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「Europa Universalis IV」開発日記2018年10月30日

EU4 開発日記

「Europa Universalis IV」開発日記2018年10月30日分が公開されましたので、その内容をご紹介。今回は艦砲射撃・旗艦・バランスの変更について。

前回:開発日記2018年10月23日


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概要

2018年10月30日分の開発日記は、艦砲射撃・旗艦・バランスの変更について。

艦砲射撃(Naval Barrage)

  • 艦砲射撃はArtillery Barrageと同じものだが、これには野砲の代わりに艦砲が必要となる。これは(沿岸にいる艦船の砲の数)/100と要塞レベルの比較で城壁を破壊できるかが決まる。これには通常のArtillery Barrageと同様、50の軍事点が必要となる。
  • ポルトガルは以下の機能の変更によって少量のボーナスを得る。

旗艦(Flagships)

  • 旗艦は海軍の誇りとなるべき、仰々しく高価な艦船だ。これには交戦や任務を計画する艦隊司令官が座乗する。海軍が水兵3000、または重武装艦15隻を擁するすべての国家で解禁され、建造には100ダカット消費する。

  • 旗艦は3つのmodificationsからなる。modificationごとに旗艦の維持費が上昇する。modificationsの中には期間を強化するだけでなく、属する艦隊全体を強化するものもある。また、一部のmodificationsは特定の国家のみが利用できる。

  • 以下は現時点での汎用modificationsのリストだ。
    • Mass Load Cannons:旗艦の砲数+15%
    • Hull Sheathing:旗艦のDurability+50%
    • Trade Route Map:艦隊のすべての艦船についてTrade Power+1(軽武装船に限らず)
    • Command Aftercastle:艦隊の艦船の士気+5%
    • Improved Crows Nest:Engagement Width+5
    • Mortars:攻城戦時のBlockade Impact+1
    • Standardized Signal Book:艦隊のすべての艦船について移動速度+1
  • 特定の国家でのみ利用できるものは以下。
    • Portuguese Navigators:Exploration Mission Range+100
    • Portuguese Bombardiers:Naval Barrage Cost-50%
    • Portuguese Trade Route Map:艦隊のすべての艦船についてTrade Power+2
    • Spanish Grand Armada:艦隊のAttrition-30%
    • Spanish Treasure Fleet:海賊狩りの際に砲数が2倍にカウントされる
    • Spanish Mass Load Cannons:旗艦の砲数+30%
    • Swedish Mass Load Cannons:旗艦の砲数+100
    • Dutch Courage:艦隊の士気+10%

バランス変更

  • 現在のアイディアグループに関して、フォーラムやその他のプラットフォームで多くの議論がある。そこで、私たちは過去数週間にわたってプレイヤーがどのアイディアを取るかデータを集め、統計的な概要を作った。
  • データはプレイヤーごと、ゲームごとの情報で、例えば同じゲームで2人のプレイヤーが同じアイディアグループを取ったら、それは2回分としてカウントされる。一人のプレイヤーが2回の別々のゲームで同じアイディアグループを取っても2回分だ。
  • これを見ると、Exploration ideasは11%が採用するもっとも人気のアイディアグループだ。これはプレイヤーにとってすべての地域を見るのに必要で、理にかなっている。もっとも人気がないのはPlutocracyで、0.79%しかない。Aristocracyは3%で、私はこれが軍事アイディアの「捨てアイディアグループ」ではないかと見ている。
  • Plutocracy以外で人気がないのは以下。
    • Maritime ideas: 1.41%
    • Naval ideas: 1.09%
    • Spy ideas: 1.07%

  • 私は3番目に人気のinfluence ideasやreligious、expansion、humanist、administrative、diplomatic、innovativenessといったアイディアグループのイライラさせられるものについても注目した。開発日記の最後にチェンジログをつけるが、主な変更について以下で述べておく。
  • 第一に、Espionage ideasについて変更を加えた。Espionage ideasはLiberty Desire-10%と引き換えにInfluence ideasからAggressive Expansionの影響-20%を得た。(2018/10/31追記:コメントにてご指摘いただき訂正しました。ありがとうございます)そのかわりに、Influence ideasはHeir Chance+25%から従属国のLiberty desire-15%に置き換わった。
  • Espionage ideasの5番目では、fabrication costが安くなることに加えてvassalsに代わってfabricate claimsができるようになった。これはtributariesを除くすべてのvassalsで機能する。
  • もうひとつの大きな変更は植民だ。Explorationの最初の2つのアイディアは交換され、植民が少し遅れるようになった。代わりにExpansion ideasを強化し、プレイヤーの植民を加速させるアイディアグループとした。完了すれば最大ステート数が+5されるようにもした。
  • 私たちが今テストしていてプレイヤーがどうするか見たいのは、DLCに結びついた値をアイディアグループに入れることだ。例えばInnovativeness GainをInnovative Ideasに入れてくれと長い間リクエストされている。今回、Innovativeness Gainを50%を得られるようにし、Rule Britanniaを持っていない場合はIdea Cost-5%に替わるようにした。同様に、Expansion ideasではCoTアップグレードコスト-20%、Exploration ideasではExpel Minority Cost-25%とした。

  • 最後にReligious ideasの変更。Heretic Missionary Strength+2%は削除され、Missionary Maintenance-50%とした。この変更によって、プロヴィンスを完全にコア化・ステート化する前提となる改宗を妨げるものを取り除こうとしている。代わりに改宗が非常に高くつくようになることで、ソフトな障害となる。プレイヤーはすべてのプロヴィンスを改宗できるようになるが、それには膨大な資金が必要となるのだ。
  • これは改宗しようとするプロヴィンスのautonomyに基づいて、非線形的なコスト上昇曲線を持つ。現時点ではまだバランス取りしている最中だが、以下のような数式による。

base cost + dev factor * development ^ ( autonomy base + local autonomy * autonomy factor) * local/global missionary maintenance cost

  • この変更に合わせて、宣教師の維持費スライダーも少し変更した。これまではスライダーがmissionary strengthの基礎値に影響するだけだったので、充分なstrength以上にコストをかける必要はなかった。またスライダーを下げてもこれまでは進行度が上昇したが、その2%分を除いてこれからは改宗の進行度は急ブレーキがかかるようになる。スライダーは実際に生成される改宗速度の量を決めるものになり、したがって改宗が進んでスライダーを下げるとプレイヤーが得る進行度が低下する。

  • ツールチップも見直し、すべてのアクティブな宣教師とそのコストを表示する。

チェンジログは省略します。


来週はミッションについて。

次回:開発日記2018年11月6日

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コメント

  1. アイディアに関するバランス調整の部分ですが
    espionageがLD減のアイディアを捨てる代わりにAE20減をinfluenceから取り上げる
    という意味合いではないでしょうか?
    現状influenceは属国併合コスト減とAE減をダブルで持っていて、初期の拡張がしやすく人気が高いため
    AE減をespionageに渡して人気の分散を図るということかと思います。

    • 順序が逆ですね……。ありがとうございます。訂正しました。

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