パラド社発の宇宙4Xゲーム「Stellaris」の開発日記#107が更新されましたので、その内容をご紹介。今回は今後の開発内容について。
前回:開発日記#106――2.0.2パッチノートとチェリイの今後
概要
開発日記#107は、今後の開発内容について。
チェリイのリリース後のサポート
- 先週の開発日記で述べたように、開発チームの最優先課題はバグ修正、バランスや機能のフィードバック対応、QoLやパフォーマンスの改善などのチェリイ・Apocalypseのリリース後のサポートだ。私たちは2.0.2ベータパッチを依然として開発しているが、これは私たちがゲームの状態に満足するまで数日ごとにアップデートが行われ続ける。
ポストアポカリプス
- チェリイ・Apocalypseはほぼ完全に戦争にフォーカスしたパッチ/拡張であり、これがリリースされたことで私たちは将来のアップデート、拡張、ストーリーパックで別の内容、すなわち戦争以外の優先事項に移るつもりだ。
- 次になにが来るかについてのアイディアをみなさんにもたらすため、開発日記#50、#69で掲載した長期目標リストをもう一度ご紹介する。今回は私たちが達成したと思っている目標、2.0以前からある古い目標、2.0後に追加した新しい目標に整理した。
- なお、目標がいつ追加されたかで優先度が変わるということはないし、以下のリストの順番は優先度順に並んでいるわけでもない。完了したと考えている目標は将来のアップデートで改良しないということも意味しない。ただ私たちが満足する水準に達したと考えているというだけだ。またこのリストは排他的なものでも最終的なものでもない。既に完了していないものは必ずなにかが起こるわけでもないし、実装予定時期は考えていない。
完了した目標
- 帝国ごとに異なる艦船の外観を持ち、まったく同じ外観の2つの帝国の艦船をなくす。
- 帝国のカスタマイズにさらなるポテンシャルを持たせ、他に負けない「小さく強力な(tall)」帝国を建設できるようにする。
- 食糧を惑星間で共有できるようにする。
- 軌道上居住地やリングワールドを建設できるようにする。
- 特定の好き嫌いを持つ適切な利益グループとしての派閥と、派閥が反乱者となるのではなく帝国に利益をもたらす潜在性を持つこと。
- 帝国内の特定の種族に対して権利と義務を設定できるようにする。
- ドレッドノートとタイタンを建造できるようにする。
- 人工生命体に関するより深いメカニクスとユニークなポートレート。
- ゲーム終盤の危機について相互に、また銀河のサイズに合わせてバランス取りを行う見直し。
- 戦争における「ドゥームスタック」問題に対処し、戦争の戦略/戦術レイヤーをより面白くし、細かなことに集中することを減らす見直し。
- 超兵器と惑星破壊兵器。
古い目標
- 星際政治(interstellar politics)のある銀河コミュニティと「宇宙国連」。
- 緩やかな同盟関係から始まり、外交活動を通じて最終的に単一の国家となるような連邦の深化。
- さらなるストーリーイベントと、プレイごとにストーリーが明らかになるような感じのする、反応のある物語。
- 前FTL文明向けのより面白いメカニクス。
- 帝国のシステムをより活発で生きているようにする「生きたシステム」(注:ゲーム的なシステムのことなのか、それとも星系のことを指しているのかは不明。後者では意味がよくわからないので前者と思われるが……)。
新たな目標
- 惑星に関するマイクロマネジメントを減らし、面白い選択にさらに重点を置き、現在の固定サイズ以上に惑星を大きくできるようにする。
- 帝国間の貿易メカニクスと貿易協定。
- 資源や戦略資源を輸出入できる銀河市場。
- 諜報とサボタージュのメカニクス。
- 銀河/ハイパーレーンの生成を改善し、星系と危険の配置をよりよいものにする。
- さらなるアノマリーと固有の星系。
最後に2.0.2ベータの次の更新で変更される難易度設定のスクリーンショットが貼られています。
質疑応答
Q1:ドレッドノートはまだ使えないけど……。
A1:タイタンとコロッサスはもともとドレッドノートとタイタンと呼ばれていたけど、没落帝国のタイタンとの混同を避けるために改名した。
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