「Europa Universalis IV」開発日記2017年8月1日

「Europa Universalis IV」開発日記2017年8月1日分が公開されましたので、その内容をご紹介。今回は1.23での中東諸国の変更について。

前回:開発日記2017年年6月27日


スポンサーリンク

概要

8月1日分の開発日記は、1.23での中東諸国の変更について。

  • 今日は1444年のエジプトとアラビア半島がどうなるか、そして1.23が前バージョンとどう異なるかについて。

イエメン

  • 1444年のイエメンはTaizのRasulidに依然として支配されているが、Rasulidは弱体化している。人口の多い上イエメン(Upper Yemen)は、Sana’aに首都とするシーア派のRassidのイマームが支配下に置いており、統一イエメンの指導者にふさわしいと考えられている。しかしRassidは内紛の真っ最中であり、多くの親族がイマームによる支配権を争っている。
  • イエメン南東部のTahiridは、事実上Rasulidから独立を獲得している。彼らは海岸線まで支配を拡張しており、まもなく以前の宗主国を打ち破る可能性は非常に高い。しかしRasulidと同じく彼らはスンニ派であり、山間部のシーア派からの支持は得られない。
  • 15世紀において、イエメンはアラビアの他の地域と比べるといくらか人口の多い地域であり、世界に輸出されるコーヒーのほとんどを生産してもいた。コーヒーはイエメンとアフリカの角で栽培され、南イエメンのモカは焙煎豆の最も重要な輸出港となった。これはイエメンの統治者やこの地を支配する外国勢力の主要な収入源のひとつとなった。
  • 1.23におけるモカは、コーヒー貿易の歴史における絶大な重要性を表現すべく、コーヒー生産に大きな補正を持っている。しかし、秘密の植物が輸出されてしまったら補正は失われてしまうため、イエメンのコーヒー商人は慎重にならなければならない。
  • 東では、ハドラマウトのKathiri朝とマフラの海洋スルタン国がイエメンの抗争の進展を興味深く見つめている。北方では、ヒジャーズとアシールのシャリフ国とナジュラーンのシーア派首長国が、イエメンとその支配の請求者の抗争で時節を待っている。
  • 1444年でプレイ可能となる国家は以下の通り。
    • Aden:1444年時点ではTahiridを表す。独立国としてスタートする。
    • Rassids:イエメン高地のシーア派のRassidのイマームを表す。
    • Hadramut:Kathiri朝がイエメン東部の人口の少ない地域を支配している。
    • Mahra:Mahraスルタン国はアラビア半島南岸とソコトラ島を支配している。
    • Mikhlaf:Asir山地と近傍の海岸線にあるシーア派シャリフ国。
    • Najran:イエメン高地北部にある小さなシーア派部族国家。
  • Yemenは、イエメンの重要なプロヴィンスを支配している国家が形成することができる(そのためには、1444年時点ではRasulidスルタン国を打ち破る必要がある)。

ヒジャーズと中央アラビア

  • 1444年時点では、ヒジャーズは統一されていない。Hawashim家によって支配されているMeccaのシャリフ国が最も強力な国家だが、完全な支配力を持っているわけではない。彼らの主な競争相手は聖都Medinaを治めるHusaynidのシャリフだ。
  • 北方と紅海の反対側では、Mamlukスルタン国がヒジャーズの政治に関与しており、2つのシャリフ国の守護者であることを主張し、ときにはシャリフ国同士の紛争に介入し、新たなシャリフを立てることもある。史実では、カーイトバーイのときのマムルーク朝が最終的にメッカのシャリフをヒジャーズ総督に任命し、軍事力をもってこの地域を統一した。
  • 1444年時点では特に私たちがプロヴィンスを細かく分割してきた半島の内陸部について詳細化はほとんどできていなかったが、これを当時使われていた隊商路に合わせた。国家を簡単に征服できる1プロヴィンス国家に分割するのではなく、いくつかの大きな国家のままとした。Diriyah(サウジ国家の将来の中核)に都を置くNajdとHa’ilを首都とするShammarは広い地域の小部族の代表として残っている。南のDawasirは内陸の多くのオアシスと隊商路を支配している。
  • 1444年でプレイ可能となる国家は以下の通り。
    • Medina:メディナのHusaynidのシャリフを表現している。
    • Dawasir:Dawasirやイエメンと東部の海岸線の間の南回りルートを支配していたその他の部族を表現している。

アラビア半島東部

  • 1444年のオマーン内陸部はイバード派のOmanイマーム国(ときにはスルタン国とも呼ばれる)に統治されており、オマーンの沿岸部とthe Pirate Coastはペルシャ湾のHormuz王国が支配している。この国は最終的にポルトガルがこの地に到達したときに魅力的な標的となるスルタン国となり、ポルトガルはホルムズを攻撃して沿岸諸都市のネットワークを直接支配下に置いた。
  • さらに東(注:西か?)には、HaasaのJabridが沿岸部と、もっとも重要なところとしてpearlの豊かな漁場であるQatarとAwalを征服している。
  • 1444年でプレイ可能となる国家は以下の通り。
    • Jas:1444年時点でDubaiにいた部族で、内陸のLiwaのオアシスを支配している。

エジプトとアラビア半島北部

  • イスラム世界と地中海の歴史を通じて、エジプトは非常に重要な支配地域であり続けた。エジプトは織物、綿、香辛料の主要な集散地だが、穀物や米の最大の輸出地でもあり、多くの大都市がナイルデルタからの収穫物に依存している。乾燥し荒れた土地がナイルに大きく依存しているということは、エジプトは多くの興味深い地理的特徴を持っているということでもある。
  • こうしたことについて、私たちはゲームがふさわしいモデルになっていないと感じ、1.23パッチでエジプトを見直すこととした。ナイル川流域やナイルデルタにプロヴィンスを追加し、紅海とナイル川、地中海沿岸とナイル川のアクセスを制限するために無人の地(wastelands)を追加した(上の画像にカッターラ低地(注:ナイル川から西にあるへこみと思われる)が見えるだろう)。
  • エジプトの穀物貿易の重要性を表現するため、ナイルデルタのプロヴィンスに穀物に対する大きな補正を特別に追加した。また、シリア内陸部やアラビア半島北部にさらなるアラブの連合国家を追加した。
  • 新たなプレイ可能国家は以下。
    • Anizah:ヒジャーズとシリアの間の隊商路を支配する部族連合。
    • Fadl:Palmyra/Tadmorに首都を置く部族連合であり、マムルーク朝の属国。

来週は、アナトリアとコーカサスについて。

次回:開発日記2017年8月8日

『「Europa Universalis IV」開発日記2017年8月1日』へのコメント

  1. 名前:匿名 投稿日:2017/09/03(日) 21:03:17 ID:7330067ab

    またレバンティングループが強力になってしまいましたね…
    そろそろカルチャーとエスニックを分けてほしいです