マップと歴史を自動で生成してくれるツール「CK2 Generator」のご紹介。ユーラシア大陸にはもう飽きたとお嘆きの領主さまはぜひ。
概要
CK2用のマップとシナリオを自動生成する外部ツールです。導入にはMicrosoft .NET Framework 4.5が必要です。ダウンロードはRedditの該当サブレディットからどうぞ。まだベータ版とのことなのでいくつか問題はありますが、きちんと生成は行ってくれます。
なお、これはパラド社その他に動作が保証されたものではなく、あくまでファンの方が作成した外部ツールです。自己責任でご使用ください。
使い方について詳しく
「マップの生成」と「シナリオの生成」の2つの機能が搭載されています。
マップの生成
- ウィンドウ右側の「Map Generator」ボタンを押す。
- すると上の画像のようなウィンドウが開くので、Province Count(プロヴィンス数)とMap Size(マップの大きさ)を設定する。
- 右上の「Generate Landmass」を押す(Auto Randomizeのチェックを外すとSeed値を決めて生成することができる)。すると画像下側のような白黒の模様が表示される。これが生成されるマップで、黒いところは海、灰色が陸地、白いところは山地を表す。気に入らなければ再度「Generate Landmass」を押す。よければ「Generate」ボタンを押し、マップ生成を始める。
- 数分待つ。Province CountやMap Sizeを大きく設定していると、10分くらいかかることもある。
- 生成が終わると「シナリオ作成のためにこのマップをロードするか?」と聞かれるので、Yesをクリックするとマップがロードされる。Noを選ぶとそのまま。
そうして生成されたマップがこちら。Civシリーズの群島マップみたいですね。
黄色くなっているところは、最初に人類が出現するところです。マップ左上に小さく「Pre-history」と書いてありますが、シナリオ生成機能では先史時代から歴史を生成してシナリオを作り上げるという方法を取ります。
シナリオの生成
- 「Configuration」タブでCK2のゲームファイルがあるディレクトリとロードするマップのあるディレクトリを指定し、マップをロードする。マップ生成後にダイアログでマップをロードしていればそのままでOK。バニラのユーラシア大陸のマップをロードすることもできる。
- 「Generation Options」タブ(上の画像)で歴史の流れの中でのさまざまな設定を行うことができるので、ここを好みに合わせて調整する。
- 「Generate」タブでSeed値を設定し、「Start」で生成開始。時間経過とともに歴史が進んでいく。1066年になると自動的に止まるが、その前に「Stop」ボタンで止めて保存することも可能。
- 10分くらいかかるので待つ。待っている間は、色分けされた勢力が興亡を繰り返す様子を眺めることができる。
- 歴史の生成が終わったら、Mod Nameで名前を決めて「Export」ボタンを押すと保存される。
歴史が生成されると、マップはこんなふうに色分けされます。この左側にはPolitical、Religion、Cultureというタブがあり、「Stop」ボタンを押して生成を止めるとマップ中の政治・宗教・文化の分布を見ることができます。
ゲームでの利用
シナリオを生成して保存すると、CK2ランチャーのModタブで入力した名前が保存されているはずなので、これにチェックを入れてゲームを始めればOKです。
すると、こんなふうに生成されたマップに生成されたシナリオが載った状態のゲームが始まります(これはProvince CountとMap Sizeともに最低の設定でのもの)。
ジェネレーターでは横に伸びているように見えていましたが、ゲーム中ではほぼ正方形。もちろんマップサイズを大きくしていくと横長になっていきます。ただ、画面右下のミニマップは切り替わりません。サブレディットでもミニマップの話題が出ており、ツールを使えとか、Paint.netで作れということが書かれています。
このように系図もきちんと作られますし、成年の当主が死亡して少年皇帝でスタートという状況ができたりもします。
まだベータ版なので、イベントがうまく動作しないなど不具合はあるようですが、初めてマップとシナリオを生成したときは、自動生成でここまでできるのかと感動しました。今後の発展が楽しみなツールです。
コメント