2025年10月30日、「Mount & Blade II: Bannerlord」新DLC「War Sails」発売は11月26日であることが発表されました。
新DLC「War Sails」発売は11月26日!
We’re thrilled to announce that War Sails will be arriving on PC (Steam, Epic Games Store, and GoG) and consoles (PlayStation 5, Xbox Series X|S) on the 26th of November, 2025!
Watch the full Gameplay Showcase now and experience large-scale naval combat – from tactical… pic.twitter.com/hAhJ2v65EC
— Mount & Blade (@Mount_and_Blade) October 30, 2025
2025年10月30日、Steamニュースにて、「Mount & Blade II: Bannerlord」新DLC「War Sails」発売は11月26日であることが発表されました。価格は24.99ドル。日本円建て価格は不明ですが、3,500円ほどと思われます。
これまでの経緯
「War Sails」は2025年3月20日に発表され、同時に2025年6月17日発売ということも発表されていました(当サイトでの記事はこちら)。
しかし2025年5月29日、「期待される品質に達するにはさらなる時間が必要である」として、発売を2025年初秋(early fall)に延期すると発表がありました(当サイトでの記事はこちら)。さらに、2025年9月24日までのどこかの時点で、2025年秋(FALL 2025)とわずかですがさらに発売時期の延期が行われています。
「War Sails」の発売時期が延期される一方で、2025年9月15日にはベータ版として本体バージョンv1.3.0が公開されていました(TaleWorldsの記事)。正式版は「War Sails」発売と同時ということもアナウンスされています。
開発ブログ:海戦
「War Sails」の発売日を発表したSteamニュースではゲーム中の海戦について深掘りした記事が掲載されています。内容のまとめは以下のとおりですが、上の動画を見たほうが雰囲気をつかめそうです。
- 戦闘開始前の配置フェーズでは陣形(formation)が1隻の船とその乗組員を表現し、敵味方双方でそれぞれ最大8隻まで出撃できる。
- 戦闘が始まるとプレイヤーは船を指揮する。帆を広げて風を受ければ推進力を得られるが、櫂で操船したい場合は帆を畳む必要がある。UIの風向計には船に対する風向きが表示され、望ましい風向きを緑で表示する。スクエアセイルは風を受ける範囲が狭いが加速が大きく、ラテンセイルは風を受ける範囲が広い。ハイブリッドリグは両者の長所をバランスよく具えている。
- 風邪が弱いときは櫂によって船を動かせる。櫂はプレイヤー自身が操作することもでき、船がそばに来たときは船体とぶつかるのを防ぐべく乗組員が櫂を収納する。通常の船体では損傷しないが、衝角攻撃を直接受けると櫂が折れることがある。櫂漕ぎ命令には停止(乗組員全員が戦闘準備を整える)・半分の力で漕ぐ(漕ぎ台の半数に乗組員が配置され、戦闘に参加できる乗組員が増える)・全力で漕ぐ(漕ぎ台のすべてに乗組員が配置され、戦闘に参加できる乗組員が減る)の3段階がある。
- 船はそれぞれひとつの陣形として機能し、船を選択して陣形命令を出すことができる。ほとんどの戦闘は遠距離から開始され、自船にバリスタがあれば操作することもできる。弓兵と投槍兵は近くの補給用木箱から補充して攻撃を続ける。篝火があれば火矢にすることもでき、火矢は帆を焼き、船体にも火をつけることがある。
- 接近時に効果的な衝角攻撃を行うにはそのための装備が必要だが、損傷した船に行えば一撃で戦闘を決着させられる。衝突の角度・速度、船の重量、衝突位置によってダメージ量が決まり、高速で敵船の中央に衝突するのが理想だ。船首同士の衝突ではほとんど効果がないが、側面からのクリーンヒットなら船体を破壊し、近くの乗組員を即死させ、甲板上の敵兵を転ばすことができる。完璧な衝突では兵士の士気も低下する。
- 重い船は動き出すまでに時間がかかり、旋回性能も劣るが、強力な衝角攻撃が可能で、大きな波でも安定する。船体は被弾した部分から破損し、損傷した側から沈んでいく。船のヒットポイントが0になると完全に沈没する。火が回ると乗組員は持ち場を放棄する。船の損傷は修理しない限り、戦闘後も残る。
- 敵船と接近した際には鉤縄を投げて縄橋を作ることができ、より多くの鉤縄がかかれば接近が早まる。敵船とつながったら、乗組員に行動を指示できる。戦闘が激化すると連結した船のかたまりが形成され、その中で乗組員たちが戦闘を行う。橋を切断するよう指示したり、自分で切断することもできる。橋が切断された際に橋上にいるすべての兵士は水に落ちる。プレイヤーは転落したり飛び降りたりすることができるが、すべての船には網梯子がついており、再び船上に戻ることができる。兵士は限られた時間しか泳げず、限界を超えるとダメージを受け始め、最終的には溺死してしまう。船が沈没した場合、生き残った乗組員は最寄りの味方船に向かって泳ぐ。戦闘中に敵船を拿捕することもできる。甲板を制圧して舵を掌握すれば、新たな船で戦闘を続けられる。
- 船はそれぞれ独自の特性に応じて増援を管理する。甲板収容能力は甲板上で戦闘可能な兵士数を決める。ほとんどの船では最大収容能力と甲板収容能力が一致しているが、甲板上に配置できる人数以上に乗組員を乗せられる船もあり、余剰乗組員は戦死者と交代する形で戦闘に参加する。しかし船の士気が下がると増援は来なくなる。
- すべての敵船を沈没させるか、敵兵士を全滅させれば勝利となる。プレイヤーと味方部隊は、敵船を戦利品として獲得する。プレイヤーのスキルやパーク、敵船の状態に応じて、どの船を獲得するかが決まる。
上の海戦についての記事を読むと、システムとして考慮しなければならない部分が地上戦と比べて相当多いように素人目にも感じますし、「War Sails」の開発が難航していたのもうなずけます。当初の発売予定から5か月の延期とはなりましたが、今回こそ無事に発売されるのでしょうし、楽しみに待ちたいと思います。

 
  
  
  
  
コメント
想像の2倍ぐらい荒々しい海だなぁ……
思ってた以上にがっつり海戦してるな
なかなか楽しみ