CK2の次期拡張「Conclave」の開発日記#1が更新されていましたので、その内容をご紹介。
前回:「Horse Lords」以降の開発日記について その3
2016/06/02 「Horse Lords」以降の開発日記について その3へのリンクを追加。
概要
開発日記#1は、「Conclave」の内容全般について。
- 知っての通り、CK2の拡張のほとんどは、マップに新たな地域を広げたり、様々な宗教でのプレイを可能にしたりと、ゲームプレイの内容を「広げて」きた。今では、ゲームを始めると様々な文化圏が広がり、ゲームプレイはバラエティに富んでいる。
- その間にも、ゲームプレイのコアの部分(例えば技術システムについて)もパッチで徐々に改良を行ってきたが、抜本的なものはほとんどなかった。
- 拡張では核となるゲームプレイに「深み」を与えようとしてきたが、それはしばしば失敗に終わった。例えば、「Legacy of Rome」の常備軍(retinue)システムは、元のゲームの一部となってしまい、その上に要素を追加していくことになってしまった。
- だが、そうだとしても、RPGの体験でストラテジーゲームの大きな短所のいくつかをなんとかするいい頃合いではある。
- 特にCK2はゲーム進行に逆行する難易度に悩まされる。つまり、最初は難しく、中盤以降は簡単になる。これは大きな欠点で、配下に依存する必要があるという封建的なヒエラルキーの仕組みに起因するものだ。広大な領地を安定して維持するのは難しい。
- そのため、「Conclave」の第一の目的は、ゲーム中盤以降の困難を増やすことにあり、以下のことを計画している。
- 配下と主君の「ポジティブな態度のインフレ」を減らす(多くのポジティブな態度の修正を半減させる)。
- 評議会の席を強く求めるようにすることで、もっとも強力な配下を強調する。
- 評議会をプレイヤーの手先とするのではなく、より大きな力を与える(プレイヤーは評議会の提案を無視できるが、それは派閥の形成をもたらす)。
- 攻撃的な領地の拡大に対する悪名と連合の導入。
- より選択肢のある同盟システムへの改良(領主間の結婚は単なる不可侵条約で、同盟はさらにステップを踏む)。
- 「かたまり」を含む外交AIの改良(上記の連合と同盟についてのシステムへの対応)。
- 軍事AIの改良。
- 一度か二度の交戦で素早く戦争に勝ててしまわないようにした(そのため、戦闘の犠牲者を全体的に減らし、「バラバラの退却」を導入し、味方の領地で軍を補充できるようにした)。
- 「Conclave」の内容とそれに連動したパッチは、領地の内外でそれぞれまとまりを作るのを難しくする。これは、他の内容にも影響を与える。例えば、不満分子が団結することは減るが、より強力な派閥となるし、評議会に関する法律を追加したことで、法律画面を作り直すことになった。
- もうひとつ別の問題として、子供の教育の問題もあるが、これも改良するつもりだ。
次回:開発日記#2
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