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「Japan Historical Improvement」の国家方針の見直し その3

HoI4 Mod

日本向け総合改変MOD「Japan Historical Improvement」の国家方針は1940年初頭の分まで制作が進みましたのでご紹介。

「Japan Historical Improvement」についてはこちら。

国家方針の前回の変更点はこちら。


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概要

前回は1938年6月分、13番目までの国家方針をご紹介しましたが、今回は1940年1月、21番目までの8つの国家方針をご紹介します。なお、国家方針ツリーについては現状ぐちゃぐちゃでお見せできる状態ではないため、掲載していません。とりあえず作るだけ作ってからツリー上の配置を考えていく予定でいます。

なお、現時点では1945年夏までの合計50個の国家方針作成を予定しており、今回ご紹介する#21までのほか、既に7個がゲーム上の効果まで決めており、実際に作業が必要な個数は残り22個。既に半分は完成して後半戦に差し掛かっています。このゲーム上の効果まで決めてあるのは「日独伊三国同盟」や「大東亜共栄圏」というような主に外交に関するもので、ゲーム上でも影響が大きいため優先的にタイミングを決めています。

そのほか4つについても元にする事柄は決まっており、一から考える必要があるのは残り18個。3割程度まで減りました。どうにかお盆頃までには形にしたいところです。

#14(38年9月7日)「航空機関係工場の軍需動員」

軍需工場を増設する国家方針で、『戦史叢書 第33巻』191-195ページ(コマ番号110-112)の記載をベースにしたものです。東海は三菱重工名古屋工場や日本楽器製造(現ヤマハ)など、関西は川西航空機、川崎航空機神戸工場などがあったようです。実は中島飛行機の工場はほとんどが東京にあったようなのですが、関東ステートは建造物スロットに空きがないので避けています。

#15(38年11月16日)「マル4計画」

#5(36年12月16日)「マル3計画」に続く海軍軍備計画で、ゲーム中では造船所2つと空母・潜水艦の研究ボーナスとしました。空母と潜水艦の研究ボーナスは、このマル4計画の対大蔵省説明資料内で「重視」という言葉が使われているためです(とはいえ、空母は後の大鳳1隻分しか計画に入っていませんが……)。

おそらく空母と戦艦で対立させるとすればこのあたりかと思いますが、今回はそうしたギミックはなしで、とりあえず史実分の国家方針ツリーを完成させてから考えることにしました。

戦史叢書 第31巻』535ページ-(コマ番号280-)によれば、マル4計画こと昭和14年度海軍軍備充実計画は1938年12月26日開会の第74回帝国議会で予算成立。

#16(39年1月25日)「陸軍航空総監部」

見た目はこれまでと変わりませんが、効果は空軍ドクトリン研究ボーナス2つと関東ステートへの航空基地となっています。この航空基地は、陸軍航空総監部と同時に設置された陸軍航空士官学校のつもり。

これまでの空軍独立に関する国家方針の分岐についても一旦保留し、史実分が完成してからということにします。

戦史叢書 第78巻』22ページ-(コマ番号23-)によれば、陸軍航空総監部は1938年12月10日設置。

#17(39年4月9日)「日本発送電株式会社」

東日本のインフラがあまりよくないステートのインフラを底上げする国家方針です。史実での会社設立は39年4月1日。Wikipediaによれば他に東海・九州でも発電所の建設を手掛けていますが、ゲーム中特にインフラの低い国内ステートを選んでいます。

#18(39年6月18日)「国民徴用令」

建設速度ボーナスがつく国民精神を獲得します。史実では39年7月8日公布。国民精神の効果についてはバランス取りのときに改めて考えますが、ちょっとショボすぎるかもしれません。

#19(39年8月27日)「軍事科学研究の拡大」

内容に変更はありません。軍備ルート内で一段階遅いタイミングで開始するようにしようと考えています……が、一方でプレイヤーとしては一刻も早く取りたくなるので、どういう配置にしようか迷っています。

一応この39年8月末としたのは、陸軍科学研究所で登戸研究所が設置されたのが39年9月、海軍技術研究所では39年5月の材料研究部設置などで研究所が拡大した(こちらの論文2ページ参照)というのをこじつけたものです。よりそれっぽいものとして「科学研究の緊急整備方策要領」というのがありますが、さすがに43年ではゲーム的に遅すぎます。

#20(39年11月5日)「価格等統制令」

これも国民精神を獲得する国家方針ですが、単純なプラス効果ではなく、消費財が増える一方で安定度と工場生産が増加するというものになっています。 これも細かい数値は後でバランス取りを行います。

#21(40年1月14日)「修正軍備充実計画」

#4(36年10月7日)「軍備充実計画」(一号軍備から改称)からつながる陸軍軍備計画国家方針の2つ目で、「軍備充実計画」と同じく軍需工場2個、戦闘機と爆撃機に研究ボーナスが1つずつつきます。

戦史叢書 第99巻』266-271ページ(コマ番号151-153)によれば、「修正軍備充実計画」は史実では39年12月20日上奏。計画では引き続き航空戦力の増強を最重要視しているため、「軍備充実計画」と内容が被ってしまいますが、引き続き航空機開発にボーナスをつけています。


陸海軍の基本的な増強を行う軍備計画に関する国家方針は陸海軍でそれぞれ4つずつを予定しています。

今ちょっと悩んでいるのは1943年以降の国家方針で、史実の戦況とプレイヤーが戦争した結果の戦況では相当なズレが見込まれるので、そのあたりをどううまく扱うべきかなと思案しているところです。もちろんそこまでの国家方針を仕上げるのが先決ではあるのですが……。

Steamワークショップ「Japan Historical Improvement」のページはこちら。

「国家方針の見直し その4」はこちら。

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コメント

  1. >修正軍備充実計画

    画像では軍需追加は南朝鮮となっていますが、大陸での戦争で朝鮮半島を失陥、或いは傀儡として独立させていた場合はどうなるのでしょうか?それとも画像がたまたま南朝鮮に軍需追加となってるだけで、実際は支配ステートからランダムに選ばれるとか?

    • 南朝鮮が優先的に選ばれるように設定していますが、南朝鮮がダメであれば完全に支配しているステートからランダムに選択されます。

      軍需工場や造船所はほぼすべて史実で陸軍造兵廠や海軍工廠が置かれた場所を想定して配置しています(ステートの空きスロット状況のほうを優先しているため、ただ場所を合わせているだけで、増設していないところだったり、新増設のタイミングがあってなかったりしますが)。
      修正軍備充実計画では仁川陸軍造兵廠を想定して南朝鮮を優先的に選ばれるように設定しています。

      • なるほど、理解しました。今後のアプデ楽しみに待ってます。

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