「Crusader Kings III」開発日記#133が公開されていましたので、その内容をご紹介。今回は乳母・通過儀礼・被後見人への影響について。1.9リリース後の開発日記です。
前回:開発日記#132――特性「Eccentric」と養子縁組
開発日記
開発日記#133は、乳母・通過儀礼・被後見人への影響について。
乳母(Wet Nurse)
宮廷の役職「乳母」の候補者を探すディシジョン。
- 乳母は母乳を与える必要がある乳児を世話する女性で、その地位は時代とともに進化し、家族の一部になることもあった。また、大きくなった子供の世話をして影響力のある助言者になったり、第二の母親になることもあった。同じ乳母に育てられた子供同士の間にも強い絆があり、そうした乳きょうだいは血縁のあるきょうだいと同様に扱われた。
子供時代の成長イベントである初めて歯が抜けたとき。
- ゲームでは宮廷の役職として表現され、子供の領主、子供のいる領主、子供を人質に取っている領主は適切な女性を乳母にできる。乳母は宮廷の子供たちに病気に対する耐性をもたらし、幼い子供が初めて言葉を話したり、初めて歯が抜けたりといった子供の成長における節目を雇い主に知らせる。
宮廷の役職「乳母」のツールチップ。
乳母の適性のツールチップ。
- 乳母になれるのは特に高貴な生まれではない有能な女性だ。歴史的に乳母になるのは宮廷にいる平民であり、夫を亡くした母親や別の収入源を必要とする女性だった。(注:説明では不明瞭だが、上の画像では平民であることが条件に入っているように見えないので、ゲーム上は貴族出身でもなれる?)
通過儀礼(Rites of Passage)
ディシジョン「通過儀礼」の画面。
- このイベントパックでは子供に注目することの一環として、彼らが成人する瞬間にも注目している。世界中のさまざまな儀式を調査・統合し、もっとも共通したり興味深い儀式を選び、表現した。
通過儀礼である火の浄化の儀式。
- 起こり得る儀式
- Duel:既存の決闘戦闘システムを使用し、子供は同じ文化の大人と戦わなければならない。
- Scarification:顔に傷をつけ、特性「Scarred」を得る。
- Seclusion:旅システムを使用し、子供は一人で荒野に出かけ、より賢く世慣れて戻ってくる。
- Hair-shaving:イスラーム教のhalqのように、子供は大人になるために髪を犠牲にする。
- Elemental Cleansing:水か火の洗礼を受ける。
通過儀礼のセットアップイベント:儀式の選択。
- このディシジョンは領主である部族の若者・親や、人質の養育者は誰でも利用できる。行える儀式は3種類あり、領主の文化の気風によって決まる。儀式はそれぞれ子供の性格やスキルなどに異なる影響を与える。
被後見人の性格に与える後見人の影響
交流「Influence Ward’s Personality」に成功した場合の例。
特性「callous」について交流「Influence Ward’s Personality」に失敗した場合の例。
- 後見人は自分の性格特性をひとつ選び、それを被後見人に押し付ける交流を行えるようになる。これはプレイヤーだけでなくAIの後見人も利用するため、後見人は賢く選ぼう。また、この交流は人質の養育者も利用でき、子供の人質に影響を与えることができる。
交流「Influence Ward’s Personality」の画面と受容度のツールチップ。
- 結果は子供が決めるが、被後見人が後見人に似ているほど洗脳が成功する可能性は高くなる。
- 上記の機能はすべてイベントパック「Wards & Wardens」に含まれる。
来週はリリース前最後の開発日記で、アートとアニメーションについて。
2023年8月15日追記:開発日記#134はアートについてのものとなっています。当サイトでは記事にして紹介しませんので、気になる方はスレッドを直接ご覧ください。
2023年10月12日追記:開発日記#135は「Wards & Wardens」と1.10.0のパッチノートです。当サイトでは記事にして紹介しませんので、気になる方はスレッドを直接ご覧ください。
コメント
後見人の性格を押し付けるイベントは子供1人の人生で1回限りなんだろうか。
それとも後見人を変えればまた起せるのだろうか。
後者なら成人直前に後見人を自分に変更して、そのイベントだけ行う事も出来そうだが。
押し付けは必ず起こるって書いてないし、仮に何回起きても需要度のツールチップに後見人のオピニオンが影響する表示あるから、すげ変えたばっかりの後見人からは簡単に押し付けできんようになってるんとちゃうか。