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「Supreme Ruler Ultimate」プレイ日記:キューバ国防軍建軍記 第5回

その他

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「Supreme Ruler Ultimate」プレイ日記:キューバ国防軍建軍記 第5回は、政府財政の立て直し問題から。

前回:キューバ国防軍建軍記 第4回

2015/7/29 第6回(最終回)へのリンクを追加。

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1954年7月の財政

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5年間財政再建に取り組んだ結果、国債残高はおよそ6億ドルの減少、信用格付けは10%上昇、金利は5%を切りました。亀の歩みですが、着実に財政再建は進んでいます。

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経済状況を見ると、5年間でGDP/cは416ドル上昇して1,416ドル。植民地を除いたランキングでは、オランダ、アメリカ、ベネズエラ、エクアドルに続く第5位。人口は538万人まで増加。

しかしながら、財政再建のために国民には91.5%という超高率の税がかけられている状態。いくらGDPが高くても、所詮は国債発行に支えられた砂上の楼閣なのですね……。

財政再建の目標達成

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1956年2月、財政再建の目標であった信用格付け140%以上、新規発行金利4%以下を達成。国債残高は、ピーク時のおよそ1/3である11億7,000万ドル。長い戦いでした。

財政再建にあたって、同盟国フィリピンの財政支援は非常に大きなものでした。おそらく財政再建期間中に10億ドル程度の資金供与を受けました。キューバ国民はこの恩を永遠に忘れることはないでしょう!

財政再建期間中は、キューバの主要輸出産業である食糧の利ざやが10ドル前後に落ち込み、大変厳しいものでした。戦後(正式にはまだ戦争は終結していませんが)独立したインドや、戦争に参加せずに経済に集中できたブラジルの輸出が伸びたことが原因のようです。

また、「電力源の多様化」を題目に建設した石油発電所は、電力の国際価格下落によって赤字となり、すべての石油発電所を解体。資材を売却して国債の償還に充てました。

外交取引

債務を圧縮するためには外交取引も有効活用する必要がありますが、この外交取引画面で表示される財務的価値(Financial Value)について。

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ここで表示されている財務的価値は、国際取引価格ではなくあくまで国内生産価格であるという点にご注意ください。

通常は財務的価値だけを見て、「受け取る物の価値(Offered)>引き渡す物の価値(Requested)」となっていれば、その外交取引は利益が出るということになりますが、国内生産価格が国際価格を上回っている品目の場合は、国際市場から購入したほうが安上がりの場合もあります

上の画像の場合では、鉱石を5,539トン×7日=総量38,773トンを受け取りますが、国際価格25ドルで計算するとわずか969,325ドルの価値しかない計算になります。表示されている財務的価値に近いのは、国内生産価格55ドルで評価した2,132,515ドルです。

そして、国際価格で評価した場合は969,325ドルの財務的価値しかないものを176万ドルで購入するわけですから、この取引はよく考えると大幅な赤字となることがわかります。

財務・財政政策について

国債発行に関して、私は新規発行金利が5%に達した時点で債務圧縮に動きましたが、もっと速く4.5%を突破したくらいで債務圧縮に向けて動いてもいいかもしれません。

国が安定して成長してきたら、だいたい国債金利を4~4.5%になるように大臣の国債発行権限を調節するといいでしょう。4%以下まで下がったら発行を許可、4.5%を超えたら発行を禁止し、金利が4%以下になるまで債務圧縮を始める感じ。

大臣に国債発行権限を与えていると、社会支出に使いまくってあっという間に国債残高が増えていきますので、注意すべきです。手間でなければ、税率と社会支出を手動で調節するほうがいいかもしれません。

また、逆に国債をまったく発行しないというのは悪手と感じます。国債発行なしで国家を成長させようとすると、非常に成長が遅いです。キューバのようにゲーム開始時点で利益をあげられる産業基盤がない場合は特にそうで、国債をバンバン発行して利益の出る産業を拡大しまくるのがよいと思います。

 

さて、7年かけて債務を圧縮し、無駄な石油発電所も整理しました。本来の目的であった、国防軍建設に戻りましょう!

計画見直し

さっそくですが、軍事施設の整備についての計画を見直します。当初は陸海空軍工廠をひとつずつ整備するという計画でしたが、海軍工廠と空軍工廠の整備は、キューバには荷が重すぎます。

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空軍工廠は建設に5億5,182万ドル。現在の国債を再発行して調達した手許現金はおよそ7億ドルですから、建設してしまうと相当な財政負担を強いられます。

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海軍工廠はさらにひどく、8億5,442万ドルの建設費。これだけの額を調達すると、また国家財政が傾きます。

そのため、この2施設の建設はあきらめ、海空軍ユニットは外国からの買い入れで調達することにしましょう。目標人員数まで12,750名遠のきますが、軍事技術を買い入れる必要もなくなります。悲しいですが、ない袖は振れないのです……。

調達ユニット選定

さて、海空軍ユニットは外国からの買い入れにて調達するということで決めましたので、さっそくどのユニットを買うか決めることにします。

同盟国であるアメリカ(財政再建中に同盟関係締結)とイギリスからの購入が現実的ですので、この2国で購入できるユニットから選定を行いました。

海軍ユニット

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まずウィックス型駆逐艦。1917年設計と非常に古い型の駆逐艦ですが、充分な航続距離と安価な調達コスト・ランニングコストから、海軍の旗艦にすべく選びました。

第一次大戦の時代の設計なので対空砲が全然ありませんが、バンバン航空機を繰り出してくる強力な軍との交戦はそもそも考えていないので、問題なし。

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次にイーグル型哨戒艇。哨戒艇ですが、航続距離は7,000km以上と充分ですので、これを採用。コスト面では安くはありませんが、小さくて安い軍艦で外洋での護衛をさせようというのがそもそも無茶なので、そこは妥協します。

上のウィックス型駆逐艦1隻にこのイーグル型哨戒艇2隻で、陸軍を輸送する船団を護衛します。年間維持費は9,380万ドル。予定額の3倍弱ですが、もう予算を気にしていると現役将兵4万人はどう考えても無理だとわかりました。

空軍ユニット

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空軍ユニットはアメリカのP-38Lライトニングを採用。選択肢はこれかP-47サンダーボルトだったのですが、航続距離の面でこちらに軍配が上がりました。

P-38Lライトニングは1個飛行隊のみ調達。年間維持費は1,823万ドル。

陸軍ユニットの生産

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現在の現役将兵は14,630名。残り25,370名分を陸軍の増員に使用することになります。

そろそろ陸軍工廠にも仕事をさせましょう。手始めに自動車化工兵大隊を生産。現在ある1個大隊と合わせて、自動車化工兵連隊を編成します。

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また、現在でも自動車化歩兵大隊(Mounted Infantry)は生産可能なので、これを陸軍の基幹戦力として生産していきましょう。ユニットとしては時代遅れですが、これより上の自動車化歩兵ユニットになると機械化歩兵になるので、技術的に生産が難しくなります。

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さらに、歩兵戦力だけでは心もとないですから、機甲戦力を編成するためアメリカからM41A3ウォーカー・ブルドッグ軽戦車を5個大隊(176名で大隊なのかというのはありますが)購入。

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その後しばらくして、戦車連隊に随伴する高速機動歩兵部隊としてM3ハーフトラック大隊5個も購入。戦車よりも維持費が高い!

だいたいこの3種+自動車化工兵大隊の計4種で陸軍を編成します。砲兵は戦場では非常に有効なユニットなのですが、移動が遅いためキューバ国防軍では採用しません。「機動戦」がキューバ陸軍のテーマなのです。

キューバ国防軍の誕生

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1961年6月2日、キューバがGDP/cランキングで世界1位になった頃、そしてキューバ政府の国債残高が過去最高に達した頃、現役将兵4万人のキューバ国防軍(FAC)が誕生。

海軍は駆逐艦1哨戒艇2、空軍はライトニング装備の1個航空隊のみですが、陸軍は総勢65個大隊(うち機甲大隊5個、工兵大隊10個、M3ハーフトラック装備の精鋭自動車化歩兵大隊10個)の強大なものとなりました。


今回はここまで。一時はどうなることかと思いましたが、なんとか第5回にして目標の4万人を達成することができました。が、実を言うとかなり数合わせで生産したユニットが多いので、戦闘力として実戦で役に立つのはそのうちの1/3程度と思います。

しかし、「戦いは数だよ兄貴!」という言葉もありますし、頭数を揃えるというのは大切なことです。

次回はまだ戦争中の国に軍を派遣して実際に戦ってみましょう。

次回:キューバ国防軍建軍記 第6回(最終回)

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