2026年4月27日、コーエーテクモHDが2026年3月期通期決算を発表しました。売上は業績予想未達でしたが、前年度比で増収増益となりました。
前四半期:2026年3月期第3四半期(2025年第4四半期)
2026年3月期通期決算
2026年4月27日、コーエーテクモHDが2026年3月期通期決算を発表しました。以下、決算短信と決算説明会資料をもとに、今回の業績や会社の状況を見ていきます。
売上は業績予想未達でしたが、第4四半期に集中的に発売された新作の販売によって、売上・営業利益は前年度比増加。さらに、コーエーテクモHDのお家芸とも言える資産運用がうまく行ったことで、経常利益以下も大幅に増加しています。決算発表直前に発表された業績予想の上方修正後の予想値から、さらに小幅の上振れがあった着地となりました。これは業績予想は費用を保守的に織り込んでいるためということが決算説明資料で述べられています。
具体的な数字としては、3月発売の『ぽこ あ ポケモン』(発売元は株式会社ポケモン)が220万本以上、2月発売の『仁王3』が100万本以上の販売本数であったということが決算短信に掲載されています。
貸借対照表は対前年度末(上のグラフは暦年四半期なので2025.1Q)と比べて総資産はおよそ1.5倍となっていますが、これは主に自己株式の処分が行われたことによるものです(2025年9月に、東証プライム市場上場維持基準適合のため自己株式の処分(募集・売出し)が行われていました)。その他、負債の増加や投資事業の含み益なども影響しているものとみられます。
来期業績予想
営業利益以外の3項目で過去最高の業績達成と盛り上がった今期でしたが、来期は今期比で減益予想。「人的資本への投資の増加に加え、開発費や販売費等を保守的に計画」「また、昨今の金融資本市場の状況を踏まえ」たものと決算短信で述べられています。
一方、来期の販売本数計画を見ると、今期と比べて3割ほどの販売本数減の計画となっています。これでなぜ売上高は微増の計画(ゲーム事業を行うエンタテインメントセグメントとしても売上は微増の計画となっています)なのかはっきりとはわかりませんが、今期の『ぽこ あ ポケモン』のように外部IPタイトルではなく来期は自社IPタイトル中心で新作発売するため販売本数が減っても計上する売上としては増える、ということなのかもしれません。
経営状態は非常に順調な一方、今年度で『三國志8 REMAKE with パワーアップキット』も出てしまったので、コーエー歴史シミュレーションゲームシリーズはまたしばらくお休みということになってしまうのか、それとも次のタイトルまでの合間に過去作のリメイクが出てくるのか、気になるところです。
次四半期:2027年3月期第1四半期(2026年第2四半期)








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