「Hearts of Iron IV」開発日記2017年11月1日分が公開されていましたので、その内容をご紹介。今回は航空機について。
前回:開発日記2017年10月25日――Bag of Tricks #2
概要
開発日記2017年11月1日は、航空機について。
軍に対する航空隊の割り当て
- 航空隊を軍と直接割り当てることができるようになった。これはつまり、敵国に進撃している軍に航空隊をひもづけることで、航空隊は自動的に軍が戦っている地域を収めるように基地を移動し、その空域に割り当てられる。
- 割り当てられた航空隊は航空マップモードでは軍の上に表示され(軍集団には割り当てることができない)、簡単に割り当てられている航空隊を確認できる。こうした航空隊は3つのグループ、すなわち戦闘機、近接航空支援機/戦術爆撃機、補給を行う輸送機に分けられる。戦略爆撃機は割り当てることができず、というのは移動中の地域が戦略爆撃されるというのは一般によくないことだからだ。プレイヤーはこれらの航空機をグループごとに素早く選択でき、よそに移動させることも簡単に手早く行える。
- 航空隊の軍への割り当ては1.5「コーンフレーク」アップデートの無料の内容だ。この開発日記のこれ以外の内容はDLCの内容となる。
空輸による補給
ドイツの輸送機がポーランド中部に囚われた部隊に補給物資を投下している
- プレイヤーの軍が包囲され、補給が絶えたとしても、彼らを助ける方法はあるのではないか? そんなときは敵前線の向こう側に輸送機を割り当てることができる。航空機を戦略エリアに割り当てることで、その中の補給エリアの補給状態をブーストすることができる。こうした航空機は迎撃されることもあり、その結果として補給状態が悪化し、航空機が破壊される。
- 空輸による補給はわずかな補給上の問題を解決するために小規模にのみ行おうとプレイヤーが考えるように設計されている。これに合わせて輸送機についてバランス調整を行い、プレイヤーは多くの航空機が必要となるようにし(コストを減らしたが、「航空艦隊」を作っても簡単に迎撃されるようにした)、兵站上の巧妙な仕事である空輸による補給は実行に新たな国家の資源(注:なんのことを指しているか不明)と関連するようにした。詳しくは今後の開発日記で述べる。ここで重要なのは、大規模に空輸による補給を行うことが困難であり、トレードオフが存在するということだ。
- 補給作戦のために輸送機をどこに送ればいいかをわかりやすくするため、航空マップモードでは輸送機を割り当てることができるエリアで補給が必要なところを表示するインジケーターを表示するようになった。空輸による補給が過剰であればその場合も表示される。
戦略爆撃の優先目標
- 戦略爆撃の標的選択にプレイヤーが関与できるようになった。これは戦略爆撃ミッションの際にプレイヤーが優先づけした目標を選択するようになる。選択した建造物のタイプはその他の建造物と比べて標的となる確率が高い。
- 爆撃は正確なプロセスではなく、私たちは爆撃する対象を完全にコントロールできるのはおかしいと感じた。そこで、代わりにこれに影響を与えられるシステムにすることにし、一方で、例えばあるエリアの合成石油工場は完全に破壊するがインフラと工場はまったく損害を与えないということはできないようにした。
来週は新たなトップバーのボタンについて。
コメント
HOI3の時は「空挺強襲」と「空挺補給」の両方が出来たのに、おかしいなと思ったんですよね。
空挺降下しかできないとすると、さすがに輸送機はちょっと不遇すぎますもんね……。この先他にもまだまだシステムの追加がありそうですね。
「新たな国家の資源」とはパイロットのことじゃないかと思います。
陸軍に比べて、航空兵や水兵の養成がズバッとカットされている事に違和感を感じています。
私はトップバーに新しく追加されている電話のアイコンの資源(これがなんなのかはわかりませんが)なんじゃないかと思っていますが、確かにそういう特殊な訓練が必要な兵員なのかもしれないですね。
資源というと、以前の開発日記で触れられていた資金の問題も気になりますね