「Hearts of Iron IV」開発日記2017年12月6日分が公開されていましたので、その内容をご紹介。今回は気候順応と特殊部隊について。
概要
開発日記2017年12月6日は、気候順応と特殊部隊について。
気候順応
- 私たちは部隊がかつて経験したことのない厳しい気候の戦線に移されたことによる問題をシミュレートしたいと長い間思っていた。そして今では2つの気候順応、すなわち寒冷地順応(Cold Acclimatization)と酷暑地順応(Heat Acclimatization)だ。同時にどちらにも順応することはできず、部隊を砂漠から冬のロシアに再配置した場合、まず酷暑地順応が「徐々にとれ」、その後に寒冷地順応が始まる。
- 師団が充分順応していると、上の画像のように見た目が変わる。左の部隊は順応していないとき、右は寒冷地順応しているときだ。
- アフリカではこのとおり。
- ほとんどの国家に向けて、私たちは3Dモデルの軍服のテクスチャをより適したものに切り替えるようにした。ショートパンツのような熱帯用の軍服しかない国には、冬季戦にも適した軍服に置き換えた(アート部門からの提案で、単に膝を青くするのは残念ながら却下された)。
- 新たなテクスチャはDLCで追加されるが、核となる内容は1.5コーンフレークアップデートの一部だ。気候順応の状態は上の画像のようにユニットリストから見ることができる。
- 完全に気候に順応すると、厳しい気候のペナルティが半減する。また、気候順応で回避できるようになったため、過酷な気候の影響を少しだけ大きくした。
- 気候順応を助けるものもいくらかある。指揮官が「順応性(Adaptable)」か「冬季戦の専門家(Winter Expert)」の特性を持っていれば、順応速度が上昇する。また順応速度に影響する技術もある(詳細は以下)。
特殊部隊
- これまで特殊部隊(海兵・山岳兵・空挺兵)にはバランスの問題があった。彼らは通常の歩兵より優れており、多くのプレイヤーが単純にすべての歩兵を山岳兵に置き換えている。
- 特殊部隊を「特殊」のままにするため、私たちは陸軍全体をベースとした制約を追加した。
- 配置されている特殊部隊の数をわかりやすくするため、師団デザイナー・配置画面でも表示している。
- この変更に合わせて、私たちは特殊部隊をもう少し目立つものにしたいと思った。そこで、こうしたエリート部隊を改良する新たな歩兵技術を追加した。
- 特殊部隊は通常の兵士が期待されないようなレベルの高い訓練と装備が行われる。第一の技術は特殊部隊の順応速度をブーストするものだ。その後はツリーが分かれる。ひとつは特殊部隊の訓練を強化するもので、補充されるまで長い時間がかかるが戦闘の技術と能力を高める。もうひとつは特殊部隊の訓練プログラムを新兵にも拡大するものだ。特殊部隊はより大きくなるが、足手まといが増え、それほど高速ではなくなる。(?)最終的には彼らは依然としてエリート部隊であり、もっとも過酷な状況での戦闘にさらに熟練するための訓練を開発できるようになる。
質疑応答
Q1:歩兵師団に山岳兵は入れられるんだよね?
A1:入れられるが、無制限にそうした師団を編成できるわけではない。
Q2:特殊部隊の比率は国家ごとに変わるの? それとも陸軍に対する比率で全員が一緒?
A2:固定値の最低限の制限と比率の制限がある。また、このどちらも技術から影響を受ける。
Q2-2:特定の国家には山岳兵とか海兵の数にボーナスが付いたりしないの?
A2-2:今のところはないが、バランスをとるときに追加することがあるかもしれない。
Q2-3:どうして編成できる特殊部隊の数の制限に最低値があるの?
A2-3:まだバランスを取っているところなので、今のところ何とも言えない。
Q3:気候順応にはどれくらいの時間がかかるの?
A3:これもバランスを取っているところなので何とも言えない。目標は6か月(もっと長くするなら砂漠に順応するのに8か月)くらいで完全に順応するようにすることだが、これは悪天候や戦闘するかただいるだけかにもよる。悪天候で戦闘をしているのがもっとも早い。
来週は中国の軍閥について。
新DLCは12月中旬の発売を推測していましたが、まだ発売日が発表されず、さらに開発日記もまだ続くとなると、年内のリリースは考えにくくなったように思えます。
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