「Stellaris」プレイ日記:人類興亡史は第5回は宇宙暦80年から。
前回:人類興亡史 第4回
連邦の拡大
宇宙暦80年、有益枢軸の大統領国であるカアン王国から、ゴロス帝国を準加盟国としたいという提案が行われます。
ゴロス帝国はカアン王国と並んでゴックス星間協定・アラマシー同盟とは犬猿の仲。準加盟国入りを承認するとわが地球連邦はこれらの国との戦いに巻き込まれてしまうでしょう。
というわけで、反対します。
8回目の選挙
宇宙暦82年、宇宙暦時代の第8回事務総長選挙では、現職で民主主義協議会推薦のクララ・レミーが圧倒的優勢。
危なげなく当選し、事務総長2期目に入ります。
シ・スマ政権の運命
宇宙暦87年、地球連邦領の東側でPreFTLから技術を進歩させて星際政治に登場したシ・スマ政権が隣接星系に進出し、わが地球連邦は「イデオロギーの強要」という開戦事由を得ました。シ・スマ政権は狂排他/軍事志向で政体は軍事評議会。なんと星際政治の基本路線である受容主義を積極的に排除すべきと主張しているのです!
好戦的なクララ・レミー事務総長はニシャント・アチャリヤ提督率いる第1艦隊に軍事演習の名目で出動を命じました。
そして87年9月11日、地球連邦政府は星際政治の調和に対する罪を正すとしてシ・スマ政権に対する宣戦布告を有益枢軸の議場で発議。1週間後の9月18日、カアン王国もこれに同調して有益枢軸はシ・スマ政権に宣戦を布告します。
開戦劈頭、シ・スマ政権がわがプロキオン星系に対して領有権を主張してきますが、彼らがいったい戦闘艦艇を何隻持っているというのでしょう? シ・スマ政権は計3星系に対して立て続けに領有権を主張してきましたが、戦争には負けないので問題ありません。
シ・スマ政権に宇宙艦隊はおらず、宇宙基地の防衛機構を鎧袖一触で蹴散らして首星の軌道爆撃に入りますが、そこは平和主義国家である地球連邦のこと。軌道爆撃方針は非戦闘員への被害を最小限に抑える「選択的」となっているため(ついでに操作ミスのため)、充分に戦力を低下させるまでに相当な時間がかかります。
さらに、これまでは惑星降下用の地上軍を編成していなかったため、軌道爆撃開始と同時に編成を始め、シ・スマ政権の首星に配置します。
そうこうしているうちに有益枢軸が結成から10年を迎え、連邦大統領の座が地球連邦に回ってきました。
戦争開始から3年が経過した宇宙暦90年9月、カルラ・オルティス将軍率いる8個上陸軍がシ・スマ政権の首星「シ・スマ」に対する降下作戦を開始。
およそ1か月半にわたる熾烈な地上戦の末、1個軍が壊滅こそしましたが、首星の制圧に成功。
上陸軍の勇士たちの奮戦により、3年の長きにわたるシ・スマ政権に対する懲罰戦争は終結しました。
捨てゼリフを吐く軍事評議会の面々は刑務所に収監され、排他主義と軍国主義という惑星「シ・スマ」の住民を苦しめた2つの「悪」は去りました。
ヴェム連盟との外交
終戦後、シ・スマ政権に代わって惑星「シ・スマ」を統治するヴェム連盟が移民条約を提案してきました。
しかしながら、つい先日まで敵国だった種族をすぐに迎え入れるというのは困難です。ここは一旦拒否してかの国との関係を模索しましょう。
これまで排他主義と軍国主義という2つの「悪」に苛まれた「シ・スマ」の人々の深い傷を癒やし、合わせて星際政治へ無事に乗り出していかせるには、やはりわが地球連邦がヴェム連盟を保護するよりほかありません。
ヴェム連盟は快く保護国化の勧告を受け入れてくれました。誰にとっても利益をもたらす賢明な判断です。
9回目の選挙
宇宙暦93年、9回目の事務総長選挙が開催されます。80歳を超える候補者がいますが、今回の選挙前にリーダーの寿命が10年延びる技術を開発したため、定年は90歳になっています。
今回も問題のある候補はいないため、運に任せます。
下馬評では圧倒的優勢だったクララ・レミーではなく、彼女の前に事務総長を務めていたハビエル・アグエラが政権を奪回。第10代事務総長となりました。「建築学」と「強いコネ」の持ち主。
3つ目のアセンションパーク
宇宙暦97年、「繁栄」の伝統が完了したため、3つ目のアセンションパークが取れるようになりました。特にこれが取りたいというものはなく、消去法でなんとなく「人口進化」を獲得します。
いい機会ですから、この際人類の遺伝子改変も行ってしまいましょう。遺伝子改変関連の技術によるポイントと合わせて計5ポイントを種族改変に注ぎ込めます。
というわけで作ったのがこちらの「トランスヒューマン」。「闘争的」と「逸脱者」を外し、「知的」と「カリスマ」を獲得しました。トランスヒューマンはきっと温和で頭がよく美しい人たちなのでしょう……。
テンプレートの適用は現在進行中の入植地が完成し次第行うこととします。
ザッファ星系への入植
宇宙暦98年、銀河のほぼ反対側にあるザッファ星系に入植。タイル数19の比較的大型の惑星です。一見すると地球連邦の領域から遠く離れていますが、領内のワームホールから接続されているため、防衛上の問題はありません。
100年経過時点での銀河
宇宙暦101年となり、ゲーム開始から100年が経過。銀河はこのような状況です。
領域の広さで見ると同盟国のカアン王国のほか、銀河の9時方向にあるアラマシー同盟、3時方向にあるラルテク合衆国、7時方向にあるベルドロス覇権国が大国となっています。
一方、国力比較を見てみると、上位はラルテク合衆国、ベルドロス覇権国に続いて地球連邦が第3位。第4位はカアン王国となっています。ラルテク合衆国は宇宙軍許容量で「圧倒」されており、艦隊戦力は「同等」のため総合評価では「優越」にされてしまっていますが、テクノロジーでは地球連邦がダントツで、他のすべての国家(没落帝国除く)を「劣等」にできています。
同盟国のカアン王国は、自種族はガイア型にしか入植できないため、積極的に移民条約を締結して移民を受け入れて領域を拡大する戦略。8惑星に入植していますが、98いるPopのうち1/4以上が人類。創設種族であるヴァルダリ(キツネ種族)よりも多くなっています。
AIもいろいろ考えているのか、「生命の播種」を持っている帝国もそれなりの戦い方があるのだなとなんだか感心しました。
外交評価はこのとおり。カアン王国とは非常に友好的な関係ですが、カアン王国の宿敵であるゴックス星間協定とは非常に険悪な関係。国力で第2位であるベルドロス覇権国とも良好な関係とは言えません。その他の国々とは付かず離れず。
国内
地球連邦国内はと言うと、惑星数4、艦隊はコルベット39隻の艦隊1つ、宇宙基地は最大の5つ保有、その他建設船1、調査船2という状況。
惑星数は、さっさと拡大して直轄星系枠いっぱいまで入植してしまうべきではあるのですが、あまり大きく拡大するといろいろと面倒なので、この程度の拡大に留まっています。領域が小さいと研究が早いという利点もあります。
艦隊については、現在では駆逐艦まで建造できますが、駆逐艦を入れると移動速度が低下してしまうので、コルベットの同型艦のみで艦隊を編成しています。ロールプレイング的にはあんまりよろしくありませんが……。
宇宙基地は以前書いたように、ほぼ貿易拠点化されています。太陽系の造船所も1つのみで、艦艇の生産力は高くありませんが、差し迫った戦争の危機がないならこれでも問題はありません。
建設船は拡大をあまりしないということにしているので、1隻あれば充分事足ります。調査船については、本来であれば序盤から2隻、100年経過時点では3,4隻持っていてもいいと思いますが、私の場合は大量に調査船が動き回っていると忙しくなってしまってひとつひとつの動きを大事に見れなくなってしまうので、少数に留めています。現在持っている2隻も、1隻は探検、もう1隻は普段は研究支援をさせ、デブリなどなにかあったときにすぐに取りにいけるようにという運用です。
というところで今回はここまで。ちょうど区切りのいいところで終了となりました。次回はいよいよ中盤戦。ゲーム中盤の試練は……やはり大ハーンの襲来でしょうか。
次回:人類興亡史 第6回
コメント
シ・スマ政権無能すぎるだろ……制圧されて当然だわ
自分がやると空き星系ガンガン確保していくから
このプレイ方針はなかなか新鮮に見えます。
自分のところの銀河にも生命の播種持ちの国家が出てきましたが
狂信排他のせいで数十年たってるのに惑星数1でした。
更新お疲れ様でした。
あの飛び地は意見が分かれそう。
ワームホールで行き来できるとはいえ、仮想敵国2国のご近所なのが辛い。
シ・スマ政権の扱いは、自分では地球の拡張の邪魔になるので後に併合して他所の緩衝地帯に強制移住させてしまいそうだから、新鮮に映りました。