CK2の次期拡張「Conclave」の開発日記#3が更新されていましたので、その内容をご紹介。2回に分割した後半です。
前回:開発日記#3-1
2016/2/4 動画版開発日記へのリンクを追加。
概要
前回に引き続き、開発日記#3の内容です。
目標(ambition)
- 「Conclave」では、多くの役に立たない目標を廃し、プレイヤーの力となり、これを重視するようになるような新たな目標を加えた。
- これによって、「結婚することで5点の威信を得る」というような目標はなくなり、より重要大きくゲームプレイの流れを変える目標に置き換わった。
- まず、「王になる」という目標は少し変更された。この目標を採用していると、王位請求権の捏造の確率が少しだが上がる。また、王位創設のコストも下がる。
評議会の席の要求
- 属している領地に対する決定権を持ちたいならば、以前の似たような目標と置き換えられた「評議員になる」という目標を使うのがいいだろう。この目標を採用していると、手動で主君に対して評議会の席を要求することができる。
- トップ画像のように、主君の評議会に入るのは簡単ではない。だが、充分な態度と、主君を個人的な宴に何度も呼ぶことで、その可能性を変えることはできる。
- この目標を採用している配下は、主君に支持(favor)を使って評議員の地位を得ようとする。
領地を持たない息子についての領地の要求
- 多くの息子がいるのに、領地をそんなに多くは持っていない場合、優しい主君に頼んでみるというのはいいアイディアだ。「領地を持たない息子を領主にする」という目標を採用すると、主君に対して自分の次男・三男に領地を与えてくれるよう要求することができる。
- これは主君に対して高い要求となるが、運がよかったり、高い地位の友人がいる場合は要求が通ることもあるだろう。
主君の称号の要求
- 真に勇敢ならば、あえて主君に直接領地を要求してもいいだろう。主君が領地を持ちすぎていて、プレイヤーに充分な影響力があるならば、主君はプレイヤーの要求に屈するだろう。
軍資金の積み立て
- 戦争をするためのカネが足りないと思ったら、「軍資金を積み立てる」という目標を使おう。この目標を採用していると、配下にそうする秘めた動機があれば、彼らが軍資金を充実させるために寄付してくれるようになる。また、支持と引き換えに寄付を得ることもできる。
- そんな忍耐がない場合は、「臣下に強要する」という手段を取ることもできる。このような道義的に問題のある行動では、短い期間に多くのカネを集めることができるが、圧政となり、一般的な態度も悪化する。プレイヤーの領地に住む哀れな農民、宮廷にいる金持ち、強欲な聖職者から取り立てることもできる。
- 長期の収入を犠牲にして短期の収入を取るかどうかは、プレイヤーの手に委ねられている。
動的な傭兵隊(dynamic mercenaries)
- 「Horse Lords」で追加した動的な傭兵隊は、大きく拡張された。「Conclave」では、領主も統領も自分の傭兵隊を作ることができるようになった。
- しかしながら、息子に名声と威信をつけるためだった遊牧民とは異なり、こうした傭兵隊はその創設者を富ませるために編成される。傭兵隊はいつでも誰にでも雇用されるが、その収入の一定割合をプレイヤーが獲得することができる。
- 傭兵隊を作成する前に、軍事教育を受けた適切な廷臣がいる必要がある(すでに傭兵隊を持っていない場合に限る。傭兵隊はひとつしか持てない)。傭兵隊は隊長にしたいキャラクター相手のコマンドで創設する。だが、隊長が傭兵隊を作る前に、金50を彼に支払わなければならない。
- 作成した傭兵隊のサイズはプレイヤーの動員兵力による。傭兵隊はプレイヤーの領地に登場し、傭兵とする動員兵力の割合分の兵力を使う。このとき傭兵隊は、数百人単位から数千人規模まで、さまざまな規模となる。最も一般的なサイズは、遊牧民の傭兵隊から最初から存在する小さな傭兵隊の間だ。
- 自分で傭兵隊を作成しない場合でも、同程度の敵との戦いで勝ちを確実にしたいときには、多すぎる人数に対してたくさんのカネを払うよりも、数百人の傭兵隊で充分なこともある。
- しかしながら、こうした傭兵隊は常に雇用されているわけではないため、維持するにはカネがかかる。傭兵隊を編成すると、すべての領地は「傭兵隊の維持(maintaining mercenary band)」という修正の影響を受ける。これは傭兵隊を保有している間、動員兵力が減少するものだ。傭兵隊を解散させれば、すぐにこの修正は取り除かれる。
- 最後にすべての傭兵隊長は、チャンスがあればより野心的になる可能性がある。彼らは傭兵隊に補充するためのより多くの兵力を要求してきたり、カネを要求してくることすらある。野心的になりすぎると、彼らはプレイヤーの支配から逃れようとする。これを防ぐには、適切な人物に隊長を交代させることだ。これで傭兵隊の野心はリセットされ、追加的な収入を得続けることができる。
- 開発日記はこれで終わりだ。来週の発売をお楽しみに!
というわけで、「Conclave」は内容盛りだくさんDLCになるようです。
こちらの記事でも書いたとおり、2月2日の発売、価格は14.99ドル(Steamでは1,500円くらいでしょうか?)とのこと。楽しみですね。
次回:動画版開発日記
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