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「Hearts of Iron IV」開発日記2024年10月7日――オーストリア

HoI4 開発日記

「Hearts of Iron IV」開発日記2024年10月7日分が公開されていましたので、その内容をご紹介。今回はオーストリアについて。「Götterdämmerung」リリース前の開発日記です。

前回:開発日記2024年8月28日――開発日記の時期


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開発日記

開発日記2024年10月7日分は、オーストリアについて。

今回の開発日記は動画版も公開されています。

史実ルート

  • オーストリアが史実でどうなったかは周知のとおりであり、プレイヤーが生き残る場合、オーストリアでのプレイは史実に沿ったものにはならない。他の地域や戦争についても同様だ。史実ルートの国家方針はほとんどがアンシュルスを阻止するために取られた実際の行動から作られており、その後のツリーは政治的立場に応じたオーストリアの野心に基づいている。
  • ここで示すすべてはリリース前に変更・修正される可能性がある。

  • オーストリアは、最初は非同盟だが、Schuschnigg内閣がファシスト国家にする。DNSAPは既に非合法化されているが、この政党をさらに締め上げて完全に解散させることもできる。しかしこれによってDNSAPは完全に排除されず、彼らは非同盟となり、プレイヤーはファシストとなる。さらに、このことはドイツを怒らせ、ドイツはこれに関して譲歩を要求するかもしれないし、オーストリアの内閣に影響を及ぼすかもしれない。

  • この時点でプレイヤーは避けられない事態を遅らせる方法を探そうとすることになる。サン=ジェルマン条約はオーストリアの軍備建設を差し止めたが、必要なら特定の国家がオーストリアの保護に協力することも定めた。

  • 条約を利用した後はそれを破棄する必要がある。軍隊が必要だからだ。締約国に許可を求めることもできるが、彼らが許可してくれる保証はない。条約を破棄することで他の締約国をいら立たせるかもしれないし、保護することを保証してくれた国家もそれを撤回するかもしれない。

  • いずれにせよ再軍備は必要になり、時間との戦いになる。The Heimwehr民兵は正規軍の補助とすることができ、最終的には正規軍に統合できる。「Poised To Strike」以下ではオーストリアをSchuschniggが思い描いたAustrofascist Corporate Stateに発展させるための国家方針がまとまっている。
  • 征服についてはハンガリーから始まり、徐々にかつての領土を取り戻し、旧中央同盟諸国をまとめることもできる。既存のファシスト陣営に入る選択肢もあるが、陣営の主導国が史実のドイツである場合はオーストリアを加えることに乗り気ではないかもしれない。
  • このルートの最後のほうではファシストのオーストリア帝国を建国できる。

アンシュルス

  • アンシュルスのシステムはすべてのルートで共通だ。ご覧のようにリスクレベルが表示され、リスクレベルによって民需工場建設、守備隊の追加、緊急徴兵、要塞建設、勤務シフトの延長など、行えるディシジョンが変わる。このリスクはドイツがどれほどアンシュルスに関する国家方針の完了に近づいているかを示す。この国家方針に関する条件は見直され、一定量の配備された人的資源ではなく装備を持つ人的資源の比率を使うようになった。

君主制

  • 5月憲法を破棄することでオーストリアは新たな道を歩み始める。君主制ルートはHerrenhausを復活させることから始まる。議会を貴族院に置き換えることで指導者の選抜方法を変えることができ、ハンガリー人が既にOtto von Habsburgを即位させていない限り、彼をオーストリアの指導者に据えられる。そうでない場合はErnst Rüdiger Starhembergが指導者となる。

  • もちろんこの2人は後にPrinceからKingになることもできる。

  • もう一度帝国になりたければ、再建しなければならない。国家方針「Rebellious Rearmament」で条約を破棄するとすぐにこのルートは2つに分かれる。一方は国内に注力し、もう一方は拡張主義的なものだ。拡張には2つの方法があり、ファシストと同じように旧領を併合するほか、旧領の傀儡化を図ることで新たなオーストリア=ハンガリーを形成することもできる。

  • こちらのルートでは傀儡国との共同国家方針ツリーもアンロックされる。ここでは紹介しないが、今後取り上げることになるだろう。このシステムを使って傀儡国を操ることで、傀儡国に特定の種類の自律性を与えることができる。併合システムでも併合や従属に至るまでは同じディシジョンを使用する。

  • いくつかの国家を従属させれば、どこにでも拡張できるようになる。プレイヤーの野心に応じて、どこかの陣営に入ったり、陣営を作ったりすることもできる。
  • 君主制ルートではこのルート固有の反アンシュルスシステムがないが、誇り高い君主制のオーストリアが援助を得たり求めたりすることはなく、君主制ルートに進むことはアンシュルスを阻止するための苦しい戦いがあることを意味する。

民主主義ルート

  • 民主主義を復活させる場合も古い憲法を破棄し、また政治的敵対勢力を再び認める必要がある。

  • 選挙の結果を決めるのはプレイヤーだ。以前政権を担ったSocial DemocratのKarl Rennerか、LandbundのVinzenz Schumyか、Vaterländische FrontのKurt Schuschniggの3名から選ぶ。

  • 民主主義になってもアンシュルスの危険からは逃れられず、条約に基づいて援助を要請することになる。民主主義オーストリアは締約国から再軍備を許可される可能性が高まる。さらには賄賂を贈ることもできるし、彼らが最終的に許可しないならそれは条約に従っていないことを意味する。
  • 民主主義オーストリアは連合国に参加することもできるが、Alpine Federationという独自の陣営を作ることもできる。

The Danubian Federation​

  • 民主主義ルートはどれも同じように感じられることがあるため、少しスパイスを加えたいと思った。Otto von HabsburgがEUのようなことを始めようとしたとしても、それほど突飛な話ではなかっただろう。The Danubian federationは陣営として作成されるが、オーストリア=ハンガリーの共同国家方針ツリーもアンロックされ、民主主義でありながらオーストリア=ハンガリーのコンテンツも利用できるようになる。多くの国家を招聘して強力な陣営とし、陣営構成国を自国に近づけることで彼らを従属させることができる。

共産主義ルート

  • このルートはAustromarxismから始まる。オーストリアが共産主義国家になるには長い道のりがあり、ほとんどの場合で内戦を伴う。戦う機会を得るには条約を破棄しなければならない。内戦の準備をしているオーストリアは誰がどう思うかを気に留めず、より迅速に再軍備するための「Emergency Measures」を行うことになる。
  • 共産主義の支持を十分集めることで、内戦を完全に回避することもできる。そうでなければ内戦となり、「Gain Schutzbund Support」を完了していれば共産主義の支持に合わせた数のユニットと3つの民兵ユニットを得る。支持が50%ならユニットの50%を得るという具合だ。内戦への対処にあたってソ連に支援を求めるか、民兵に投資するかの選択を行う。内戦が終わるとこの2つの分岐は最終的にコミンテルンに参加するか、the Danubian Blocという新陣営を作ることになる。
  • 共産主義ルートの最後ではドナウ諸国に共産主義を広める。これに関するディシジョンシステムは「Encourage Communist Sentiments」を完了すると利用可能になり、「Demanding the Liberation of Workers」でさらに拡張され、そうした国家を共産主義に誘導し、内戦を引き起こす。最終的にはガリツィアを奪還するか、ソ連との戦争につながる。
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軍事と産業

  • 産業ルートは単純で、主に4つに分かれている。左から順に、資源・インフラ・経済・産業だ。「Economic Resuscitation」は消費財ペナルティを40%→20%に軽減する。産業ルートでは「Start Apprentice Programs」で安定度・政治力・消費財の問題を一気に解決できる。「Expand the St. Pöltner Steelworks」では鉄鋼と工場をもたらす。

  • 空軍については国内生産を重視するか、海外から輸入するかの2つのルートがある。いずれも多くの投資を必要とし、また対空砲・レーダー・航空基地建設ボーナスで空軍に関するインフラを改善できる。「Wiener Flaktürme」はアンシュルス後にドイツ軍が建設したものだが、航空戦では役に立つ。

  • 陸軍ルートは軍事ルートで最大のもので、Franz BöhmeとAlfred Jansaのいずれかを選択する。

  • オーストリアには海岸線がないため、海軍ルートは海岸を手に入れてからアンロックされる。ここには速度に関する大きなボーナスが複数ある。戦艦や重巡洋艦のような大型艦に着目した「Rebuild the Armada」か、潜水艦や駆逐艦に着目した「Defending the Coast」かを選ぶことにもなる。史実の提督もいるし、オーストリアのMIOもある。

次回:開発日記2024年10月9日

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コメント

  1. ドナウ人民連邦が作れるって…コト!?
    しかもソ連と戦えるだって!?神かよ!
    パラドさん。日本リワークする時君主制共産主義ください。

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