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「Stellaris」開発日記#6――指揮官と統治者

Stellaris 開発日記

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パラド社発の宇宙4Xゲーム「Stellaris」の開発日記#6の内容をご紹介。

前回:開発日記#5――帝国と種族

2015/11/30 #7へのリンクを追加。

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概要

開発日記#6は、キャラクターの役割について。

キャラクターの種類

  • 最初に、「Stellaris」のキャラクターはCKシリーズのようなものではなく、ライバルや友情の複雑な網目もない。「Stellaris」でのキャラクターは、EUシリーズの顧問、将軍、提督に近い(だが、「Stellaris」でのキャラクターは、例えばあるイベントによって持つ考え方に影響を与える性格の特徴が設定されている)。
  • 科学者は、3つの研究機関(物理学、社会学、工学)のひとつに配置される。彼らはまた、銀河を探検する探査船の船長に配置される。これについては近いうちに開発日記で説明する。彼らのスキルレベルと性格は、彼らのつく任務に影響を与える。また、技術主義社会(という政治体制)の統治者候補でもある。
  • 行政官は、ひとつの惑星の統治者である場合と、ひとつのセクター全体の統治者である場合とがある。彼らは住民の幸福度を保つのに非常に役に立ち、豊かさを増し、より強力な惑星にする。行政官は多くの政治体制で統治者候補となる。
  • 提督は、艦隊を大幅に強化する。彼らは軍国主義社会での統治者候補でもある。
  • 将軍は、惑星への侵攻に対する防衛や、敵の惑星に対する進攻を担う陸軍を率いる。提督と同様に、彼らは軍国主義社会での統治者候補でもある。
  • 統治者は帝国全体にボーナスをもたらし、他のリーダータイプから統治者に選ばれた場合は、普通、副次的なスキルセットを持っている。統治者タイプのキャラクターは、勢力を率いることがある。こうしたキャラクターは登用したり、命令を下したりすることはできない。彼らが率いている勢力はいくつかの点について隠されている(?)。
  • ほとんどのリーダータイプは、影響力(ゲーム中での外交的「通貨」)を使って登用することができるが、雇用できる上限がある。したがって、提督を雇用するか、行政官などを雇用するかを天秤にかけることになる。
  • すべてのリーダーは時間経過によって経験が上がっていくが、永遠に生きられるわけではない。死亡して後任を選ばなければならないときが来る。

ポートレイトについて

  • 前回の開発日記で書いたとおり、ゲーム中では多くのエイリアンのポートレイトが登場する。そこで、私たちは最初、下級指揮官にはポートレイトを設定しないことにしようとしていた。充分な数のポートレイトを作成できないからだ。だが、今ではアーティストたちが、すべてのリーダーにポートレイトを設定するに充分なだけの、異なる背景や服装を作成し始めた。異なるリーダータイプにはすべて異なる服装が設定してある。これはポートレイトのバラエティを豊富にすることに役立っているだけでなく、彼らの役割をわかりやすくもしており、提督は軍人風の格好、行政官は正装を、科学者は学者っぽい格好をしている。服装は、各種族ごとに5つ用意しており、似た種族では使いまわしている(だが、すべての種族が服を着るわけではない。その種族の風習ではおかしい場合もある)。
  • 人類が一番よくプレイされると予想しているので、異なる民族性、ジェンダー、髪型に特別な配慮をしている。もちろん、MOD作成者が他の種族に対して同様のことをするのを止めるものはなにもない! 例えば、一人の統治者に対して複数の層が存在するという、形態学的に完全に異なる昆虫種族のようなシステムを使うことも簡単にできる(?)。

次回:開発日記#7――探査船、探査、惑星の特徴

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