2018/10/02:パラドゲーの過去バージョンの利用方法についてはこちらの記事をご覧ください。

PDXCONにおけるStellarisの講演内容について

PDXCONにおけるパラドゲー各タイトルの講演の動画がYoutubeにアップされていましたので、その内容についてご紹介。今回はStellarisの「Apocalypse後」について。

PDXCON全体についてはこちら。


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概要

2018/06/09追記:Stellarisの講演内容については、4Gamerのこちらの記事でもまとめられています。概要はこの4Gamerの記事のほうがわかりやすいと思いますので、こちらも合わせてご覧いただくとよいかと思います。

Stellaris: After the Apocalypse – PDXCON 2018

先週、PDXCON2018で行われたパラドゲーの講演動画がYoutubeにアップロードされていましたので、その内容について簡単に、そして若干遅きに失した感じではありますが、ご紹介します。

なお、内容はYoutubeの自動生成の字幕とスライドをベースにしていますので、話している内容と異なる部分があるかもしれません。「ここ間違ってるんじゃ?」という点がありましたらコメントにてご指摘いただけますと助かります。

リリース後のロードマップ(1:15~)

  • ゲーム中盤の肉付け
  • 拡張では政治・外交・戦争・貿易についての厳密な重点化(それぞれのテーマごとに拡張が出るということのようです)
  • ストーリーパックではプレイヤーストーリーの拡張

を行うようです。

将来の目標(4:05~)

  • より面白く多様な惑星
  • 貿易と市場のメカニクス
  • 銀河コミュニティ
  • さらなる連邦のメカニクス
  • 「生きた」星系
  • 諜報

惑星のタイルシステムはフォーラムでも話題になっているそうで、講演者であるWiz氏としても「現状のタイルシステムに完全に満足しているわけではない」「現行システムは初期の惑星数の少ないときには面白いシステムだが、管理する惑星が増えるとそうではなくなる。多くの惑星の20枚くらいのタイルをいちいちアップグレードするのは面白くない」と述べています。

また、「惑星に人工的な制限を設けているのももうひとつのタイルシステムの問題だ」とも述べ、「惑星はPopと建造物をひとつずつ配置できるタイルの集合体だが、これは私にとっては資源採掘の場であるように見え、未来の宇宙社会における都市でPopが文化を持って生活している場であるようには見えない」と、タイルシステムに対する不満を述べています。

将来的には、できれば惑星のタイルシステムを廃止するなど、抜本的な見直しを行いたいとのこと(ここで会場からは拍手)。

貿易については、「現状では貿易協定を締結しても国家以外の経済をまったくシミュレートできていない」と指摘。しかし「Victoriaのような複雑なシステムはStellarisにはそぐわない」ともコメントしています。ただ、「より多くの友好国と貿易協定を締結できるような貿易に特化した帝国を作れるようにはしたい。これは連邦の大きな強みだが、同時にこれは脆弱で、貿易路を保護できなければ貿易路で戦争起こった場合、貿易が遮断されてしまう」とも述べています。

コミュニティについては、「一対一の外交の集合」というのではなく、「もっとダイナミックな、参加と脱退が可能な銀河コミュニティを考えている」とのこと。

さらなる連邦のメカニクスについては、連邦内において影響力を使って他国に貸しを作って連邦大統領になったり、最終的には連邦全体を取り込んで外交勝利する(?)ことなどができるようにするとのこと。

星系については、ゲームシステム面の変更ということではなく、主星系を小さな宇宙船が飛び交うようにして採掘ステーションしかない星系とは異なる様子が見えるようするとか、人が住んでいる惑星があるところや貿易路があるところでは小さな貨物船が行き来するようにしたいということのようです。

諜報は、国境を開いたり貿易協定を結んでいるとスパイが侵入しやすくなり、また国の特定の派閥と結びついてサボタージュが発生したりするようになるとのこと。

タイルシステムがなくなった後の惑星のシステムについて(10:55~)

タイルシステムをなくすことについてはずいぶん前から考えていたようで、2017年前半からチェリイパッチ・Apocalypseに向けて初期のプロトタイプが作られていたとのこと。何度かテストした後、結局そのときはゲームには入れないということになったようです。

上の画像は「現在考えている初期のプロトタイプであり、これについての質問は受け付けません」と結んで講演は終わりました。

質疑応答(14:55~)

全体として「こういうSFネタは、こういう種族は出るの?」というものが多め。質問は数が非常に多いので、以下では気になった質問と回答のみご紹介します。

アセンションパスはもっと増やさないのかという質問に対しては、短期的には考えていないが、長期的には複数のアセンションパスの混合をできるようにしたい、ただ「超能力ロボット」のようなものがよいというわけではなく、アセンションパスについてさまざまな選択肢を取れるようにしたいとのこと。

今後の地上戦についてはどのように考えているかとの質問に対しては、すぐに地上戦を見直すということは考えていないが、地上軍に多様性がないことと、輸送艦の管理の面倒さが地上戦の最大の問題と考えており、これを改良する際にはAIの輸送艦の取り扱いも改良したいとの回答。

派閥についてはさらなる肉付けはあるのかという質問には、既に将来の計画に派閥の肉付けは組み込まれており、おそらく外交についてのアップデートで手がけることになると思うが、他国との外交上の決定に国内の派閥がより強く関係するようにし、また諜報では他国の特定の派閥を支援できるようにすることなどを考えているとのこと。

勝利条件について改良する予定はあるかとの質問には、現行の勝利条件はひどいものなのでこれを拡張することは考えていないが、個々の帝国ごとに合わせた勝利条件、例えば銀河から旅立つとか銀河を征服するとかを考えており、誰かが勝利するときに必ずしも他の帝国が負ける必要はないと述べています。

ミッションやディシジョンを追加する予定はあるかとの質問に対しては、現在ディシジョンについては入れられるか調査中で、ほぼ確実に追加されるとのこと。短いミッションについてもなにか考えがあるようですが、それは聞き取れず。

HoI4では国境紛争システムがあるが、こうした宣戦布告なしの小規模な戦闘はStellarisでも追加されるかという質問には、チェリイで説明したが、小規模な2,3の星系をめぐる戦争はできるようになっているが、今後見直される可能性はあるとの回答。


HoI4の講演についての記事と同様、上記の内容は私が理解できた範囲のもので、ほかにもさまざまなことが話されています(特に質疑応答)。完全な内容が気になる方はぜひご自身で動画をご覧ください。

話を聞く限りでは、既に多くの機能の準備や計画が水面下で進んでおり、将来的にはそれが順次実装されてくるのかなという印象でした。Stellaris開発チームは開発速度が非常に早いので、今後どのようなゲームになっていくのかとても楽しみです。

コメント

  1. 排他主義とかならともかく浄化主義だの同化機械だのは国連に対してどういうスタンスで臨むんだろうか
    嫌だけど入らないわけにはいかないみたいなスタンスになるのか

  2. そもそも外交できないから世界の敵になるんじゃないか?

  3. >HoI4では国境紛争システムがあるが、こうした宣戦布告なしの小規模な戦闘はStellaris
    >でも追加されるかという質問には、チェリイで説明したが、小規模な2,3の星系をめぐる
    >戦争はできるようになっているが、今後見直される可能性はあるとの回答。

    開戦後に全軍集結して睨み合った結果として数星系の支配権が移動するに留まったケースはあっても
    小規模な戦力を投入しての小競り合いって現行じゃ全く無い気がする……

  4. 攻め込まれたら全力で迎撃に移りますからね。
    この辺を何かで調整するのでは。
    例えば大規模な戦力を長距離移動させる際のコスト増とか、
    派閥の行動や要求が絡んで動けないとか。