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「Crusader Kings II」開発日記#94――征服と再征服

その他

CK2開発日記#94が公開されていましたので、その内容をご紹介。今回はイベリアのレコンキスタと北方十字軍について。

前回:開発日記#93――ヴェネツィア人の狡猾さ


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概要

開発日記#94は、イベリアのレコンキスタと北方十字軍について。今回もコンテンツデザイナーのSnow Crystal氏によるものです。以下は開発中のもので最終版ではないとのこと。

北方十字軍

  • 12世紀後半以降、北方(スカンディナヴィア・バルト海沿岸部・ロシア)に領地を持っておらず、戦争をしていない場合、ドイツ騎士団(the Teutonic Order)は北方への布教に乗り出すことができる。アナウンスイベントの後、北方の王や皇帝は特定の領主を征服の対象とするよう求めることも可能になる。

  • 特定の人物を標的とするよう依頼すると、ドイツ騎士団は返信で彼らの要求を送ってくる。土地、金、あるいはタダでやってくれることもある。ドイツ騎士団が標的とすることを了承すると、彼らは特定のDe Jure王国をキリスト教に改宗させることに注力し、一度にひとつの公爵領と戦争する。言い換えれば、他の領主は後でそのDe Jure王国外の領主を標的にするようドイツ騎士団に依頼することはできない。

  • 北方十字軍が開始されると、ドイツ騎士団は地方領主に支援を求めることがあり、イベントで出現する軍隊を受け取って戦っている公爵領に向かう。ドイツ騎士団が勝利した場合、彼らはドイツ騎士団国(the Teutonic State)となって積極的にその地域の平定を始める。彼らが敗北した場合、数年間待機した後に北方十字軍を再開する。彼らが戦争に負け続けた場合は、最終的に北方十字軍を中止し、北方を去る。

  • ドイツ騎士団の北方平定を助ける者には、金、信仰値、宝物、あるいはプレイヤーが真に敬虔である場合は血統の形で報いられる。

レコンキスタ

  • 南方では、新たなレコンキスタを用意している。イベリア半島に領地を持つすべてのイベリア人キリスト教徒の領主(公爵以上)は、イベリア半島をキリスト教で再征服するための戦いを始めることができる。レコンキスタの準備を始める新たなディシジョンが追加された。これは領主が相当量の威信値、信仰値、金を支払うものだ。指摘しておきたいのは、レコンキスタはゲーム中いつでも開始でき、通常の十字軍とは関係ないということだ。

  • レコンキスタが始まると、その領主は翌年まで兵士と資源を集める。1,2か月ごとにその領主に特別なイベントが発生し、教皇に資金を求めたり、船や軍隊を見つけたりする。
  • 1年後には準備イベントが止まり、領主は適した標的を探すのにもう1年かけられる。もちろん準備期間が過ぎる前に誰かに対して攻撃を始めることもできるが、その期間の特別イベントを犠牲にすることになる。
  • 新たなレコンキスタの開戦事由では、イベリアの特別な地域、すなわち2つの公爵領(例外としてナバラとバレアレス諸島は1つ)から成る地域のうちのひとつを攻撃できるようにする。

  • レコンキスタが行われている間、イベリア半島のムスリムはキリスト教徒のレコンキスタドール(Reconquistador)に軍役を売りつけることができ、キリスト教徒もその逆のことができる。これはイベリア半島でしばしは発生した混沌とした戦争をシミュレートするものだ。エル・シッドを模倣したい人用に、幾度かのレコンキスタにどちらの側でも(キリスト教徒の攻撃者でもムスリムの防衛者でも)勝利した者には特別な血統がある。
  • レコンキスタドールは通常の十字軍と同様に受益者を設定することもできるが、必須ではないし強く推奨もされない。領地を受け取る受益者がいる場合、彼らは通常の十字軍と同様にさらなる利益、すなわち戦争に勝利したときにその地域に対するペナルティがないなどの利益をもたらす。

  • レコンキスタはイベリアのすべての土地が平定されるか、キリスト教徒のEmperor of Hispaniaが誕生すると成功したとみなされる。同様に、ムスリムがthe Empire of Hispaniaを得た場合もレコンキスタは行われなくなる。
  • これを反映して称号は少しばかり変更され、すべてのDe Jure王位に他の信仰の者がいない場合を除いて、プレイヤーは皇帝位を創設できなくなった。例えばthe Sultan of Andalusiaはキリスト教徒のAsturias王がいる限りthe Empire of Hispaniaを建国できない。

  • もちろん信仰に忠実であり続け、キリスト教のために戦った者に向けた血統も存在する。

  • 最後に、キリスト教がこの地域でなんとしても生き残ろうとする場合、レコンキスタの冒険者(Reconquista adventurers)がイベリアのキリスト教徒の領主のもとに現れる。彼らは準備期間を1か月短縮し、最寄りのムスリムに対して宣戦布告する。彼らが勝利すれば受益者としてその土地に定住し、他にもいくらか利益をもたらす。

ルール設定

  • 先週と同じく、これら2つの十字軍についてもゲームルールが追加される。
    • Northern Crusade
      • Enabled
      • Disabled
    • Reconquista
      • Enabled
      • Limited (No Adventurers)
      • Disabled

質疑応答

Q1:異教の領主に対する場合ではレコンキスタはないの?

A1:文中では「ムスリム」と言っているが、ファイルでは「キリスト教徒」「非キリスト教徒」としか指定していないので、キリスト教以外のすべての信仰に対して行える。


来週からは通常の開発日記に戻るとのこと。

次回:開発日記#95――アフリカの変更点

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コメント

  1. もう惨めに負けるイベリア三兄弟を見ずに済むのね!

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