「Crusader Kings III」新DLC「West Slavic Attire」発売は11月27日!

「Stellaris」開発日記#120――新たな経済システム

Stellaris 開発日記

パラド社の夏休みが明けて「Stellaris」の開発日記#120が更新されましたので、その内容をご紹介。今回は新たな経済システムについて。

前回:開発日記#119――「ニーヴン」リリース後のサポート その4


スポンサーリンク

概要

開発日記#120は、今回は新たな経済システムについて。バージョン2.2は「ル=グウィン」というコードネームになったようです。

  • 今のところ、私たちは「ル=グウィン」が貿易と経済に重点を置いたもので、リリース日は相当先であるということ以外に、次のアップデートとDLCについて正確な内容を明らかにする準備ができていない。

新たな経済システム

  • Stellarisの経済システムは常に私たちの制約となってきた。これはハイブリッドなシステムで、スクリプトされた(したがってMod制作者がアクセスできる)資源とハードコードされた資源が並列している。
  • 例えば、現在のシステムでは艦船は鉱物を消費するが、これはコードで常に鉱物を消費するように設定されているからであり、Mod制作者が変更できるのはその量だけだ。同様に、ゲーム中のほとんどのものにはエネルギー通貨を使うことをハードコードされた維持費があり、これも変更できるのはその量だけだ。
  • いくらかのこと(例えば強制移住や建造物の産出する資源)についてはより自由があるが、全体的にシステムは新たな資源を導入したり、特定の帝国が特定の資源を使う方法を変更するのを非常に難しくしている。また今のシステムは非常にパフォーマンス集約的(注:計算量が多く負荷がかかりやすいというような意味合いと思われる)でもある。
  • 次のメジャーアップデートを経済についてのものにするにあたり、私たちがやらなければならないと判明した第一のことは、システム全体を作り直すことだった。新たなシステムについて私たちはいくらか目標を設定した。
    1. 新たなシステムは簡単に新たな資源を追加でき、資源の使いみちを変えられなければならない。
    2. 新たなシステムはできる限りMod制作に対して開かれていなければならない。
    3. 新たなシステムはパフォーマンスを改善しなければならない。
  • ここから、私たちは経済テンプレート(Economic Templates)という新たなシステムを作った。これまではゲーム中のさまざまなものごとについてどのようなコストで、どのように生産し、維持するかということがさまざまなシステムでごちゃまぜの状態にあったが、これを単一の統合されたシステムにした。ある帝国によって所有され、経済に影響を与えるようなゲーム中のあらゆる個々のオブジェクトを経済単位(Economic Unit)と呼ぶ。

データベースファイル内の経済単位の記載例として地上軍のスクリプトが掲載されていますが、ここでは省略します。

  • スクリプト言語を読めない人向けに説明すると、 通常の侵攻軍は以前と同様、編成に鉱物100が必要で、エネルギー通貨1を維持費として消費する。しかしプレイヤー帝国が集合意識の場合、編成には鉱物50と食糧50がかかり、維持にはエネルギー通貨ではなく食糧1が消費される。野蛮な略奪者(Barbaric Despoilers)の国是を持っている場合、敵の惑星に駐屯する地上軍は月あたり3のエネルギー通貨を産出する。

上級資源

  • このシステムに合わせて、私たちはゲームにいくつかの「上級」資源を追加できるようになった。すなわち、合金、希少クリスタル、揮発性の塵、エキゾチックガスだ。こうした資源はもととなる資源から生産したり、稀に天体から産出したりする(両方のものもある)。これらの資源はゲーム中のさらに先進的なもの、例えば艦船コンポーネント、巨大構造物、特定の建造物などを作る際に使われる。
  • ダークマターや生体金属など、固有の便益をもたらす多くの戦略資源も依然として存在するが、その正確な数や使い道はまだ考えているところだ。

この新たなトップバーは最終版に近いわけではなく、グラフィックの問題もある。

  • こうした変更の一部として、私たちは今トップバーの見直しも行っている。今はあまりにも多くの資源をすべて表示しているため、トップバーは帝国が経過を常に追っているような資源の表示のみとし、残りはツールチップで見ることができるようになる。研究点も3種類すべての出力の合計値にまとめており、それぞれの出力はツールチップで表示する。
  • 関係の深い資源のみを個別に表示するつもりでいるので、例えばほとんどの機械帝国では食糧がトップバーに個別に表示されることはない。また、プレイヤーが手動でこれを変更できるようにし、トップバーで監視したい資源を決められるようにすることを考えている。

来週は新たな惑星管理システムについて。

次回:開発日記#121――惑星の見直し(1/4)

スポンサーリンク

コメント

  1. いよいよ開発日誌再開ですね
    さてどうなるのやら……個人的には貿易立国や経済制裁が可能な凝った経済を期待したいですが、管理人さんはどう思われます?

    • とりあえず次のアップデートでは銀河市場(多国間で資源の交換ができる)とかそのあたりが来るみたい(PDXCONの発言を見る限り)ですし、Popに関するシステムも抜本的に変わるみたいなので、
      貿易立国プレイもできるようになりそう(もともと「tall」な国作りもできるようにしたいと言っていますし)ですし、次のアップデートかはわかりませんが経済制裁もいずれできるようになりそうな気がしますね。

タイトルとURLをコピーしました