「Europa Universalis 4」開発日記9月17日分が公開されていましたので、その内容をご紹介。
前回:開発日記 9月10日
2015/9/24 9月24日分へのリンクを追加。
概要
9月17日分の開発日記は、今回も1.14パッチでの変更点について。
アイアンマンモードとアチーブメント
- EU4のリリースからたくさんのリクエストを受けたのが、MODを入れた状態でのアイアンマンモードだが、アイアンマンモードはバニラの状態であるか、アチーブメントを獲得できるかを確認するため、それは不可能だった。
- 1.14パッチでは、アチーブメントとアイアンマンモードを分離し、アイアンマンモードはMODを入れているかどうかにかかわらず使えるようになる。
- しかし、アイアンマンモードはやはりアチーブメントを獲得するのに必要だし、MODを入れていない状態でないと取れないアチーブメントもある。
- アイアンマンモードにするかどうかをよりわかりやすくするため、ゲームを始めるときにチェックボックスにチェックを入れるのに代えて、ニューゲームを始めるときに「Play」ボタンを押した後、アイアンマンモードでプレイするかどうかを確認するようにした。アチーブメントを獲得できるかどうかもここで確認できる。
- また、ゲーム内のアチーブメントブラウザも追加する予定だ。そのゲームでアチーブメントを獲得できるかや、どういう条件でアンロックされるかを確認できる。
首都開発の割引
- 「新しい開発システムは、大きな帝国がポイントを分散して使うのに対して、1プロヴィンスのみの国家はひとつのプロヴィンスにポイントのすべてを使うので世界で最も豊かなプロヴィンスを領有することが多く、非現実的だ」というプレイヤーはとても多い。
- 我々はそれを問題とは思っていないが、パリやコンスタンティノープルの重要性には同意する。そのため、首都プロヴィンスでは開発コストが減少するようにした。
- 一律に-10%するのではなく、国家の開発度の合計値によって、-5%から開発度100ごとに最大-50%まで減少していく。
- プレイヤーが首都を移転して開発して回るのを防ぐため、国家の開発度が上昇すると遷都のコストも最大700管理点まで上昇するようにした。
報復主義
- EU4では、「デススパイラル」と呼んでいるネガティブサイクルに陥ってしまうことが問題だった。一旦戦争に負けて軍が壊滅し、領土を失うと、人的資源と軍の再建に長い時間がかかり、その間に隣国はまた急襲してきたり、反乱軍をけしかけたりと、再起できないようにしてくる。
- こうした国家に復活のチャンスを与えるため、「報復主義」というメカニズムを導入した。報復主義は0~100%の間で推移し、戦争で負けて領土を失うと上昇する。上昇幅は、どれだけのものを失ったかによる。
- 報復主義は税収を増加させ、要塞の防御度を上昇させ、人的資源と士気の回復を充分に早め、反乱を抑圧し、借款の利率を下げる。
- 100%の報復主義(100%の戦勝点での講和により獲得できる)は、20年でゼロになる。
来週はステップ地帯と遊牧民について。
次回:開発日記 9月24日
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