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「Hearts of Iron IV」開発日記2018年1月17日――満州国

HoI4 開発日記

「Hearts of Iron IV」開発日記2018年1月17日分が公開されていましたので、その内容をご紹介。今回は満州国について。

前回:開発日記2018年1月10日――Bag of Tricks #3


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概要

開発日記2018年1月17日は、満州国について。

  • 満州国は中国内戦のもっとも異様な参加者だ。名目上は皇帝により支配されているが、傀儡でもある。中国の大きな一部を領有しているが、他の軍閥が戦闘に振り向けているほどの軍を配置することはできないでいる。最後の正統な天子に統治されているのに、この政府をとりわけ好んでいる者は誰もいない。

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  • 満州国のゲームスタート時の立場はよく考えても不安定なものだ。実際、プレイヤーは国民からなんの支持も得られず、工業は日本のために活動しており、軍は国家の状況にふさわしいものとは言いがたく、国家の周辺を大混乱に陥れている匪賊がいる。

  • したがって、プレイヤーは最初の一手として地方を鎮撫しなければならない。これは関係する地域に軍を配置するか、人的資源と歩兵装備を匪賊討伐作戦に投入することで行える。これは急いで行うべきだ。時間をかけすぎると、匪賊の襲撃がインフラや工業にダメージを与えることになる。
  • 国内がおおよそ平穏となったら、プレイヤーはさらに困難な選択に直面する。すなわち、従順で矮小な傀儡となるか、それとも独立への道を歩んで皇帝生誕時の帝国を回復するかだ。私たち開発者は、もちろんプレイヤーの取る道についていかなる判断も差し控える。

  • プレイヤーが日本の単なる哀れな愛玩犬に留まることを選ぶなら、非常に強力な経済を手に入れるために本当に尊い尊厳と自由を売り払うことになる。五カ年計画でプレイヤーは次の5年間の産業の方向性を形作ることができ、経済成長・軍需生産・航空機生産のどれに集中するかという選択肢が与えられる。ここに至るまでに、プレイヤーはさらなるインフラと工場を獲得できるだろう。
  • 最後に、関東軍との同盟関係により、プレイヤーは日本から見た中国のあるべき指導者という立場となり、すべての中国の領土を取り戻すことができる。そのときにプレイヤーはいくらかの自治権を獲得し、最終的には「兄弟皇帝(Brother-Emperor)」として対等な立場となる。

  • しかし、自由と独立を回復して自らの存在を押し通そうとするなら、皇帝の後見人たちはかつてほど満州国には投資しなくなり、非常に困難な道となるだろう。
  • それ以外にも、独立のためにはあちこちで譲歩することに耐え忍ばなければならない。次の大きな決断は、国家を満州族が支配する社会に戻すのか、それともひとつの旗のもとに五族を協和させるというプロパガンダを実行するかだ。どちらも異なる利点がある。

  • その後、最後にプレイヤーは日本からの独立戦争に備えなければならない(日本・中国のような戦争中の国家双方と戦争できるようにするために、私たちは戦争システムを書き換えなければならなかった)。しかし、このルートはプレイヤーが中国全土に対する皇帝の支配のはしごを昇っていくことで、最終的には正統性の低さによるペナルティを取り除くことができる。(?)日本から解放されると、満州国は再び清朝として知られることになる。中国の残りの領土も征服することで、プレイヤーは天命が下ったことを主張し、世界に対して中華帝国(2.0)であることを表明することができる。
  • 他の主要な中国の勢力(国民党と共産党)と同様、満州国も共有方針ツリーにアクセスでき、工業を発展させ、新たな技術を開発できる。世界における立場により、ゲーム開始当初は味方になれるのがドイツか日本に限られているが、解放された後は新たなパートナーを探す機会を得る。

ボツになったタイトル

質疑応答

Q1:戦争中の国双方と戦争できるようになったのはうれしいけど、これについて詳しく。

A1:将来の開発日記で明らかにしようと思っている。たぶんきっと来週だと思う。

Q2:満州国は2D・3Dのアートワークないの?

A2:個々の開発日記で出すのではなくてリリース直前の開発日記でまとめて出そうと思っている。乞うご期待。

Twitch配信

開発日記と同日に行われているTwitch配信について、気になった部分だけご紹介。今回はWaking the Tigerと日中戦争についてでした。

(15:00頃)従属国の区分について、日本では将棋の駒がアイコンになるようです。

(20:00頃)盧溝橋事件の国家方針を取ると盧溝橋事件の国民精神が付与され、国民党など中国の勢力との戦闘に大きなペナルティがつくようです。以前の開発日記で触れられていたとおり。

(26:00頃)ディシジョンとして政治力消費で民需工場を軍需工場に転換できるものがある模様。

(27:00頃)戦債発行も行え、半年間消費財-5%の効果。

(28:00頃)ディシジョンとしての盧溝橋事件。国民精神の盧溝橋事件の影響を軽減する代わりに緊張度が上昇し、アメリカが戦争に向けて徐々に動き出すなど、戦争がエスカレートしていくもののようです。陸海軍の対立もありますし、ディシジョンはデフォルトでかなり多くのものが存在しているようですね。


来週の内容は未定とのこと。そろそろ発売日が出てほしいところですが、どうなるのでしょう。

次回:開発日記2018年1月24日――戦争システムの変更と難易度

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コメント

  1. 中国関連国のNFはどれも共有方針ツリーのおかげで見かけは大きく見えますね

  2. 史実でもそうだけど国民の支持も無ければまともな軍も存在しない国なんて存続させるだけでもハードモードだよね

  3. 個人的に溥儀は可愛そうな皇帝っていう印象だからなんか嬉しい史実では日本に好きなようにされて戦後は戦犯だなんて

  4. 満州国推しの俺歓喜!
    日本への下克上ルートもあればいいな

  5. アジア主要国のNFが改善されたのはうれしい限りです。
    「本家」周辺、つまり北欧のNF改善はどうするんでしょうね?
    modではいっぱい出ていますが…。
    「自分のとこ優先かい!」っていう、ツッコミ回避のため後回しなんでしょうかね。

  6. この記事で書くべきではないかもしれないが、北欧4人組はWW2周辺において決して端役という訳でもないのだから充実してくれたら嬉しいな
    デンマークでドイツと組んで北海帝国再興とかスウェーデンでソ連と組んでバルト帝国再興とかしてみたい…してみたくない?

  7. この記事を見て調べて満州産業開発五カ年計画なるものがあったと初めて知りました…。
    2月上旬に出るという噂ですがそれだと来週までには発表があるかもしれませんね。

  8. 日本側からのでも満州を独立させ同盟国にする選択肢が欲しいですね
    日本の利点としては連合国からタゲられにくくなるとか

    真の五族協和を実現したい

  9. 連合国からタゲられにくくするなら中華民国に返還するしかなさそう。

  10. 満州国の存在自体は承認されてたはず。

    新しい日本の民主化ルートでは最終的に植民地を手放すそうですよ。
    その後はWPTO(西太平洋条約機構)の一角としては取り込めるんじゃないですかね。

  11. NFを使ってまでも内戦になったり。NFを使ってまでも植民地を手放したり
    民主化ルートはそれだけのゲーム的な見返りを選択したときに貰えるのだろうか

  12. ゲーム的見返りというものが、大雑把に言って「強くなること」なのであれば見返りは殆ど無いかもね
    強いて挙げるならば日英同盟から実質連合国側に立てるというくらいだろうか

    ただ、今まで単にデモクラシー煽動家を雇うだけだった民主化が、「もしあのタイミングで民主化をしていたならどういうことが起きただろうか」というシミュレーションを伴ってできるようになったということはプレイヤーにとって大きな価値を生むんじゃないかなーと思う
    これは民主化に限らないし、プレイヤーにもよるだろうけど

  13. 満州国は承認されてません

  14. 黙認はされても承認はされていないね。

  15. それは日本の傀儡としての満州国であって
    清国の後継として独立国で満州国があり
    それを日本が後ろ盾になるとかなら文句は言えなかったと思う

  16. 9か国条約って知ってる?

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