「Europa Universalis IV」開発日記2018年7月31日分が公開されましたので、その内容をご紹介。今回は貿易中心地について。
概要
2018年7月31日分の開発日記は、貿易中心地について。
- EU4リリース以来、貿易中心地(Centers of Trade)はプロヴィンスに対して恒常的な一定のボーナスをもたらすものだった。したがって、これによって魅力的でない土地が、そのノードにおける交易力(trade power)を引き上げるために征服する価値の大きな土地となる。これは非常によく機能しているが、深みがないのを私たちは変えようとした。
- 第一に、これは1.26ムガルアップデートの内容だ。貿易中心地は内陸と沿岸の2つがあり、3つの異なるレベルを持ち、そのプロヴィンス、領有国、周囲の土地に影響を与える。
- 沿岸
- 主要港(Staple Port)
- 交易力+5
- 貿易集散港(Entrepot)
- 交易力+10、開発度上昇コスト-5%、institutionの伝播+10%
- 国際的主要港(World Port)
- 交易力+25、海軍伝統+0.25、institutionの伝播+30%
- エリア全体に対して:開発度上昇コスト-10%、水兵+100%、建造物スロット+1
- 主要港(Staple Port)
- 内陸
- 商業中心地(Emporium)
- 交易力+5
- 商業都市(Market Town)
- 交易力+10、開発度上昇コスト-5%
- 国際的交易拠点(World Trade Center)
- 交易力+25、institutionの伝播+30%
- エリア全体に対して:開発度上昇コスト-10%、人的資源+33%、建造物スロット+1
- 商業中心地(Emporium)
- 沿岸
- 私たちの目的は、世界中の貿易中心地に違いをもたせることだ。例えばGenoaはBarcelonaよりももう少し多くのものをもたらすし、グジャラートのKhambhatはThanaよりもずっと栄えているように感じられるだろう。
- 主要港と商業中心地はどちらも少量のボーナスしかもたらさない。貿易集散港と商業都市は以前の貿易中心地に近い。国際的主要港と国際的交易拠点はプロヴィンスへのボーナスのみならず、エリア全体に恩恵をもたらし、国際的主要港の領有国は海軍伝統を得ることもできる。
- なお、貿易中心地は建造物スロットを使わないことに留意してほしい。
- これに伴い、世界の状況をモデル化するため全世界の貿易中心地レベルを作成し、その影響に大小がつけられるようになったことで、以前よりも自由に多くのものを貿易中心地に加えることができるようになった。
- さらに、Dharmaの所有者は貿易中心地のレベルを変動させることができる。自国のステートか貿易会社にある貿易中心地は200ダカットでレベル2へ、1000ダカットでレベル3にアップグレードできる。
- レベル3の貿易中心地の数は国家が利用できる商人の数が上限となり、したがって世界規模の貿易国家であればレベル3の貿易中心地を好きなだけ持つことができるが、貿易にあまり注力していない征服者は選り好みしなければならない。
- しかし慎重になってもらいたい。貿易中心地は領有国が変わるたびに(外交併合による平和的な領有国の変化であっても)1レベルずつダウングレードされる。貿易と貿易商人は確実性の高い平和な土地を求めるものだ。また平時には威信10をコストとして自国の貿易中心地をダウングレードすることもできる。
質疑応答
Q1:ゲーム開始時点のレベル3貿易中心地はどこ?
A1:Genoa、Venezia、Khambhat、Chittagong、Cantonの5つ。
Q2:植民地国家とか従属国の貿易中心地は操作できないの?
A2:植民地国家と貿易会社のプロヴィンスにあるものはできる。
Q3:Dharmaを持ってないプレイヤーでもダウングレードはできる?
A3:Dharmaがない場合は貿易中心地のレベルは変化しない。領有国が変わる場合も含めてだ。
来週はまだ触れていない国家アイディアについて。Dharmaの内容についてはこれまでの開発日記でほぼ触れられたようですが、まだ発売日は発表できないとのこと。
コメント
Dharmaが無いと貿易中心地のレベルが下がる一方のように読めますがどうなんでしょうね
それに関する質疑応答を追記しました。
ありがとうございます