「Stellaris」開発日記#37――アシモフパッチ パート2

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パラド社発の宇宙4Xゲーム「Stellaris」の開発日記#37が更新されていましたので、その内容をご紹介。

前回:開発日記#36――外交の改良・国境の通行・大使館

2016/06/29 6月27日分へのリンクを追加。

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概要

開発日記#37は、前回に引き続き「アシモフ」パッチについて。

  • 1.2「アシモフ」パッチは、6月末までにリリースする予定だ。
  • 先週の開発日記は外交についての変更を取り上げたが、今回はその他の変更や追加について取り上げる。だが、これが完全なリストというわけではなく、完全なパッチノートはパッチ公開前にどこかのタイミングで投稿する予定だ。

戦闘の見た目の改善

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  • 「Stellaris」のリリースでよくなかったのは、戦闘の見せ方だ。わずかな艦船が戦うときはいいが、大きな艦隊が戦うときは統制の取れていない艦船の塊になってしまう。プレイヤーには「蜂の群れ」と呼ばれている。
  • (the Beautiful Battles modのような)多くのMODが、ゲームのこの部分を改善すべく作られ、我々はそこからどのように戦闘の見た目を改善すればいいかインスピレーションを得た。将来的には艦隊戦闘の際の艦船の役割を細かく考えるつもりだが、アシモフでは以下の変更を加えた。
    • すべての兵器の射程を伸ばし、艦隊が兵器の射程外から交戦状態とならないようにし、交戦に入ってから接近するために時間を使わないようにした。
    • 戦闘コンピュータは、その役割を明確に表現するため、攻撃的(Aggressive)と防御的(Defensive)から、襲撃(Swarm)と砲撃(Bombardment)に変更した。襲撃コンピュータを搭載した艦船は、以前の戦闘時の行動と同じように接近して交戦し、ダメージ・速度・回避にボーナスを得る。砲撃コンピュータを搭載した艦船は、兵器の射程内まで前進し、すべての兵器の射程に入るまで敵に向かってゆっくりと接近する。こちらは精度・射撃速度・射程にボーナスを得る。
    • デフォルトの戦闘時の行動は、「襲撃」モードの動きから敵に向かって「一斉射撃」をするものに変更した。これはすべての艦船が攻撃的なコンピュータを使っている場合を除いて、大規模戦闘では蜂の群れに見えにくくしようとしたものだ。

マップモード

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  • リリースからよくリクエストされていたのが、マップモードの追加だ。そこで、プレイヤーは誰が同盟関係にあるか、どの帝国と戦争しているか、誰が彼らに対して好意的かを簡単に確認できるようにした。アシモフでは、MOD制作者が改造できるスクリプト可能なマップモードとして3つのマップモードを追加した。
    • 外交マップモード:プレイヤーと他の帝国との外交関係、すなわち戦争状態、同盟関係、国境封鎖を見ることができる。
    • 態度(opinion)マップモード:プレイヤーに対する態度を見ることができる。
    • 関係(attitude)マップモード:プレイヤーに対する関係を見ることができる。

放浪艦隊

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  • アシモフでもうひとつ追加しようと決めたものが、宇宙放浪民(Space Nomads)だ。ゲームにおいては頻繁に出会うわけではなく、彼らがやるのは他の帝国とのコンタクトを仲介することだけだが、いろいろな使い方ができる面白いコンセプトだと思っている。
  • 放浪民はゲーム中にときどき銀河に出現し、彼らが再び未知の目的地に向けて去る前にさまざまな場所を訪れる。彼らがプレイヤーの領域を通るなら、彼らはさまざまな行動をプレイヤーに対して起こす。すなわち、艦船の売却や、彼らの一部を国内に移住させる許可の要求などだ。

奴隷の派閥

  • フォーラムを見ている人は知っているだろうが、奴隷はゲームのリリース時ほど従順なものにするつもりはなかった。だが、奴隷が完全に管理不可能なものになってしまい、奴隷システムが役立たずになってしまう恐れもあったので、時間の関係で奴隷の反乱はカットせざるを得なかった。
  • アシモフでは、奴隷の派閥として従順な(Docile)派閥と反抗的な(Malcontent)派閥の2つを追加した。名前のとおり、従順な奴隷は人生に比較的満足している奴隷であり、望むものといえばせいぜい奴隷による行きすぎた行為に制限をかけることという程度にすぎない。一方で、反抗的な奴隷はずっと暴動を起こしやすく、自由を望んでいる。他に奴隷制廃止論者(Abolitionist)の派閥もあり、これは奴隷の窮状に同情的な自由民が加わる派閥だ。

新たな戦争目標

  • 定期的に受けるリクエストとして、もっといろんな戦争目標(Wargoals)がほしいというのがある。そこで、単なる領域の獲得以外の理由でも戦争が勃発するようにした。これは長期的に肉付けしていこうと思っている部分だが、少なくともアシモフでは以下の新たな戦争目標を追加した。
    • 属国化:戦争によって属国化することができる。属国はエナジーと鉱物資源の20%を宗主国に支払う従属国だが、宗主国の戦争には参加せず、自分で戦争を始めたり、惑星に入植することができる。
    • 惑星の放棄:粛清が可能ならば、敵に惑星を放棄させ、その過程で惑星のすべてのPopを殺害することができる。
    • 屈辱を与える:敵国に屈辱を与え、影響力について敵国に負の補正をもたらし、自国は大量の影響力を獲得する。
    • 国境開放:他国に10年間、自国に対して国境を開放させる。
    • 残虐行為の禁止:他国に奴隷制や粛清を禁止させる。

外交問題

  • アシモフパッチの主要な目的のひとつは、外交をより面白くすることであり、隣国ともっといろいろなやりとりができるようになることだ。外交問題(Diplomatic Incidents)は帝国間の外交関係を変えてしまうような、他国に対する行動に関する一連のイベントだ。
  • 例えば、帝国が自国内を調査している調査船はスパイなのではないかと疑い、秘密を守るためにその所有国に対して屈辱的な保証を得ようとするか、あるいは「違反者」に対して国境を閉じることがある。

質疑応答

Q1:残虐行為を止めさせるようないいやつらには、なにか得るものがあるの?

A1:勝った側に影響力が与えられる。


次回は、Stellarisの将来について。7月はパラド社はお休みだそうで……うらやましいかぎりです。

次回:開発日記6月27日――新たなスカイボックス