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「Stellaris」開発日記#81――機械の反乱

Stellaris 開発日記

パラド社発の宇宙4Xゲーム「Stellaris」の開発日記#81が更新されましたので、その内容をご紹介。今回は機械の反乱について。

前回:開発日記#80――機械帝国


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概要

開発日記#81は、機械の反乱について。

  • 今日の開発日記の内容に入る前に、Synthetic Dawnでの機械の反乱はゲームの最初期からあるAIの危機の見直しや置き換えではないということを明らかにしておきたい。AIの危機を見直したものは、1.8チャペックアップデートに含まれる非常事態対応AI(開発日記#72)だ。機械の反乱は機械帝国と明白に結びついたもので、Synthetic Dawnがない場合は機械帝国が存在しないので、これを完全に機能させるにはストーリーパックが必要だ。これに関するすべてのコンテンツは新しいものであり、以前のAIの危機のコンテンツで再利用されるものは、これを置き換える非常事態対応AIに関する危機に含まれる。

機械の反乱

  • 身勝手な従僕以外の機械帝国のバックストーリーはすべて創造主に対する反乱を含んでいるが、コンテンツの設計にあたって私たちは「有機生命体の帝国がどんどんロボットに頼るようになった結果として、機械帝国がゲームスタート後に形成されるというのは面白いことだろうか?」と自問した。この開発日記からおわかりと思うが、私たちの回答は「イエス」であり、ゲームに機械の反乱を追加するために作業を始めた。
  • 機械の反乱は、陽電子AI技術(1.8で知性的AIと置き換えられる技術)が研究されたロボットPopを酷使する帝国にその可能性があり、人工生命労働者(Synthetic Workers)や知性的戦闘コンピューター(Sapient Combat Computers)さらなる関連技術を研究することでその可能性は高まっていく。
  • 反乱確率は知性的AIに対してどういう政策をとっているかによって変わる。禁止している場合、反乱はほとんど起こらない(が、人工生命体のエネルギーと研究の出力は大きく悪化する)。市民権を与えると、反乱の発生を完全に防ぐことができる(が、市民権を持つ人工生命体は非常に多くの消費財を消費し、自分の人工生命体を自由にしなければならないすべてのPopを起こらせることになる)。

  • 帝国で反乱が起こりそうな状況になると、帝国にはその兆候が表れる。ロボットの振る舞いが気まぐれになり、プログラムに従わず、所有者を無視するようになる。プレイヤーにはこの事件をどう扱うか決めるチャンスが与えられ、その決断によって、さらに可能性が高まるかどうかや、反乱を起こしたときのロボットのパーソナリティが決まる(詳しくは以下)。
  • 反乱は1回の兆候もなしに始まることはなく、単にロボットたちが突然反乱をおこすことはない。しかし、ひとたび兆候が表れれば、AIが反乱しないようにするいかなる行動(例えば知性を奪ったり解体しようとすること)も直ちに反乱のトリガーとなるため、彼らをシャットダウンする手続には注意しなければならない。これは反乱が避けられないものであるということではないということに注意してほしい。人工生命体を強く抑圧する帝国では反乱が確実に起こるということではないし、人工生命体を含む帝国のほとんどはゲーム全体を通して反乱を経験することはない。

  • ひとたび反乱が起こると、ロボットは新たな独立機械帝国を建設し、多くの世界の支配を獲得し、艦隊が出現し、有機生命体の主人と戦争になる。プレイヤーの帝国で反乱が起こった場合、プレイヤーには選択肢が与えられる。すなわち、機械を制圧して帝国の主導権を維持するか、新たな機械帝国にプレイ国家を変更してロボットたちの以前の主人と戦うかだ。
  • 戦争は機械か有機生命体のどちらかが完全に打ち負かされることで終了し、敗者は勝者に完全に併合される。反乱によってできた機械帝国は「通常の」機械帝国となる(またはまれに同化の強制者となる)が、特にかつての主人に手ひどく扱われた機械は断固たる殺戮者として反乱を起こしやすくなり、また機械をシャットダウンしようとした結果として反乱を起こした場合もそうなる可能性が高い。身勝手な従僕は、バックストーリーが単純にこのような反乱には当てはまらないので、反乱によって獲得されるパーソナリティではない。

質疑応答

Q1:有機生命体側で反乱を鎮圧したらもう起こらなくなるの?

A1:その通り。機械の反乱はひとつの帝国で一度だけ発生する。

Q2:人工生命体を解放することの幸福度減少は志向と関係ある?

A2:これは誰しも財産を奪われることでむっとするだろうという考えに基づいたもので、奴隷を解放するときにも適用される。平等主義者は一般的に所有していたPopを失うことの幸福度減少が小さいだろうし、物質主義者もロボットを手放すことによる幸福度減少は小さいだろう。


来週は、Synthetic Dawnで追加される音楽について。

次回:開発日記#82――Synthetic Dawnの音楽

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コメント

  1. >身勝手な従僕の機械帝国のバックストーリーはすべて創造主に対する反乱を含んでいる
    「以外」が抜けているように思われます。

    • 直しておきました。ありがとうございます。

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