「Europa Universalis IV」開発日記2019年5月21日分が公開されましたので、その内容をご紹介。今回はイタリアのマップについて。
概要
2019年5月21日分の開発日記は、イタリアのマップについて。今回はコンテンツデザイナーのOfaloaf氏によるものです。
- この画像は北イタリアのプロヴィンスの配置をどうするかについてのアイディアを売り込むのに使ったものだ。最終的にはComoを追加し、北イタリアの一部のプロヴィンスを分割するなど少し違うものになった。プロヴィンス5はAquileiaプロヴィンスを分割したものとして考えていたが、新たにTriesteプロヴィンスとすることを選んだ。
- 南イタリアはもともとの下書きにかなり近いものになった。半島南部にはいくつかプロヴィンスを追加するだけにし、Avellinoはその中でももっとも目立つものだろう。シチリア島は3つのプロヴィンスを5つにした。これは史実での分割法よりもゲームデザインを優先させたものだ。Trapaniプロヴィンスのような史実での分割法はEU4では悪目立ちする。もっとも大きな違いはAgrigentoがGirgentiという当時のふさわしい名前になったことだ。
- 独立国家として3つの国家が新たに追加された。ずっと北にはItalianのプロヴィンスを支配するAustrianの国家であるトレント司教領(the Prince-Bishopric of Trent)が、西にはサヴォイアとフランスの間の楔となっているサルッツォ(Saluzzo)がある。ロマーニャではボローニャ(Bologna)が新たに独立共和国となった。
- これ以外にもパドヴァ(Padua)とヴェローナ(Verona)はそれぞれのプロヴィンスにコアを持ち、時期が来ればヴェネツィアから離反する可能性がある。スポレート(Spoleto)もSpoletoプロヴィンスにコアを持ち、中部イタリアにおける教皇領の支配を崩壊させる場合がある。
- Comoはもとは考慮されなかったが、議論の後でこれを含めることにした。分離したBolognaプロヴィンスの作成は以前のRomagnaプロヴィンスの見直しによるものだ。以前のプロヴィンスの首都はRavennaとなり、Ravennaは1440年か41年にヴェネツィア領となるので、Romagnaは教皇領ではなくヴェネツィア領としたが、教皇領はコアを持った状態となっている。
- 南イタリアでは、サルデーニャ島にArboreaが追加されたが、giudicatiはバランスの点から追加しなかった。北部のSassariプロヴィンスは3/3/2しか開発度がなく、これを2つに分けるとステップ地帯のUzbekプロヴィンスと同じくらい開発度が低くなってしまう。
- マップの見直し以外にも、南イタリアに追加したものがある。
- (Caligula Caesar氏による追記)イタリアのマップの変更では通行不能な山脈も調整している。SavoyとPiedmontは直接行き来できるようになり、アルプス東部にさらなる通行不能な場所を追加した。
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