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こちらが滅びるか、人類が滅びるか――「Plague Inc: Evolved」

その他

感染症を持つ病原体を作って人類を絶滅させるゲーム「Plague Inc: Evolved」のご紹介。本作はPC版ですが、スマホ向けの「Plague Inc」というゲームアプリもあります。


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概要

  • ジャンル:シミュレーション
  • 発売年:2014年(Steamでは)
  • 開発会社:Ndemic Creations(イギリス)
  • Steamで購入可能(1,680円)
  • 日本語でのプレイ:可能

PC版は有料ですが、スマホアプリ版はAndroid版:無料(アプリ内課金)、iOS版:120円です。

冒頭でご紹介したとおり、感染症を持つ病原体を作って人類を絶滅させるゲームです。感染が拡大していくことで病原体を進化させることができるので、いかに感染者を増やすか、どんな症状を引き起こすべきかを考えながら、病原体を進化させていきます。

当然ながら人類も感染症には黙っていないので、一旦病原体が認知されると特効薬の開発を始めます。そうなったら、特効薬が完成する前に人類を絶滅させなければなりません。スピード勝負です。

ちょっとだけ詳しく

plagueinc-main

メイン画面はこんな感じ。最初の感染国を選んで、そこから感染者を増やしていきます。この画像では日本を選択。日本は富裕国という括りなので、そのままではなかなか感染者が広まりません。

plagueinc-evolve

日本は都会的な国という括りでもあるので、都市部で広まりやすくなる症状「咳」を獲得しましょう。

plagueinc-main2

その後も富裕国で有利になるような形質を獲得し、およそ10か月で日本の人口の9割近くが感染。さすがに人類にも見つかりました。

plagueinc-main3

およそ2年強で世界人口の8割に感染しましたが、特効薬CUREが完成してしまいました。

plagueinc-lose

敗北。人類によって病原体は絶滅させられてしまいました。

plagueinc-result

最後にはこんなグラフもあります。だいたい1回のプレイは15~20分くらいのお手軽なゲームです。

2021年1月30日追記

昨年来から新型コロナウイルス感染症が世界的に蔓延している中、WHOなど世界の専門家の助けを借りて開発されたという無料DLC「The Cure」が2021年1月28日にリリースされました。

なお、本節で取り上げているのはPC版のものですが、無料でプレイ可能なAndroid版でも同様に「The Cure」をプレイすることができます(有料のiOS版でも同様のようです)。

ベースゲームは上記のとおり感染症によって人類を滅ぼすゲームですが、本DLCは人類側(WHO的な世界的保健機関)となって感染症への対処を行う内容となっています。

プレイヤーには権限と資金という2つの資源があり、感染拡大によって権限が低下していく中でどうにか資金を集め、拡大抑止のために資金を消費して効率的な施策を打つ一方で、低下した権限を回復させるために資金を投入する必要もあります。また厳しく社会活動を統制すれば強い感染拡大抑止を行えますが、あまりに厳しい統制は市民からの反発を招き、対策が徹底されない状態にもなり得るため、さまざまな経済支援を行って対策の有効性を確保する必要もあります。

対応に失敗すると感染は世界中に拡大し、権限がゼロになった時点で(死亡者数が増えたりパニックが起こったりすると権限が低下していくようです)対応失敗の責任を取らされてゲームオーバーとなります。

この追記を書いている時点で数ゲームほどプレイしましたが、(もちろんゲームの中での話ではありますが)封じ込めのための厳しい規制と対策を遵守させるための経済支援のバランス取りに苦労させられますし、どうにか封じ込めをうまくやったところで今度はワクチン開発が遅れ、対策期間が延びていくうちにさまざまな地域に感染が拡大して対処しきれず……という展開になってしまいます。個人的には本編よりも歯ごたえのあるゲームという印象です。


このゲーム、アメリカ疾病予防管理センター(CDC)のブログにも取り上げられたそうです。伝染病についての啓蒙や教育に関して、CDCが興味を持ったということのようです。

人類を絶滅させるという暗い喜びを感じられるゲームですが、いかがでしょうか。

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コメント

  1. 不謹慎ゲームとはちょっと違う感じなんだな

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