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「Imperator: Rome」開発日記2018年12月17日

その他

「Imperator: Rome」開発日記2018年12月17日分が更新されていましたので、その内容をご紹介。今回は貿易とイギリス諸島について。

前回:開発日記2018年12月10日


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概要

開発日記2018年12月17日は、貿易とイギリス諸島について。

貿易

  • Imperatorでの貿易は利益を出すことに限らず、ゲームのその他の要素にも関連している。例として穀物(Grain)を見てみよう。
    • 都市はそれぞれプロヴィンスに向けて1種類の交易品を生産する。例えば穀物だ。
    • プロヴィンスに交易品が存在していることで、プロヴィンス全体に補正がある。穀物はPop成長を+0.1%する。
    • プロヴィンスはそれぞれ一定数の交易路を使って交易品を輸入できる。交易品ひとつにつき交易路ひとつを使用する。
    • プロヴィンスで交易品の余剰があると少量の補正があり、この補正は余剰が増えることで重複する。穀物は余剰1単位あたりPop成長が+0.05%される。
    • 交易路はプロヴィンスでは生産されない交易品や、補正を積み増すために余剰を増やす交易品を輸入するために使用される。
    • 輸出する交易品はプロヴィンスで余剰があるものである必要がある。
    • 輸入せずに余剰を生み出すには、プロヴィンス内の複数の都市で同じ交易品を生産するか、ひとつの都市に15以上の奴隷Popを持つ必要がある。奴隷15Popごとに、交易品の生産は1単位増加する。
    • 首都プロヴィンスでの交易品の余剰は国家にボーナスをもたらす。首都はほかのプロヴィンスよりも多くの交易路を持ち、特に国家ランクによってさらに多くの交易路を得る。穀物が首都で余剰を生じている場合は国家の人的資源が+10%される。
  • 交易品のボーナスはその種類のよってさまざまだ。
  • また、アクティブな交易路はプロヴィンスに商業収入を生み出し、かなり多くの金銭収入をもたらしてくれるだろう。

  • 交易品は効果を反映して以下のようにカテゴリー分けされている。
    • 戦略物資(Strategic Goods)は木材、鉄、象などで、特定のユニットを編成するのに必要になる。
    • 軍用物資(Military Goods)は軍のパフォーマンスに影響する。
    • 成長材(Growth Goods)は穀物などで、Popの成長を増加させるものだ(また、Popが増えることでPopの成長が低下するため、非常に人口密度の高い地域では飢餓を生じさせることなく人口を維持するためにも必要となる)。
    • 消費財(Population Goods)はPopの幸福度を引き上げ、Popを生産的にし、反乱の可能性を低下させる。
    • 経済・技術関係物資(Economy & Technology)は技術、建設、税、商業、忠誠度、文明レベルにさまざまなボーナスをもたらす。

外交距離

  • 宣戦布告、軍事通行権関連、和平交渉以外のほとんどの外交交渉は外交距離に制約される。ある他国が自国の外交距離内にあるかどうかは、自国の外交距離と二国間の首都の距離を比較して計算される。外交距離は自国の国家ランクに主に影響を受けるほか、発明によっても影響される。宗主国と従属国は常に互いに外交距離内にあるとみなされる。

輸出

  • 輸出については以前の貿易に関する開発日記で触れただけだが、変更点がある。通商条約はなくなった。ひとつの協定で国家のすべての交易品にアクセスできるようにするのではなく、プレイヤーは外交距離内の国家に対して、相手国で余剰のある交易品の輸入許可を申し込めるようになった。
  • 国際貿易から得られる商業は国内貿易と比較して多い。つまり、輸出によって多くの収入を得ることができ、商業によい補正(プロヴィンスに高い幸福度の市民と市場が多くあるなど)がある場合は特にそうだ。
  • また、交易品を輸出することでも補正がかかる。例えば穀物では国家の人的資源が+5%される。

 

イギリス諸島についても紹介されていますが、マップの解説はこれまでのものも含め、今後機会があればマップのみまとめてご紹介することとします。最近のImperator開発日記はゲームシステム解説とマップの解説がセットになっていますが、一度にご紹介するには長すぎるためです。

2019/02/10追記:これまでの開発日記でも順次マップの解説についても追記してきましたが、本記事でも以下でイギリス諸島について追記しました。

イギリス諸島

ブリタンニア南部

  • イギリス諸島は古代世界で知られていなかったというわけではなく、マッシリアのピュテアスおそらくゲーム開始年代の頃に訪れたと思われる。しかしピュテアスの著作はほとんど残っておらず、私たちは他者がその著作について書いたものを通じてしか知ることができない。したがって、私たちは大部分についてその過去の情報を推定しなければならなかった。
  • 私たちが文献や考古学から推定したのは、イギリス諸島におけるこの時代の発展や富だ。鉄などの卑金属や金が豊富で、さらに優れた農地でもあり、穀物や畜牛を輸出していたという記述がある。
  • ブリタンニア南部は商業的にも政治的にもガリアといくらか密接な交流があった地域であり、ときにはガリアやベルジカの部族民を受け入れることもあった。

  • Icenia:後にノーフォークとして知られる地域の中規模部族王国。史実ではローマのブリタンニア侵略からゲームで扱う期間の後までローマと同盟していた。独立国としてスタートし、同盟関係はない。
  • Trinovantia:Iceniaとテムズ川の間の中規模部族王国。首都カムロドゥヌムは伝説のキャメロット城だったかもしれない場所と言われているが、スタート時点ではまだ大したことのない村だ。独立国としてスタートし、同盟関係はない。
  • Cantiacia:テムズ川からイギリス海峡まで広がっている部族王国。カエサルの記述によれば海洋志向の王国で、南のガリアの国家と親密な関係にあった。独立国としてスタートし、同盟関係はない。
  • Durotriga:ブリテン島南部の定住農耕民の王国。独立国としてスタートし、同盟関係はない。
  • Dumnonia:現代のデヴォンとコーンウォールにある部族王国で、漁業と錫の採鉱を主な産業としている。錫はここからずっと南の地域でも見られるように非常に豊かで、ヒスパニア南部のガデスから来たフェニキア商人によって支援されていた。独立国としてスタートし、同盟関係はない。
  • Ordovicia:ウェールズ北部の要塞化された丘にある部族王国。独立国としてスタートし、同盟関係はない。
  • Demetia:ウェールズ西部の小さな部族王国で、後の地名であるDyfedに語源として近い。独立国としてスタートし、同盟関係はない。
  • Deceanglia:ウェールズ北部の小さな部族王国で、ローマの統治下では貴金属の産地として知られた。独立国としてスタートし、同盟関係はない。
  • Siluria:ウェールズ南部の好戦的な部族王国。後にローマ統治下での抵抗で知られる。独立国としてスタートし、同盟関係はない。
  • Dubonnia:イングランド西部の大きな部族王国。経済と社会は農耕に基づいており、イギリス諸島の他の社会と同様にヒルフォートで領民を守っている。独立国としてスタートし、同盟関係はない。
  • Cornovia:Dubonniaの北の内陸部にある部族王国。独立国としてスタートし、同盟関係はない。

ブリタンニア北部・カレドニア・ヒベルニア

  • ブリタンニア南部と同じく、この地域も史料が限られている。北部はローマによる征服が一部にとどまるため、いくつかの点で私たちがうまくやれることはさらに少ないものとなった。
  • この地域の南部には精強なPretaniの国家があり、カレドニアのずっと北には不屈のピクト人王国が多くある。その間には無主の地(しかし住民はいる)が広がっている。
  • ブリタンニア南部と同様、強力なヒルフォートの周囲に社会が広がり、スコットランド低地地方とイングランド北部には発展しつつある都市が多くある。

  • Brigantia:ブリテン島最大の部族王国で、スタート時点では最強でもある。アイリッシュ海と北海の間のすべての土地を支配しており、ローマの征服後も相当な力を長く保つことになるだろう。独立国としてスタートし、同盟関係はない。
  • Parisia:現代のイーストヨークシャーにある小さな部族王国で、Arras文化に属する。ここに移住してきたベルジカの部族民が大きな影響力を持つこともあろう。独立国としてスタートし、同盟関係はない。
  • Carvetia:Brigantiaの北の部族王国で、Brigantiaと親密だったと考えられる。独立国としてスタートし、同盟関係はない。
  • Votadinia:ローマンブリテンの北端にあるピクト人部族王国。独立国としてスタートし、同盟関係はない。
  • Damnonia:スコットランド低地地方の西部にあるピクト人部族王国。この部族についてはほとんどなにもわからず、プトレマイオスの『地理学』にその名前が見えるのみだ。独立国としてスタートし、同盟関係はない。
  • Taexalia:スコットランド高地地方のピクト人部族王国。独立国としてスタートし、同盟関係はない。
  • Caledonia:スコットランド高地地方北部の部族を表現したピクト人部族王国。ブリテン島北端で孤立した状態で独立国としてスタートし、同盟関係はない。
  • Ulatia:アイルランド北部のヒベルニア人部族王国で、Navan Fortを中心とした部族を表現する。独立国としてスタートし、同盟関係はない。

2018/12/24追記開発日記2018年12月24日分はイベリア半島についてですが、上に書いたように今後機会があればマップのみまとめてご紹介することとしますので、記事にしてご紹介はしません。気になる方は直接フォーラムをご覧ください。

2019/03/04追記:開発日記2018年12月24日分についての記事を更新しました。

次回:開発日記2018年12月24日

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コメント

  1. vicは宇宙と古代に分割されたのか

    • vicはすべての時間軸に遍在するのだ

      • すべての時間軸に遍在するのならば近代にもvicは存在しているはず、なのに存在していない、これは一体…?

        • 未だ人類に観測されていないだけで存在はしていると仮定する

          • vicの魂は生き続けるのだ・・

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