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「Victoria 3」開発日記#130――政治運動・急進性・内戦

Vic3 開発日記

「Victoria 3」開発日記#130が公開されていましたので、その内容をご紹介。今回は政治運動・急進性・内戦について。1.8リリース前の開発日記です。

前回:開発日記#129――差別の見直し


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開発日記

開発日記#130は、政治運動・急進性・内戦について。

  • 以前の開発日記で述べたように、政治運動は0~100%の急進性値を持つ。より具体的には、現在値目標値の2つを持ち、現在値は時間経過で目標値に近づいていく。目標値は以下の要素を含むさまざまな要素から計算される。
    • どの法律を制定した(あるいは制定中)か
    • 運動参加者の急進派と体制派の数
    • 運動の種類に応じたその他の要素。例えばCultural Majority運動は国家の統治者が自国の主要文化でない場合怒るかもしれないし、Pro-Slavery運動はSlave Statesが特に陸軍施設を公平に受け取れていないと感じれば怒るかもしれない。
  • また、私たちは「政治運動の急進性」を「Political Movement Activism」と改称することを検討している。こちらのほうがよりよくシステムを表現していると感じるためだ。しかし決まったわけではない。

  • 急進性の最高段階のしきい値では内戦が始まり得る。技術的にはこれまでとそれほど変わらないが、分離独立を含むすべての内戦は急進的な運動によって発生するようになった。ある文化が騒乱状態になったときにランダムで始まる分離独立運動はなくなり、政治運動は革命か分離独立のいずれかの内戦を開始し得る。急進的な運動がそのどちらの内戦を起こすかは、運動の種類と国家の状況による。私たちが現在想定している動作の例を以下で挙げてみよう(リリース前に変更される可能性がある)。
    • Cultural Minority運動は可能であれば常に分離独立しようとする。
    • Royalist運動は可能であれば常に革命を起こそうとするが、特殊な状況下では分離独立しようとするかもしれない(後述)。
    • Pro-Slavery/Anti-Slavery運動は革命を起こそうとするが、Legacy Slaveryの場合(つまり南北戦争のような状況)は分離独立する傾向がある。
    • Religious Minority運動は十分広範な支持があれば国教を変更するために革命を起こそうとするが、そうでなければ分離独立しようとする。
  • 運動が内戦を起こせるかどうかは、急進性のレベルのほか、ひとつ以上の利益集団が政治運動側に味方する必要がある。利益集団が革命において政治運動側につく正確な条件はまだ調整中だが、今のところ以下の条件を考えている。
    • その利益集団はその運動から影響を受けていなければならない。
    • その利益集団はAngryの状態になければならない。
    • その利益集団はその運動とイデオロギーがある程度一致していなければならない。
  • 一方、分離独立が起こる条件のひとつとして、運動が極めて急進的でも利益集団の支持を得られない場合がある。例えば共和国のRoyalist運動において君主制復活への支持が弱い場合、支持を集められる地域に分離した王国を建国しようとする。こうしたことはすべての種類の運動で理に適っているわけではないので、それぞれ判断する必要がある。

  • また、内戦でどのステートが反乱に加わるかも変わった。これまでは以下のようなルールで選ばれていた。
    • 革命の場合、運動への支持に基づいてステートの一部が蜂起する。
    • 分離独立の場合、騒乱の度合いに基づいて文化のhomelandsが蜂起する。
    • 革命の場合、編入されたステートのみが蜂起する。
    • 首都は決して蜂起しない。
  • こうしたルールは削除され、運動の種類、支持、どこで支持されているかに大きく依存するようになった。例えばMilitary Supportの高い運動は兵舎や海軍基地のあるステートをより多く得るし、人口の大部分に支持されている運動は全体的により多くのステートを得る。つまり、首都に兵舎をたくさん建てて軍隊を怒らせるようなことをしたら、首都は戦争に巻き込まれる可能性が高い。未編入ステートもどちらかに味方するようになったため、革命は大都市だけの問題ではなくなった。
  • 全体として無闇にすべて同じルールにするのではなく、運動の種類に応じて異なるルール設定をすることで、さまざまな運動、そうした運動が達成したいこと、そうした運動が武器をとって戦う理由に関するシステムを面白く没入感のあるものにできる。また、全体として内戦の発生をより少なくすることを目指しているが、発生した際には大国であっても危険性と予測不可能性を高めるようにしている。

来週はFaminesとHarvest Conditionsについて。

次回:開発日記#131――Famines・Starvation・Harvest Conditions

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コメント

  1. 頻度が少なくなるのはありがたい変更。今だと先進国が内戦祭りになってしまってるので

  2. 兵舎をある程度均等に立てないと急進主義が高まるってことでいいのかな

    • 読む限りは、均等に建てないと急進主義が高まる運動とそうじゃない運動がどっちもあるように受け取れた。たぶん奴隷制みたいに起こる場所がプレイヤーにとってわかりやすい運動に対し、偏って兵舎建てておくことによって楽に反乱潰すプレチを封じるためかと思う。

  3. Victoriaなのにビクトリア女王いなくなるパターンの英国多すぎたから調整うれしい

  4. 今だと数十年もすれば、主要国の大半が革命のせいで開始時の王朝無くなっちゃうもんね

  5. まだ先のことになるとは思うけど
    ゆくゆくは周辺諸国の協調介入というか
    メッテルニヒ体制による急進派潰しのようにもっと包括的に革命と外交をアップデートして欲しい

    たとえばドイツの小国で社会主義革命が起きたらプロイセンやオーストリアに介入して欲しい(その前にちゃんとドイツ統一してほしいんだが)

    • イギリス王国が内乱食らったらまるごと共和国になりました。は、さすがにおかしいと思っていました。
      Hoiのmodみたいにカナダやインドに亡命政権作るだろう。

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