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「winSPWW2」プレイ日記:クフャトコフスキ支隊の軌跡 第19回――1941年4月 トブルク

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「クフャトコフスキ支隊の軌跡」第19回は、1941年4月、北アフリカはトブルクでの戦い。極寒の北欧から酷暑のアフリカに戦場を移し、クフャトコフスキ支隊は今日も戦い続けます。

アイキャッチ画像は、トブルク要塞防衛のために輸送艦に乗船するポーランド独立カルパチア旅団の兵士。

前回:クフャトコフスキ支隊の軌跡 第18回

2015/9/30 第20回へのリンクを追加。

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1941年4月 トブルク

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ビェルクヴィク攻略の先鋒となったクフャトコフスキ支隊は、その後ビェルクヴィク防衛を命じられます。ビェルクヴィクは2週間後に達成されたナルヴィク攻略の中継地となりましたが、クフャトコフスキ支隊はナルヴィクの地を踏むことはありませんでした。

そして1940年6月1日、ハーシュタの連合軍司令部はノルウェー全域からの撤退を決定。ちょうど大陸では、フランス軍の前線が突破されてわずか数日でフランス本土が占領されていた頃です。

6月4日にはハーシュタからの撤退が始まり、クフャトコフスキ支隊もノルウェーを去りました。ノルウェーでの戦いは、ドイツ軍の勝利に終わったのでした。

 

さて、ノルウェーからイギリス本土に帰還したクフャトコフスキ支隊でしたが、軍事援助をしてくれていたフランス政府は消滅し、アンジェに拠点を移していたポーランド亡命政府も再びロンドンに移動していました。

ポーランド軍への軍事支援はイギリスから行われることになり、クフャトコフスキ支隊の装備もフランス式のものからイギリス式のものへ、8mmルベル小銃はリー・エンフィールド小銃へと替わりました。

ときはバトル・オブ・ブリテンが本格化しつつあった頃でしたが、クフャトコフスキ支隊は地中海経由で中東に派遣されました。フランス領シリアで編成されたポーランド独立カルパチア旅団の訓練に当たることになっていました。

訓練はイギリス領パレスチナで行われていましたが、1940年10月、イタリアのエジプト侵攻を受けて、同旅団はエジプトに配属。ポーランドは公式にはイタリアと戦争状態にはなかったため、アレクサンドリアの防備の強化と捕虜収容所の警備を担当しました。

 

1941年2月、ロンメル将軍率いるドイツアフリカ軍団がリビアに上陸。ゾンネンブルーメ作戦によってドイツ軍は地中海沿岸の諸都市を瞬く間に攻略していきました。

4月初頭にクフャトコフスキ支隊は、既にドイツ軍と交戦状態にあったトブルクに移動。防衛に当っていたオーストラリア第9師団とともに、トブルク要塞防衛に当たることになりました。

戦闘序列

  • A0 支隊司令部――クフャトコフスキ中佐
    • B0 歩兵中隊司令部――ライェウスキ大尉
    • B1 工兵分隊――ボチェク四等伍長
      • C0 第1小隊第1分隊――マスロフスキ中尉
      • C1 第1小隊第2分隊――ステファンスキ四等伍長
      • C2 第1小隊第3分隊――ピサルチェク四等伍長
      • D0 第2小隊第1分隊――ポプロスキ中尉
      • D1 第2小隊第2分隊――レヴァンドスキ四等伍長
      • D2 第2小隊第3分隊――ドゥダク四等伍長
      • E0 第3小隊第1分隊――スジマンスキ中尉
      • E1 第3小隊第2分隊――チャルネッキ四等伍長
      • E2 第3小隊第3分隊――ドロブヌィ四等伍長
    • F0 狙撃手――ソビエライスキ中尉
    • G0 狙撃手――ヨズウィアク中尉
    • H0 3インチ迫撃砲班――クビアク少尉
    • I0 前進観測班――カチマレク中尉
    • J0 ヴァレンタインII歩兵戦車――スチャルスキ少尉
    • K0 ヴァレンタインII歩兵戦車――ピエトルザク少尉
    • L0 司令部付自動車――コワルスキ少尉

今回は装備がフランス軍のものからイギリス軍のものに全面的に変更になっています。戦車は主砲の貫通力に不安のあったR-35から、装甲も厚く主砲の威力も上がったヴァレンタインII歩兵戦車に転換。

それから、部隊が全体的に強くなってきて戦力値が600を超えたので、弾薬運搬車は部隊から削除しています。主に迫撃砲の弾切れに備えていたのですが、12ターンの中で使い切るほど撃つのかというのもあり……。

さて、ターン数はいつもどおりの12ターンに設定。遅滞戦なので、敵戦力倍率は2倍、敵戦力比率は前回と同じ150%なので、こちらの3倍の敵と戦うことになります。

作戦

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東西に走る2本の道路上に戦車を配置し、さらにその後ろの防御に有利な地形に歩兵部隊を配置。

基本的には北にVPが集中しているので、こちらに戦力を集めています。南のVPは1個小隊を配置するのみで、場合によっては放棄も考えます。

1~2ターン目

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砂漠で非常に見通しがいいので、既に敵を発見済み。しかしながら、そのままにしておくと遠方の敵であっても射撃してしまうので、そのあたりの管理が重要になりそうです。

ここでは南側に敵戦車が見えるので、南のVPに配置した小隊は小銃と機関銃の射撃を禁止しています。[Y]キーで射撃を許可する距離を決めることができるのですが、めんどくさいので武器の種類で制限しました。

3~4ターン目

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敵戦車が思いのほか多く、戦車を1両射撃可能位置に移動。雨のように戦車砲をぶち込まれますが、交戦しているのが3.7cm砲装備のIII号戦車なのでなんとかなっています。後ろのほうの戦車もIII号戦車ですが、5cm砲を装備したモデル。こちらは油断ならない相手です。

北のほうは、煙幕に任せてAPCが接近してきています。APCがいなければ早いところ戦車を南に差し向けたいところですが……。

5~6ターン目

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北と南に向かってくる歩兵部隊が思いのほか多く、かなり厳しい感じです。敵戦車もうまく排除できていません。射撃が集中する位置では煙幕を焚きまくって守っていますが、あと6ターン続くかどうか……。

南のVP付近にここまで戦力を集中されるというのは、完全に想定外でした。早く敵戦車を撃破してしまいたいところ。

6ターン目の敵のターンで敵の襲撃機による攻撃がありましたが、なんと敵戦車部隊を誤認して攻撃してくれるというラッキーパンチがありました。おかげで南のVPの寿命がすこしばかり伸びたと言っていいでしょう。

7~8ターン目

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北と道路の南の歩兵部隊はほぼ撃退。問題は南に密集している戦車部隊ですが、うまいこと射線が通らず、なかなか撃破できていません。砲撃をぶち込んで足止めはできていますが……。

あと4ターンの焦点はこの戦車戦にかかっています。

9~10ターン目

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南のVPは戦車に川を抜けられて食い込まれていますが、歩兵部隊の強襲で4両を撃破。敵戦車のおよそ半数を歩兵の強襲で撃破しています。残り2両。

一方、北の湖の守っていた歩兵分隊が敵襲撃機の執拗な爆撃と機銃掃射を食らって、あわや分隊全滅かというところまで追い込まれます。経験を積んだ部隊は貴重なので、なんとか生還させたいところですが、抑圧の回復に失敗。

あと2ターン、無事に持ちこたえられるか……。

11~12ターン目

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南のVPに襲来した戦車部隊を全滅させることに成功。戦車同士の戦いというよりは、むしろ歩兵対戦車で多く撃破した戦いでした。

移動力の問題で、取られたVPをすべて回収できませんでしたが、うまく戦えたかなという感じです。

戦闘終了

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12ターンで戦闘終了。結果は「決定的勝利」。3倍の敵相手によく戦えたなあという印象です。敵戦車の大部隊が南のVPに来たときは、さすがに負けかと思いましたが、なんとか勝つことができました。


砂漠の戦いはやたらと見通しがいいので、どうやらどのタイミングで発砲するか、言い換えればどの距離で敵と交戦するかが重要になる気がします。

また、今回の戦いで、歩兵を有利な地形に配置するのに苦労しました。砂漠のマップでは有利になる防御効果の高い地形が少ないため、そこをどう奪うかも重要になるでしょう。

次回:クフャトコフスキ支隊の軌跡 第20回

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