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一国一城の主になるか、奴隷になるか――オープンワールドRPG「Kenshi」

その他

2013年3月21日のリリース以来、5年以上早期アクセスが続いているオープンワールドRPG「Kenshi」をご紹介。プレイしていて気づいたら日付が変わっているということが起こるタイトルです。


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概要

2018/12/06追記:バージョン1.0がリリースされました。これに合わせてSteamでは3,500円に価格が改定。1.0ローンチトレーラーも公開されています。

2018/11/16追記2018年12月6日についに正式版がリリースされる旨、アナウンスされました。「価格は ££12.99から ££22.99に上昇する」とありますが、Steam版ではどの程度変わるか不明。おそらく3,500円程度になるものと思われます。

ニコニコ動画には正式リリーストレーラーの日本語版が投稿されています。

2018/09/23追記東京ゲームショウ2018で関係者にインタビューしたというこちらの記事で、2018年12月に完成(おそらく早期アクセスを終了して完成版とするという意味と思われます)し、価格も4,000円くらいまで上がるかもしれないという情報が記載されています。

リリースから既に5年経過しているタイトルなので「Kenshi レビュー」などとググるとたくさんレビューが見つかりますが、プレイしていて気がつくと日付が変わっているというタイムリープを起こすタイトルだったので、改めて当サイトでもご紹介。

ゲームを始めると突然世界に放り出され、鉱石を掘ってお金を稼いだり、奴隷を売買したり、自分が奴隷になったり、街のゲートで荷物検査をされたり、そこで「貴様、麻薬は禁制品だぞ!」と濡れ衣を着せられて賄賂をむしられたり、酸性雨を浴びて皮膚が溶けたり、欠損した腕や脚に義肢をつけたり、パラディンに道中の食料を恵んでもらったり、鉱石を掘ったり、人食い部族に追い回されたり、鉱石を掘ったり、犬に噛み殺されたり、鉱石を掘ったりします。とても楽しいゲームです。

どんなゲーム?

突然Kenshiの世界に放り出され、あとは好きにしてどうぞというオープンワールドRPGです。イメージとしてはMount & BladeやSkyrimに近い印象ですが、本作はこれらのタイトルよりももっとリアル路線で、加えて建設や経営に舵が切られた作品です。代わりに戦闘は自動で進行し、M&BやSkyrimのようなアクション要素はほぼありません。

ゲームシステムとしては基本的には昔のMMORPGのようなスキルゲーで、設定されているさまざまなスキルが行動を通じて上昇していきます。ただ、スキルを一定以上上げないとできない行動というものはなく、より足が速くなるとか近接戦闘がうまくなるというような行動の効率が上昇するのみで、スキル上げのストレスはあまりありません(とはいえ、戦闘スキルが低い序盤は犬にも負けるレベルなので無視はできませんが……)。

なお、本作は戦闘によって大量に出血したり、四肢が欠損するなどのゴア描写もありますので、そのあたりが苦手な方はお気をつけください。上の画像で左下に「頭部」「下腹部」「左腕」「右足」などというゲージがありますが、本作では部位ごとに独立して損傷が管理されます。例えば腕に損傷を受ければ攻撃ができなくなったり、脚に傷を負うと走って逃げれなくなったりしますが、その中で場合によっては腕がなくなったり脚がなくなったりが発生します。

上の画像がプレイ中のメイン画面の様子で、左下に表示されているのはプレイヤーキャラクターの情報(より正確には選択したオブジェクトの情報ですが、ここではPCを選択しています)、下段中央は分隊(本作ではNPCを仲間にして徒党を組むことができます)の管理、右下のボタンで行動を指示します。

中央左のウィンドウは見ておわかりのとおり、装備とインベントリ管理画面です。「バイオハザード」などのように、アイテムごとにインベントリ中のマス目をどれだけ占有するかが異なるというシステム。武器はメインとサブ2つ持つことができ、弩兵なら弩と近接用武器、歩兵なら薙刀と近接用武器としたり、野太刀と脇差というような武士スタイルも可能です。

研究と建設

このゲームで力が入っているのが研究と建設。最初は街の中に家を買うのがせいぜいですが、最終的には自分でひとつの街を作り上げるレベルまで、非常に多岐にわたる建物や設備を建設することが可能です。ただそれには研究台という設備で研究を行い、設備の建設をアンロックする必要があります。

この研究と建設が非常に楽しく、気がつくと日付が変わっていることもしばしば。自分の秘密基地を作っているような感覚で、いつまででもやっていられます。このゲームでは基礎的な収入源は鉱石掘りなのですが、鉱石掘り→材料購入→研究・建設→お金がなくなったらまた鉱石掘り→……と、気がつくと無限に遊んでいるのです。こうして説明するとただの作業ではありますが、実際にプレイしてみると非常に楽しい作業です。

これ自体もすごく楽しいのですが、研究や建設にあたって必要なものが売っていないということもあり、そこから冒険や探索にプレイが広がっていくことも……。

MOD

本作はSteamワークショップに対応しているため、MODの導入が非常に簡単です。建物や装備を追加するものなどが多くあります。

私の場合は上の画像の文字フォントを大きくするMOD「Nihongo_Font_Change」にお世話になっています。デフォルトの日本語フォントは小さくて少し読みにくいので、とても助かります。ありがとうございます。

気になる点

鉱石を掘るの図。このまま早送りして放置することで鉱石を得ることができるのですが、いつ野盗に襲われるかわからないので警戒はしておかないとならず不便です。

おおむね非常に面白いゲームではあるのですが、いくつか気になる点・気をつけるべき点もあります。

まず、メモリをどか食いするので、メモリの小さいPCでのプレイはちょっと厳しいようです。Steamストアページの動作環境でも最低6GB、推奨は16GBと非常に大きなメモリ容量を要求しています。

また、現在も早期アクセスですが、古いゲームであることには変わりないので、グラフィックが今となってはちょっと粗め。ただプレイを続けていく中で慣れていくものではあります。

最後に、労働や研究、建設は時間経過で成果が出るので、今のシステムではその時間を早送りできますが、正直待っている時間は暇です。なにか変化がない限り指定時間まで時間を飛ばせるような機能がほしいところ。ただウェブサイトで公開されているロードマップには掲載されていないので、望み薄でしょうか……。


Kenshiは0.98.18で正式に本体も日本語に対応し、現在は0.98.23(安定版)まで開発が進んでいます。完全な日本語化まではもうしばらくかかるようですが、日本語化されたこの機会に始めてみてはいかがでしょうか。

ところで、バージョン番号を見るに、早期アクセスが終了して正式リリースされるのもそう遠くはない感じがしますが、どうなのでしょう……。

24:00追記:ニコニコ動画に「きりたんが荒野を征く」という動画が非常に詳しく解説してくれています。動画でどんなゲームかご覧になりたい方はぜひご覧ください。

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コメント

  1. まさかこのゲームの記事を読めるとは…
    過去のものを含めた開発日誌とか翻訳とか需要ありそうですね…!

  2. メモリの条件キツ過ぎて笑う

  3. 推奨16Gはなかなか見ないね確かに・・・余程オブジェクト配置できるんだろうな

  4. 実は個人的にちょっと興味があるゲームでした。
    (個人的にですが)タイムリーなレビューありがとうございました。

  5. このゲームが完成する日が来るとは…。
    開発者がバイトしながら一人で作っていた頃を思い出すと感慨深いものがありますね。

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