Crusader Kings III」開発日記#74が公開されていましたので、その内容をご紹介。今回は陳情と忠誠の誓約について。バージョン1.5+「Royal Court」リリース前の開発日記です。
開発日記
開発日記#74は、陳情と忠誠の誓約について。
- 女王や皇帝になるのは素晴らしいことだが、争っているすべての臣下を管理するのがおっくうになることもある。時にはより強力な勢力の片隅を統治し、皇帝による庇護の恩恵を得たい場合もあるだろう。女公爵は自身の宮廷を持つことはないが、2つの新たなディシジョンを通じて主君と関わりを持つことができる。
主君への陳情
- プレイヤーが封臣である場合は新たなディシジョンで王か皇帝の主君にいつでも陳情できる。これには充分な威信(Prestige)を提供し、彼らに要求できることがあり、過去5年間に陳情を行っていない必要がある。
- ここでは例えば主君の評議会での地位を求めたり、自身が請求権を持つ称号を求めたり、自身の勢力内の手に負えない派閥の解体などができる。現在14の選択肢があり、それぞれがAIの封臣によって主君に持ち掛けられる謁見(Hold Court)イベントに相当する。領地の改宗から借金の返済までさまざまだ。
- これにより、直ちに戦争することなく直接なにかを要求できる。
- 陳情を受け入れるかどうかは主君の判断に委ねられているが、完全な拒絶は関係を傷つけ、少しばかり圧政的と見られることになる。要求は1回だけでは拒絶されることもあるが、プレイヤーが理にかなった要求をしていて良好な関係を維持できているなら、AIによる受け入れ確率はより高くなる。結局のところ、主君は理不尽とは見られたくないのだ。
- 主君が抜け目ない人物なら、陳情を受け入れる見返りに寵愛(Favor)のフックや少しばかりの金を要求するかもしれない。これはもちろん拒絶できるが、得られるものはなにもない。
- 主君があまり前向きでない場合、プレイヤーは最後の手段として威信と引き換えに信頼されている助言者を説得したり、彼らを出し抜いたりできる。これには関連分野のスキルチェックに通る必要があり、通常なら評議員の一人が相手となる。あるいは玉座に近い協力者(王の妻など)を得て、その同意によって主君に行動を強いることができる。
忠誠を捧げる(Pay Homage)
- 忠誠の誓い(Homage)は封建領主の主君に対する正式な忠誠の誓約で、物事が円滑に進めば双方に評価・名声(Renown)・威信がもたらされる。このディシジョンはAIにもプレイヤーにも利用可能だ。
- このディシジョンの実行には威信が必要で、封建制か氏族制(Clan)の封臣のみが利用でき、主君一人あたり1度しか実行できない。領主が代わったり亡くなったりした場合は新たに忠誠を誓うことができる。
- 陳情と同様にこのディシジョンは拒絶される可能性がある。このような重要な行事をうまくやらなければならないという重圧もあるし、すべての領主が人前で話すのに向いているわけではない。
- 陳情者のスキルその他の要素によってさまざまな失敗があり得る。ノルマン語を学ぶ時間をとったか、それともウィンザー城に向かう前夜に重要なセリフをいくつか練習しただけなのか。シャーはプレイヤーの吃音に共感するのか、それともペルシャの廷臣たちの前で真似をするのか。一度体勢を崩しただけで、悪意あるスルタンから永遠に「不器用な(the Clumsy)」と呼ばれるのか。
- なにか問題が起こった場合、それを許すかどうかは主君次第だ。宿敵がプレイヤーの不器用さを公にあざ笑う機会を与えることは最善ではないかもしれない。彼らがプレイヤーに恥をかかせることに決めた場合、プレイヤーは威信と主君からの評価を得るどころか、むしろ失ってしまうことになる。
- 結果にかかわらず、プレイヤーの家系(Dynasties)は少量の名声も獲得するが、こうした報酬は忠誠に加えて贈り物、例えば主君に有利な契約の変更などを行うことで増加する。
コメント
冒頭の「公爵夫人は自身の宮廷を持つことはない」について、ここでいうduchessはおそらく公爵級の統治者である女性のことなので、「女公爵は〜」の方がいいように思います。
修正しました。ありがとうございます。全体の内容を踏まえると確かに不自然でしたね。
ゴマすりすり足舐め舐めマンのロールプレイが捗るな
おおー凄い面白そうだ
ロールプレイが捗るなあ
主君に対して娘さんください!とか言えると嬉しい
今でもシステム的には普通にもらえるけれど
家臣からの評判が悪くてしょっちゅう反乱起こされてボコボコにされちゃうけど何故か王からは気に入られててその度に王に泣きついて助けてもらう愛すべきバカみたいな君主も生まれそう かわいい