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「Hearts of Iron IV」開発日記2024年2月14日――いいものの大袋

HoI4 開発日記

「Hearts of Iron IV」開発日記2024年2月14日分が公開されていましたので、その内容をご紹介。今回は無料パッチとパラグアイ・ウルグアイについて。「Trial of Allegiance」リリース前の開発日記です。

前回:開発日記2024年2月7日――チリ


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開発日記

開発日記2024年2月14日分は、無料パッチとパラグアイ・ウルグアイについて。

  • 今回は「Trial of Allegiance」と同時リリースの次のパッチに含まれるもの、南米におけるマップの主な変更点、コンテンツパック固有のアップデートについて触れる。

Bolivarパッチ

ペルーとエクアドルの紛争

  • まず1941年のペルーとエクアドルの戦争について。エクアドルがPastazaを中核ステートとして領有している状態で始まり、ペルーは戦争によってこれを奪取しなければならない。ペルーがPastazaを奪取した場合、スクリプトされた講和の選択肢がある。しかし、エクアドルもLoretoを奪取すればスクリプトされた講和を行うことができ、エクアドルの熟練プレイヤーはこの紛争から領土を獲得できる。

新たな建国可能国家

  • このパッチではDLCで国家方針ツリーが追加される国家以外の新たな建国可能国家が追加される。まずthe Peru-Bolivian Confederationは、ペルーかボリビアによって建国可能だ。

  • 次がスリナム・ガイアナ・カイエンヌが建国可能なthe United Guianas。

  • 最後はハイチかドミニカ共和国が建国可能なHispaniola。

新たな解放可能国家

  • このパッチでは新たな解放可能国家も追加される。まずQuebec。

  • 次にYucatan。

  • 史実のメキシコの離脱国家であるRepublic of the Rio Grandeもある。

  • 最後にイースター島として知られるRapa Nui。

カナダの戦争努力

  • このパッチにはカナダの戦争努力(Canadian War Effort)が統合されており、カナダにアップデートと少量のコンテンツが追加される。まずカナダ太平洋鉄道が産業企業として追加される。

  • カナダの国家指導者はそれぞれ固有の特性を持つようになった。

  • また、3つの新たな国家方針が追加された。今回は民主主義ルートにさらなる国家方針がある。

  • 最初の2つは国民精神をもたらす。

  • この国家方針では連合国に留まったまま、あるいは独立民主主義国のまま、ニューファンドランドとラブラドールを獲得できる。

  • 古い国家方針にも手を入れている。ここでその一部をお見せするが、すべてではない。パッチがリリースされたらご自身で確認してもらいたい。まずこの国家方針は35日かかるようになった。

  • Mackenzie Kingが国家指導者となっている間にこの国家方針を取ると、彼に特性が追加される。

  • この国家方針は民需工場2をもたらすようになった。

  • これはなんだ?

中米の建国可能国家のアップデート

  • 既存の中米の建国可能国家には2つのフォローアップディシジョンが追加され、中核ステートを少し増やせるようになった。まずパナマの統合。

  • ユカタン半島の統合もある。

新たなアメリカの産業企業

  • アメリカにはユニオン・パシフィック鉄道が追加された。

新たな諜報員

  • 「La Resistance」の所有者はアメリカの新たな諜報員、George Musulin・Joe Savoldi・René Joyeuse・Willian G Sebold・Serge Obolenskyを得る。こうした諜報員はさまざまなWar Plansの国家方針でアンロックされる。

Johannes Sigfried Becker

Fritz Joubert Duquesne

  • 新たなドイツの諜報員としては、Erich Gimpel・Johannes Sigfried Becker・Herbert Hans Haupt・Norman Baillie Stewart・Fritz Joubert Duquesneがいる。

Ignatius Timothy Trebitsch Lincoln

John Semer Farnsworth

  • また、日本の諜報員も追加された。Patrick Vaughan Heenan・John Semer Farnsworth・Ignatius Timothy Trebitsch Lincolnだ。

海軍特性の見直し

これまでのもの

アップデート後のもの

  • 海軍特性ツリーについてはよくない点がいくつかあった。まず特定の獲得可能な特性(獲得に特定の行動が必要なもの)がその後の特性を実質的にブロックしていた点だ。特にCruiser CaptainはFly Swatterの獲得に非常に時間がかかるため、獲得に苦労する。
  • さらに、Mine Sweeper・Mine Layerがもっとも顕著だが、ほとんど使われない特性もあった。あまり重視されない分野に特性があっても、そうしたものは使用されない。
  • 私たちは配置を見直し、特性が襲撃・護衛・巡洋艦・空母・主力艦のような役割の順序を持つようにした。また、割り当て可能な特性の経路の数を増やし、実質的に特性がブロックされることは減ったはずだ。機雷に関する特性もひとつにまとめた。

「Trial of Allegiance​」

アマゾン地域の見直し

  • アマゾンの熱帯雨林は地球上でも特に困難な地形であり、戦車で掃討したり、大規模な歩兵部隊を支援するためのインフラを迅速に構築できるような場所ではない。そのためこの土地での戦闘の難しさを表現すべく変更を行った。

  • 上の画像とひとつ前の画像からわかるように、戦闘がほとんど不可能なアマゾンの奥深くは通行不能地域としたが、主要な川の流れに沿って熱帯雨林を貫く道を作り、軍隊が通行できるようにした。

  • これによって自然なチョークポイントができ、面白いゲームプレイを生み出す。しかし、包囲と興味深い機動を可能にするために川沿いに十分なプロヴィンスを残してもおきたかった。こうした変化によってこの地域は困難なものとなったが面白くもなった。地形をうまく利用できるプレイヤーならここでの戦いを楽しめるだろう。例えば、鉄道を使わず川沿いの補給ハブを利用るのは、この地域での成功に大きな違いをもたらす。

  • 空戦をより面白くするために南米上空の空域も分割した。

Peron​

  • みなさんからのフィードバックを考慮した結果、史実ブランチに短い非史実ルートを実装することにした。プレイヤーはアルゼンチンの指導者にJuan Perónを選ぶことができる。これはプレイしたいゲームのタイプに応じて、連合国を支援するか、南米征服に乗り出すかを選択できる。

  • ポートレートもお見せしよう。
  • 私たちはみなさんからのフィードバックに感謝しており、与えられた時間内にすべての変更を実施することはできないが、必要なものを提供するのに最善を尽くしている。

パラグアイとウルグアイ

  • パラグアイとウルグアイにもそれぞれ国家方針ツリーがある。アイコンの多くはプレースホルダーであり、更新される予定であることに注意してほしい。

パラグアイ

  • ゲーム開始時、パラグアイは三国同盟戦争とチャコ戦争によって動揺していた。

  • 1936年2月、Rafael Francoがクーデターを起こし、プレイヤーは彼が政権を握るのを許すか、彼に抵抗するかを選ぶ。彼が政権を握るのを許すと史実ルートに入り、抵抗すれば内戦に突入する。

  • 政権を握ればさまざまな社会主義的・軍事的改革を行える。しかし彼の政権は長続きしなかった。プレイヤーはチャコ地方から撤退しないことでFrancoを政権に留めることができ、第二の非史実ルートにつながる。
  • チャコからの撤退は軍内部の反乱を招き、Higinio Morínigoが政権に就いた。

  • Morínigoは親ナチ的で、警察と軍の一部に第三帝国の象徴を取り入れた。また、民兵と手を結び、政党を禁止し、政権を強化した。この国家方針ルートではFrancoの左派軍事独裁政権からMorínigoのファシスト的・権威主義的軍事独裁政権へと変貌する。

  • このルートでは最終的にファシズムに完全に与することもできるし、非同盟・中立主義のままでいることもできる。パラグアイが枢軸国に接近しなかった大きな理由として、アメリカの直接介入があった。アメリカはパラグアイが参戦しないよう、さまざまな財政的取り組みを行った。ゲームではアメリカの投資を受け入れることによって投資期間中は枢軸国に加われないようになっている。投資に関する国家方針を進めると枢軸国には加われないが、経済には大きなボーナスがつく。

  • Francoがチャコから撤退しないルートではボリビアと戦争することになる。ボリビアを征服し、ペルーやチリに勝利すれば、海岸線を手に入れられる。

  • 最初の非史実ルートである内戦ルートでは、Francoに抵抗することで内戦状態に突入し、陸軍が蜂起する。開戦当初は陸軍が優勢だが、パラグアイ川は優れた防御力をもたらしてくれる。

  • 内戦に勝つには勢力圏内で共産主義国家が生まれるというアメリカの恐怖を利用できる。また、フランスとの結びつきを利用して援助を得ることもできる。もっとも強力なのは海兵隊で、海兵隊で川を渡って内戦に勝つこともできるし、ボリビアに参戦させて三つ巴の戦争に持ち込むこともできる。

  • すべてが終わったらJosé Estigarribia将軍を使って軍を粛清し、国家の支配を固めることができる。これによってAyalaとEstigarribiaの共同統治にもできるし、Estigarribiaに全権を握らせることもできる。国家の再建にはしばらく時間がかかるが、最終的には経済が繁栄することになる。
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ウルグアイ

  • ウルグアイはパラグアイよりも安定しており、経済は急成長を遂げていた。この時期は工業化とGabriel Terra政権の政策が中心となる。

  • 1938年頃にTerraは退陣し、ウルグアイの2大政党であるthe Coloradosとthe Blancosから一方を選択する。いずれも民主主義に沿った政党だ。
  • 民主主義が気に入らない場合はthe Furhmann planを進め、Adolfo Agorioのような扇動家と手を組んでファシストとなり、南米の枢軸勢力のきっかけとすることもできる。このルートは選挙イベントでロックされ、ゲーム開始時から直行できる。

  • もちろんラプラタ沖海戦イベントもある。これは英独の艦船がthe Southern Georgia Seaかthe Argentine Coastに同時に存在するときに発動する。

共有ブランチ

  • パラグアイとウルグアイには共有ブランチがあり、双方のツリーに表示される。征服ブランチではゲーム開始時に小規模な戦争を行うことができる。パラグアイの内戦中にブラジルの一部を征服して迂回することもできる。

パラグアイの場合

ウルグアイの場合

  • ウルグアイもこれを利用できるが、ウルグアイはRio Grande do SulとRegión Mesopotámicaを標的とする。その後、帝国主義に対する十字軍に参加して陣営はないがより多くの土地を中核ステートとするか、あるいはある程度の土地を中核ステートとして陣営に参加できるようにするかを選ぶ。

  • 産業ブランチは主に輸出に注目している。地主を強化することもでき、そうすれば彼らは自動的に経済を改善し始める。このスクリーンショットでは彼らは建造物の追加に熱心なようだ。

  • 研究ブランチでは3-5番目のスロットを獲得できる。それぞれのスロットをアンロックするには工場が必要で、徐々に難しくなっていく。産業に関する国家方針で投資するほど、より多くの民需工場をアンロックできる。そのため、早く研究スロットがほしいなら工業力をいくらか犠牲にする必要があるかもしれない。
  • ウルグアイとパラグアイはこのDLCに含まれる他の国家方針ツリーと同じく、共通の軍事ブランチを利用する。

ウルグアイ

パラグアイ

  • これがふたつの国家方針ツリーの全体像だ。

来週はブラジルの非史実ルートについて。

次回:開発日記2024年2月21日――ブラジルの非史実ルート

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コメント

  1. 一々NFを取っていくのが手間で面倒臭い

    Hoi2の豊富なイベント式の方が面白かった

    • まあNFも適度な量なら悪くはないと思うよ
      非史実ルートにありがちな超大量のNFがずらりと並んでるやつは流石にげんなりするけど…

  2. 海軍スキル手入れてくれるのはありがたい

  3. アマゾンさらに戦いにくくしてどうするんだ?
    現状ですら強襲上陸で踏むだけなのに

  4. むしろ奥地を通行不能地域にして川沿いを移動しやすくするんだから戦いやすくなるんじゃないか?

  5. 史実の諜報員が増えるのはありがたいが、NFで諜報員の枠と共に追加されるのか単に選択肢の中に増えるだけなのかわからない
    というか今の所4人以上増やせるのがイタリアやソ連だけなのは勘弁してほしい

    PvPでガチガチの諜報戦がしたいです…

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