリカ、マダガスカル、インドシナに分割されている。
    • 国家方針を通じて直接要請することで上記の一部が鞍替えする可能性があるが、残りは直接的手段で転向させなければならない。手段のひとつは戦後の独立を約束するもので、これによってその植民地が鞍替えする可能性があり、また戦争の間はレジスタンスが低下し、迎合性が上昇する。しかし戦争が終わればそのエリアは約束の履行を要求する。拒否すれば、史実のインドシナにおけるフランス同様、政府に対して住民が憤慨していることにすぐに気づくだろう。
    • 2つ目の手段は軍事的介入でそのエリアへのアクセスを得る。これはプレイヤー(あるいは連合国)がヴィシー・フランスが全面戦争にならずに領土を獲得するため、国境紛争の形式を取る。マダガスカルには国境はないため、別の手段を取る必要がある。

  • もうひとつの大きな流れはフランスで活動するレジスタンスの設立と拡大だ。国家方針を通じて占領下のフランス全土のレジスタンスの目標値を高め、レジスタンスの温床とする。たとえ共産主義と実業家のありそうもない同盟を結ばなければならないとしても。
  • 本国が奪還され、パリが解放されると、プレイヤーは臨時政府(Provisional Government)を樹立でき、本来のフランスの国家方針ツリーに復帰する。戦争していない状態でヴィシー・フランスが残っていれば、再統合を求めるディシジョンがある。

ヴィシー・フランスの国家方針ツリー

  • ヴィシー・フランスはドイツの傀儡とはみなされなくなるという最大の変更がある。傀儡は宗主国の陣営に加わることに大きなウェイトを置いており、また陣営に加わっていれば参戦要請にも従う。私は簡単に参戦要請を拒否するような特別な傀儡レベルを作ることと、参戦要請を拒否するようにスクリプトされたAIストラテジーを設定することの2つを考えたが、ワンオフの傀儡レベルのほうが、ヴィシー・フランスを傀儡にせずに別の手段でドイツとの関係を扱うよりずっと容易に問題を解決できると結論づけた。

  • ヴィシー・フランスとしてのプレイヤー主な任務は、国民革命(National Revolution)を完遂してフランス社会を共和主義から転換することだ。プレイヤーは同時に軍を再建し、植民地帝国を維持したいと思うだろう。降伏時にプレイヤーはドイツによるフランス駐留経費を表現した消費財+20%もの巨大なペナルティを負う。
  • このコストを低減するため、ドイツと多くの取引ができる。入港権を与えること(史実ではイラクの反乱に対してドイツの支援を得るために行われた)から始まり、後にはドイツ向けに航空機部品の製造を提案すること(ドイツの航空機生産コストを低下させる)やドイツへの労働者の送り出し(ドイツに生産ボーナスがつく)で、ペナルティを軽減できる。
  • 国民革命を完遂するとドイツに占領地の返還を要求でき、万一ドイツが同意すれば、枢軸国入りして元のフランスの国家方針ツリーに戻り、ドイツとのファシスト同盟ルートに進むこともできる。ドイツが拒否した場合は自由フランスと和解でき、ド・ゴールが同意すれば合同して連合国側として再参戦する(元のフランスの国家方針ツリーに戻り、ツリー右側の民主主義ルートがアンロックされる)か、あるいは自身で名誉を回復すると決めて直接宣戦布告し、元のフランスの国家方針ツリーに戻ってラテン協商(Latin Entente)ルートをアンロックすることができる。
  • もちろん、ドイツにアントン作戦のディシジョンは残っているため、ドイツがヴィシー・フランスを信用できないと考えないように、プレイヤーは北アフリカの維持を確実にしたいと考えるだろう。

質疑応答

Q1:君主主義ルートでは自由フランスとヴィシー・フランスにはどういう影響があるの?

A1:ヴィシー・フランスができるイベントはフランスがイギリスと同じ陣営にいてイングランドと戦争している(注:おそらく英仏どちらも戦争状態にあるという意味と思われる)必要がある。これは通常どちらも民主主義のときにのみ発生するはずだ。


来週は1.8ハスキーアップデートのその他の変更点について。

次回:開発日記2019年9月18日

コメント

  1. ド・ゴールと和解か…。史実じゃありえない展開がこういったゲームのいいところよね。

  2. レジンスタンスシステムの変更でドイツは弱体化するだろうけど、ヴィシーフランスの協力次第で少し強化される感じかな?

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