海軍戦略・戦術シミュレーションゲーム「Rule the Waves 3」を日本で、領土を拡大しない縛りを設けて遊んでいくプレイ日記第9回。今回は1900年、いよいよ19世紀最後の年です。
前回:日本不拡大プレイ 第8回
1900年
1月
砲塔・砲座技術「油圧駐退機」を獲得。射撃速度が少し向上します。
1900年1月時点の日本海軍
1900年1月時点の日本海軍の状況は以下のとおり。
- 常備艦隊(計38隻)
- 第1戦隊
- 富士型戦艦「富士」
- 富士型戦艦「八島」
- 富士型戦艦「敷島」
- 富士型戦艦「初瀬」
- 第2戦隊
- 磐手型装甲巡洋艦「磐手」(老朽艦)
- 磐手型装甲巡洋艦「阿蘇」(老朽艦)
- 第3戦隊
- 常磐型装甲巡洋艦「常磐」
- 常磐型装甲巡洋艦「吾妻」
- 第3駆逐隊
- 春風型駆逐艦「浦風」
- 春風型駆逐艦「江風」
- 春風型駆逐艦「磯風」
- 春風型駆逐艦「浜風」
- 第2水雷戦隊
- 八重山型防護巡洋艦「八重山」
- 八重山型防護巡洋艦「千島」
- 第5駆逐隊
- 春風型駆逐艦「灘風」
- 春風型駆逐艦「汐風」
- 春風型駆逐艦「波風」
- 春風型駆逐艦「沼風」
- 第2駆逐隊
- 春風型駆逐艦「朝風」
- 春風型駆逐艦「夕風」
- 春風型駆逐艦「海風」
- 第1水雷戦隊
- 厳島型防護巡洋艦「厳島」
- 厳島型防護巡洋艦「松島」
- 第4駆逐隊
- 春風型駆逐艦「峯風」
- 春風型駆逐艦「澤風」
- 春風型駆逐艦「沖風」
- 春風型駆逐艦「島風」
- 第1駆逐隊
- 春風型駆逐艦「春風」
- 春風型駆逐艦「夏風」
- 春風型駆逐艦「冬風」
- 戦艦「扶桑」(老朽艦)
- 装甲巡洋艦「八雲」
- 防護巡洋艦「畝傍」(老朽艦)
- 和泉型防護巡洋艦「浪速」(老朽艦)
- 砲艦(コルベット)「金剛」(老朽艦)
- 砲艦「比叡」(老朽艦)
- 高雄型砲艦「高雄」(老朽艦)
- 高雄型砲艦「葛城」(老朽艦)
- 第1戦隊
- 建造中(計14隻)
- 朝日型戦艦「朝日」(アメリカにて建造中)
- 朝日型戦艦「三笠」(アメリカにて建造中)
- 橋立型防護巡洋艦「橋立」(イギリスにて建造中)
- 橋立型防護巡洋艦「秋津洲」(イギリスにて建造中)
- 雷型駆逐艦計8隻(国内で建造中)
- 宇治型護衛艦(コルベット)「宇治」(イギリスにて建造中)
- 宇治型護衛艦「嵯峨」(イギリスにて建造中)
ゲーム上は1889年就役ということになっている初期艦が、この時点で一斉に老朽判定を受けます。初期艦は2ノット速度低下を起こしたら廃艦にする予定なので、特に装甲巡洋艦の補充を急ぎたいところです。
3月
宇治型護衛艦「宇治」「嵯峨」が就役。
4月
火器管制技術「合致式測距儀」を獲得。艦艇設計で中央測距儀を搭載できるようになります。
また、9インチ砲(品質-1)技術も獲得。
日本戦艦の主砲は9インチ砲ですが、品質-2の主砲は改装で品質-1に更新できないようです。
清との緊張度
清との緊張度が危険水準に差し掛かったため、全艦艇を動員状態にし、砲撃戦・雷撃戦の特別訓練を開始します。
5月
ドイツが清から杭州湾を租借。
6月
首相が国家の威信を高めるために2隻の戦艦を追加で建造してほしがっているというイベント。断ると威信が大幅に低下してしまうため、承諾せざるを得ません。
しかし、現在建造中の朝日型戦艦2隻で首相は満足してくれそうです。ただ、5か月後にはいずれも就役しますが、判定時点で既に就役していてもいいのか、それとも判定時点で建造中でなければならないのかはよくわかりません。後者なら新たに戦艦を起工しなければなりませんが、どうなるのか……。
7月
朝日型戦艦2番艦「三笠」が就役。
戦艦建造依頼の判定はOKのままなので、就役していてもよいようです。すぐに新型装甲巡洋艦の設計を行いましょう。
同時に、雷型駆逐艦5隻も就役。
魚雷技術「静圧弁の改善」
魚雷技術「静圧弁の改善」を獲得。魚雷の速度と射程距離が向上します。
新型装甲巡洋艦の設計
朝日型戦艦の建造がもうすぐ終わりそうなので、新型装甲巡洋艦の設計を行います。
現在北東アジア海域に拠点を持つ国家は日本以外に清露米仏の4か国で、この4か国の装甲巡洋艦の性能のうちもっとも高いものをまとめると以下のとおり。
- 主砲:9インチ連装砲2基4門(米のシアトル型(1897年初就役))
- 速力:21ノット(米のシアトル型など)
- 舷側装甲:5インチ(露のロシア型(1899年初就役))
これを踏まえて要求性能を以下のように設定します。
- 主砲:5インチ装甲を貫通できるもの
- 速力:22ノット以上
- 舷側装甲:9インチ砲に耐えるもの
これを踏まえて出雲型装甲巡洋艦を設計。兵装が朝日型戦艦と変わらず、装甲巡洋艦というより高速戦艦と言うほうが近いようなものとなりました。排水量も14,300トンと非常に大型で、常磐型装甲巡洋艦のときのように戦艦より高価な装甲巡洋艦となっています。出雲型も建造が難航しそうです……。
- 主砲:9インチ(22.9cm)連装砲2基4門
- 速力:22ノット
- 舷側装甲:7インチ(178mm)
- 魚雷発射管4基(側面)
8月
雷型駆逐艦の残りの3隻が就役。雷型駆逐艦で第6・第7駆逐隊を編成します。
小型艦・魚雷戦技術「500トン級駆逐艦」
400トン級の雷型駆逐艦が就役したばかりですが、小型艦・魚雷戦技術「500トン級駆逐艦」を獲得。500トンまでの駆逐艦を設計できるようになります。
出雲型装甲巡洋艦の詳細確認
首相が出雲型装甲巡洋艦の設計について詳細を確認したがっているが、なんと返すかというイベント。「もちろんです! 示唆に富んだご指摘で設計を改善できるに違いありません」を選択。設計期間が1か月延びます。
朝日型戦艦の改装
すっかり忘れていましたが、朝日型戦艦には火器管制装置が搭載されていないため、先に就役した「三笠」を改装して中央測距儀を搭載します。
改装状態にしても戦艦建造依頼は依然としてOK判定のままでした。
9月
ドイツとスペインが同盟を更新。
10月
朝日型戦艦1番艦「朝日」が就役。直ちに中央測距儀を搭載する改装を行います。
戦艦2隻が就役したためか、首相の戦艦追加建造依頼は消滅してしまったようです。艦艇建造依頼は追加の艦艇が就役しても失敗にはならないようですが、達成して威信をもらうにはやはり建造中である必要があるのでしょう。
12インチ砲(品質-1)
12インチ砲(品質-1)の技術を獲得。
動員状態の解除
清との緊張度が低下したため、動員状態を解除し、特別訓練も停止します。またすぐに危険水準に行きそうにも思えますが……。
1901年
1月
橋立型防護巡洋艦2隻が就役。しかし厳島型とは逆に設計速度を達成できなかったとのこと。
橋立型防護巡洋艦2隻で第3水雷戦隊を編成。第6駆逐隊を指揮下に入れます。
朝鮮半島北部の動乱
朝鮮半島北部で動乱があり、清が秩序回復のために軍を派遣しようとしているが、なんと提案するかというイベント。「我々は多国籍軍を派遣して清の拡張主義的計画を阻止すべきです!」を選択。
しかし清は多国籍軍を無視して朝鮮半島北部を占領。
清との緊張度も戦争一歩手前まで急上昇し、再び艦艇を動員状態とし、特別訓練を開始。
1901年1月時点の日本海軍
1901年1月時点の日本海軍の状況は以下のとおり。
- 常備艦隊(計52隻)
- 第4戦隊(朝日型戦艦2隻)
- 第1戦隊(富士型戦艦4隻)
- 第2戦隊(磐手型装甲巡洋艦2隻(老朽艦))
- 第3戦隊(常磐型装甲巡洋艦2隻)
- 第1水雷戦隊(厳島型防護巡洋艦2隻)
- 第4駆逐隊(春風型駆逐艦4隻)
- 第3駆逐隊(春風型駆逐艦4隻)
- 第1水雷戦隊(厳島型防護巡洋艦2隻)
- 第2駆逐隊(春風型駆逐艦3隻)
- 第3戦隊(常磐型装甲巡洋艦2隻)
- 第3水雷戦隊(橋立型防護巡洋艦2隻)
- 第6駆逐隊(雷型駆逐艦4隻)
- 第1駆逐隊(春風型駆逐艦3隻)
- 第2戦隊(磐手型装甲巡洋艦2隻(老朽艦))
- 第2水雷戦隊(八重山型防護巡洋艦2隻)
- 第5駆逐隊(春風型駆逐艦4隻)
- 第7駆逐隊(雷型駆逐艦4隻)
- 第1戦隊(富士型戦艦4隻)
- 戦艦「扶桑」(老朽艦)
- 装甲巡洋艦「八雲」
- 防護巡洋艦「畝傍」(老朽艦)
- 和泉型防護巡洋艦「浪速」(老朽艦)
- 砲艦(コルベット)「金剛」(老朽艦)
- 砲艦「比叡」(老朽艦)
- 高雄型砲艦「高雄」(老朽艦)
- 高雄型砲艦「葛城」(老朽艦)
- 宇治型護衛艦(コルベット)「宇治」
- 宇治型護衛艦「嵯峨」
- 第4戦隊(朝日型戦艦2隻)
- 建造中(計2隻・すべてイギリスにて建造中)
- 出雲型装甲巡洋艦「出雲」
- 出雲型装甲巡洋艦「春日」
隻数が急激に増えましたが、ちょうど半分が駆逐艦、残りがそれ以外の艦種です。
列強との比較はこちら。戦争の危機が迫っている清に対しては、戦艦・装甲巡洋艦・駆逐艦の数で負けています。戦争になった場合、数で劣る主力艦での艦隊決戦で勝利できるかという点と、数の多い清の駆逐艦に対処できるかという点がポイントになりそうです。
2月
ドイツ艦との衝突事故になんとコメントするかというイベント。威信を支払って「不幸な事故であり、誰のせいでもない」を選択。
機関技術「表面復水器の改善」
機関技術「表面復水器の改善」を獲得。機関重量が1%減少します。
3月
清は砲撃戦の訓練を行っている模様。
4月
10インチ砲(品質-1)の技術を獲得。
まだ品質が-2なのは8インチと13インチを残すのみとなりました。
5月
清国大使が海軍大臣に対して平和と安定のために海軍拡張計画の抑制を提案したが、これになんと回答するかというイベント。日本としても戦争をしたいわけではないので「緊張の緩和を歓迎します」を選択。
しかし肝心の清との緊張度は低下せず、それ以外の国との緊張度が低下。イベントの設定ミスのような気もしますが、どうなのでしょうか。そんな素直なイベントではなく、緊張関係にある国が一方的に予算を引き下げさせようとしてきたという悪意のあるイベントなのだと言われれば、それはそれでありそうにも思えますが……。
6月
船体設計技術「重副砲」、艦隊戦術技術「無線通信」を獲得。前者は8インチ以上の副砲が使用可能になります。後者は戦略的移動が遅延する確率を削除し、戦隊が旗艦から離れてAI制御になる確率が低下します。
7月
ジャワ島で動乱が発生し、清が秩序回復のため軍を送ろうとしているが、なんと提案するかというイベント。ジャワ島は北東アジア海域ではなく東南アジア海域ですが、近隣地域で自国勢力を伸ばそうとする動きは愉快ではありません。朝鮮半島北部の時と同じく「我々は多国籍軍を派遣して清の拡張主義的計画を阻止すべきです!」を選択しますが……。
今回も清は多国籍軍を無視して占領を強行。
8月
清の脅威の高まりでタカ派の政党が海軍予算増額法案を通してくれたとのこと。
潜水艦技術「初期型沿岸用潜水艦」
潜水艦技術「初期型沿岸用潜水艦」を獲得。沿岸用潜水艦を建造できるようになります。
さしあたり8隻を建造しておくことにします。史実では潜水艦(潜水艇)の名称は番号ですが、せっかくなのでこのプレイ日記ではちゃんと艦名をつけてやることにしました。「朝潮」「夕潮」「大潮」「満潮」「黒潮」「親潮」「夏潮」「冬潮」の8隻を起工。
10月
砲塔・砲座技術「機力装填装置」を獲得。射撃速度が少し向上します。
11月
清が海軍軍備拡張計画を検討しているようだが、政府になんと助言するかというイベント。少し前にも同じイベントがありましたが、今回も「清の艦艇は優れた艦艇を持ちよく訓練された我が海軍の脅威ではありません」を選択。
技術開発
機関技術「コックバーン安全弁」、徹甲弾技術「硬化侵徹体」を獲得。前者は機関重量が1%減少、後者は徹甲弾の貫通力が少し向上します。
1902年初頭の国際関係
今回の最後に、ちょっと先取りして1902年初頭の国際関係を見てみましょう。清とは一時いつ戦争になってもおかしくない状態(緊張度11以上)にすらなっていましたが、ランダムな動きで緊張度が低下し、現在は小康状態となっています。しかし1902年中に戦争になる可能性は非常に高いと言えます。幸い、1901年1月から行ってきた特別訓練は1902年1月に完了するため、戦う準備は万端です。
今回は1900-1901年まで。残念ながら清との戦争は目前まで迫ってきています。次回は1902年、清と遂に開戦するのかどうかというところから。
コメント
日清戦争のように近場で戦う展開だと初期の潜水艇でも見せ場がありそう
せっかく建造したので潜水艦にも見せ場があるといいのですが、どうなるのでしょうね……。
今度もボコボコにしてやりましょう!
清が相手なら問題なく勝てるだろうと踏んでいますが、果たしてどうなるのでしょうか……。