「Democracy 3」プレイ日記:イギリス編 第7回は、いよいよ経済再建に着手します。
前回:イギリス編 第6回
2015/11/25 第8回へのリンクを追加。
6ターン目
6ターン目も依然として財政は黒字。政権支持率は62.2%と好調です。
自警団問題は解決しましたが、新たに鉄道会社のストライキ問題が発生。これは鉄道助成金の削減によるものですが、いまさら戻せませんし、影響は通勤者にしか出ない(GDPにもマイナスですが、影響はわずかです)ので、当面は無視です。
財政状況
収支は4.97十億ポンドの黒字。黒字ですが、巨額の国債残高の前にはほとんど誤差です。
問題なのは、水色の折れ線グラフ。国際経済はこれからまだ低迷を続け、戻ってきそうな感じがありません。国際経済の低迷に合わせて、GDP(黄土色の折れ線)も低迷。これが種々の社会問題の根幹となっています。
四半期レポート
労働安全衛生法の導入によって健康状態は改善。警察力の強化の効果で、犯罪もさらに減少しています。一方で、国際経済の低迷により、GDPはさらに低下。
さらに、カルメン・ウォード法務大臣の忠誠度が極めて低調なため、「ちょっとお話が……」と言われています。しかし、ウォード法務大臣の支持基盤である社会主義者と自由主義者の政権支持率はかなり高いので、手の打ちようがありません。
地雷禁止法案
今回のジレンマは、地雷禁止法案について。国内の企業が海外向けに地雷を製造しているが、地雷の製造を禁止すべきかという問題です。地雷を禁止するか、地雷禁止法案を拒否するかを選択します。
前者は、「地雷によって多くの民間人が死亡しており、このような兵器の製造を認めるべきではない。この第一次大戦まで遡る残酷な兵器は、今日では使用を正当化することはできない。この兵器が禁止されると我々は少しばかり苦労することになるが、それは幸福の対価として支払うべきものだ」という主張。
後者は、「地雷の製造を禁止すべきだというのは簡単だが、それで次はどうなる? 銃を作るのをやめるのか? 手錠も? これは、より多くの労力を負担させ、投資家の信用を毀損することで、わが国の防衛産業を破壊することになる。企業がなにを製造するかについて、国家が介入するべきではない」という主張。
前者は自由主義者の支持にプラス、後者は資本家の支持にプラスというところでしょうか。そうすると、前者を選択せざるを得ません。
創造論対進化論
さて、このターンで政治力が30点貯まりましたので、創造論対進化論を進化論に全振りします。
これによって宗教家の反感は買いますが、自由主義者の支持は獲得できる上、テクノロジーの停滞も緩和することができます。
政治力30点を消費しますので、残り1点。このターンはこれで終了です。
7ターン目
国際経済はまだ低迷を続けています。GDPも低下し、税収も減少。ついに3.72十億ポンドの赤字に転落してしまいました。しかも国際経済の低迷はまだ続きそう。
四半期レポート
GDPがさらに低下。そしてアンジェラ・グリフィン外務大臣から「ちょっとお話が……」とのこと。グリフィン外務大臣は支持基盤に資本家がいるので、やはり閣僚に留めておくの難しそうです。
そして、隣国で反政府勢力による石油パイプラインの爆破事件が発生。石油の供給が減少し、石油価格が上昇します……が、自動車の利用を徹底的に締め上げて石油消費量を減らしてきたので、あまり影響はなし。
たばこ税
今後、さらなる経済の低迷が見えていますので、収入の増加を図る必要があります。というわけで、酒と並んで一般的な嗜好品であるたばこも大増税をしてしまいましょう。貧困が促進され、政権支持率も目に見えて低下してしまいますが、背に腹は代えられません。
現状の15%から最大の75%まで税率を上げると、3.27十億ポンド→15.5十億ポンドと、12.23十億ポンドの増収となります。また、たばこ消費量は大きく減少しますが、健康を増進し、国家医療サービスへの負担が減るので、これはこれでよしとしましょう。
ただ、政治力が不足していますので、このターンは政治力の消費を抑えて、次のターンでたばこ増税を実施することにします。
家賃統制
さて、たばこ増税を控えていても政治力を6点使えるので、ここで国民ウケのいい政策をとって人気取りしておきましょう。
家賃統制は資本家には嫌われますが、社会主義者の支持を得られ、さらに貧困の抑止にもつながり、かかるコストも大変リーズナブルという、なかなかよい政策です。
予算をMAXまで振っても58.73百万ポンドしかかかりません。素晴らしい。
8ターン目
国際経済はさらに低迷し、つられてGDPもさらに減少。税収もさらに減って、16.35十億ポンドの赤字。厳しい経済環境が続きます。
さらに悪いことに、赤字拡大によってイギリス国債の信用格付けがA→BBBに低下。利率が上昇し、財政負担が増加します。
四半期レポート
失業率は経済環境の悪化からか上昇、代わりに家賃統制によって貧困は減少しています。
たばこ増税
前のターンで計画したたばこ増税を実施。経済環境が悪いからか、増収幅は縮まりましたが、予定通り実行します。
政治力を27点消費し、残り2点。もうなにもできませんので、このターンはこれだけ。
9ターン目
たばこ増税にもかかわらず、4.72十億ポンドの赤字。そして国際経済はまだ低迷を続けています。
今後の予定としては、国際経済に底打ち感が出たところで一気に経済・教育に財政出動を行うつもりなのですが……そろそろそうなってほしいところです。
四半期レポート
たばこ増税によって、貧困が増加。これに加えて支持率も急落しています。
安楽死
このターンのジレンマは、安楽死について。末期の病気に苦しむ有名人が安楽死を望んでいるという問題です。安楽死を合法化するか、現在のままにしておくかを選択します。
前者は「治ることがない慢性的な苦痛を感じ、本人が安楽死を望んでいるのに、患者を生かし続けるのは極めて残酷なことだ。現代の医療技術の進歩により、何年も苦痛や昏睡状態に置かれる人々はますます増えている」という主張。
後者は「そのような状況になれば誰もが共感を覚えるだろうが、法を変えるのは間違った決断だ。これは人の命を軽くし、人の死を助長する法は、特に医療費が高く付く終末期の人々に対するプレッシャーとなる。法を変えてはならない」という主張。
前者は自由主義者の支持にプラス、後者は保守主義者の支持にプラスというところかと思います。そう考えると、選択するのは前者ということになるでしょう。
臓器提供
さて、カネもなく、時間を潰して国際経済の回復を待っている状態ですので、あまりお金がかからない小さな政策をちょこちょことやっていくことにしましょう。
臓器提供は宗教家の支持を失いますが、健康を増進する効果のある政策で、コストもあってないようなものです。
というわけで予算を最大に振って導入。コストは49.63百万ポンドです。
ちょっと短いですが、キリがいいので今回はここまで。
ようやくスルスルとターンが進むようになってきました。ここまでは景気後退期でしたので、緊縮財政と増税というしみったれたことばかりをやってきていましたが、次回はそろそろ景気拡大期に入ると思いますので、経済の勢いに任せて好きに政策を打ちまくれる状態になればいいな……と思っています。
次回:イギリス編 第8回
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