「Europa Universalis IV」開発日記2023年12月19日分が公開されていましたので、その内容をご紹介。今回は1.36と2023年の振り返りについて。1.36リリース後の開発日記です。
前回:開発日記2023年10月24日――「King of Kings」のアートと実績
開発日記
開発日記2023年12月19日分は、1.36と2023年の振り返りについて。
King of Kings
- 先週1.36.2パッチをリリースし、1.36「Byzantium」で報告されていた問題をいくつか修正した。私たちはこのアップデートの安定性と品質に今のところかなり満足しているため、これを最後のパッチにすることを決めた。これは修正すべき問題がないという意味ではないし、新たな問題が発生しないということでもないが、そうしたことには2024年前半に予定している1.37アップデートで対応する予定だ。
- 私たちはイマージョンパック「King of Kings」の評判にかなり満足している。コミュニティが強く求めていた地域で新コンテンツに入れ替えたもので、コミュニティからの直接的なフィードバックやプレイヤー数など複数の側面で反響があったと考えている。中東に特化したコンテンツについてさらなる要望もあったので、2024年には間違いなくそれに取り組むつもりだ。
Domination
- 4月には今年の主要な拡張「Domination」をリリースした。それまでの拡張とは異なり、近代の大国のほとんどに同時に着目したもので、これに向けて私たちは大量のコンテンツを作成した。非常に野心的な1.35「Ottomans」アップデートとともにリリースされ、一度に多く地域やゲームの要素に手を入れたため、バランス調整が特に困難な問題となった。これを認識していたため、私たちはリリース後のサポートを長めに計画し、7月前半までに3つのホットフィックスと2つのパッチをリリースできた。
- それにもかかわらず、「Domination」は私たちにとっては素晴らしいものとなった。というのは、ゲーム内でもっとも重要な国家のコンテンツをアップデートできたためであり、骨が折れたがやりがいもあった。そしてこのDLCを歓迎してくれたコミュニティに感謝しなければならない。これは大成功だった!
Music Packs
- 今年は2つの音楽パックをリリースした。ひとつは無料の「10th Anniversary Community Music Pack」で、Utopiaが作曲、George Hammondがプロデュースした10曲を、ゲーム10周年を記念してリマスターしたものだ。もうひとつは今週木曜日、12月21日にリリースするUtopia’s Holy Roman Empire Music Packで、EU4コミュニティから生まれたものだ。
History Lessons
- 6月にリリースした実験的なDLCは中国と日本のHistory Lessonsだ。ゲーム内プレイヤーから再生でき、「The China History Podcast」のLaszlo Montgomeryと「The History of Japan Podcast」のIsaac Meyerの2名と共同制作し、遊びながら歴史のポッドキャストを聴くという新たな没入体験にアプローチした。
10周年
- 今年はEU4の10周年で、8月にはゲームディレクターのJohanが開発時のことを振り返った。Paradox Tintoのチーム全体にとって、このゲームに取り組めたことは大きな喜びであり、名誉だった。
新たな公式DiscordサーバーとGrandest LAN
- 10周年ということで8月にはコミュニティとの距離を縮めるさまざまな活動を企画した。Discordの新たな公式サーバーを立ち上げ、他のファンや開発者と交流できる新たな場所とした。ポーランドのCzocha城で開かれたGrandest LANではコミュニティがゲームへの情熱を祝うことができた。Turbolarp(注:イベント会社のようです)の友人たちは毎年の素晴らしいEU4イベントを用意してくれた。城にいるプレイヤーのみならず、Twitchで配信を見ている人々も素晴らしく楽しいマルチプレイを体験できた。
- 2023年はEU4にとって特別な1年となった。Paradox InteractiveとParadox Tintoのスタッフ一同、すべてのみなさんに感謝したい。よいお年をお迎えください!
次回の開発日記は2月とのこと。
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